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2021年2月18日更新

[続・働き方ラボ]夫婦で話そう育児・家事

文・比嘉華奈江[21]
働き方が変化し、子供たちの保育園の送迎や、家事に関われる機会が増えた方も多いのではないだろうか。先日、とある企業でのオンライン研修で、育児真っただ中の男性が「共働きにもかかわらず、これまで子供の送迎や夕食作りなど、全て妻に任せっきりだった。自分がやってみて、これは大変だと痛感した」とおっしゃっていた。

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夫の育児は1日1時間余

日本では、子どもがいる世帯の夫が家事や育児にかける時間は1日平均1時間23分で、他の先進国の3時間前後と比較すると、とても短い。子育て期にある男性が、長時間労働や休暇が取りづらいといった仕事優先の働き方を続けることにより、家事や育児の時間が十分に確保できないという問題があるのだ。そしてそれは、少子化や女性のキャリア形成にも大きな影響を与えている。



退職理由の1位「体力持たない」

内閣府の調査では、女性が育児と仕事の両立が難しかった理由の第1位は「自分の体力が持たなそうだった(もたなかった)」というものだ。女性が仕事と育児を両立しながら活躍するには、夫婦で育児、家事を担うことが重要なのだ。仕事と育児を両立させながら、どうキャリアを積んでいくかについて、女性自身が、まずよく検討することが最も大事で、自分がどうしたいのか? 目の前のことだけでなく、ちょっとだけ自分の5年後や10年後を俯(ふ)瞰(かん)してみて、人生キャリアを考えてみてほしい。それをイメージしてから、夫婦でコミュニケーションを取ることが大事である。

例えば、育児休業取得時期や期間をどうするか、保育園の「送り・迎え」はどうするか、子どもが病気の時にはどう対応するのか、毎日の家事は?など、相手のキャリアや人生イメージも聞きながら、一人だけで担おうとせずに、夫婦で働き続けられるような、分担の在り方をよく話し合い、考えることがとても重要になる。分担について会話をしている夫婦ほど「配偶者やパートナーとほぼ半々に育児を分担できている」、「育児が生き方に良い影響を与えている」ということも、データから明らかになっており、女性の就業率も高いのだ。

自分はどうありたいか?

去年、県内の大学や専門学校で、学生向けにワーク・ライフバランスの講義を行う機会を頂いたのだが、結婚前に、ぜひこのような事を話してみるのをおすすめした。話をしてみることで、どんな価値観を持っているかを互いに知り、共に歩んでいけそうかを考えるチャンスになるのではないかと思う。

就職がゴールではなく、キャリアは一生続くので、まずは「自分はどうありたいか?」という軸を持つことが大切だし、変化の激しい時代では、自己研さんを積んで、スキルを身につけていくことや周りの人々と協力しながら、キャリアを築いていくことが、望むワーク・ライフバランスの実現にもつながるのではないかと思う。

結婚前に話すチャンスが無かった人は、結婚後や妊娠中、そして第2子出産前などのタイミングを、ぜひ逃さずに、話してほしい。自分たちの幸せを自分たちで創る一歩となるはずだ。

夫婦の会話を大切にしていた、そんな私も、かつて育児と仕事の両立が、なんでこんなに苦しいのだろうと、つらい時期があった。夫婦だけでは解決できないことがあるのもまた事実だ。育児と仕事の両立や働き方改革は社会課題なのだ。だから、一人一人が関心を持ち、ガラッと働き方や価値観が変わっている、この時代変化から学んでいけば、日本はもっと生きやすい社会になるのではないだろうか。




ひが・かなえ
(株)Life is Love代表。日本教育推進財団認定コミュニケーション・トレーナー。2児の母。客室乗務員を14年務め2012年起業。経営戦略や働き方改革・チームビルディングなどの組織活性から人事評価制度や賃金制度構築までコンサルティング。

http://www.lifeis-love.com/

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『週刊ほ〜むぷらざ』続・働き方ラボ[21]
第1750号 2021年2月18日掲載

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この記事のキュレーター

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比嘉華奈江

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株式会社Life is Love代表
日本教育推進財団 認定コミュニケーション・トレーナー
14年間の客室乗務員経験を経て、2012年起業。
経営戦略構築・働き方改革・チームビルディングなどの組織活性化コンサルティングから
人事評価制度や賃金制度を構築していく労務コンサルティングまでを
ワンストップサービスで提供。また、元客室乗務員メンバーから成るチーム「PLUS+」の総括も担当。
”価値をプラスする印象づくり”をテーマに、印象戦略支援や沖縄観光の価値の向上をお手伝い。

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