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2020年12月17日更新

[続・働き方ラボ]子育てと仕事、両立するには

文・比嘉華奈江[19]
弊社が働き方改革の推進でお手伝いしている県内の認可保育園がある。先日、園長先生からうれしい一言があった。「パートタイマーで働いている先生の一人から、今の園の状況なら、私も正職員として、働きたいです。という声があったんです」というもの。

自分はどんな生き方をしたい?

弊社が働き方改革の推進でお手伝いしている県内の認可保育園がある。先日、園長先生からうれしい一言があった。「パートタイマーで働いている先生の一人から、今の園の状況なら、私も正職員として、働きたいです。という声があったんです」というもの。

その園では、保育の質の向上、コミュニケーションの強化、そして正職員の先生方の時間外労働の削減や、多くの保育園で課題となっている休憩時間の確保など、さまざまな工夫をしながら取り組みを進めている。人材の確保が課題である保育業界で、そのような声があがったのは取り組みの成果の一つで、とてもうれしいと話していた。

第1子の出産で半分が離職

統計によると、出産を機に離職する女性は有職者全体の46.9%=下グラフ参照。生き方が多様になった今、働き方も多様になっているので、もちろん働き方の選択も自由だ。だが、「出産後もここで正社員として働きたい(働いてほしい)」と会社と個人の双方が思っているが、何らかの事情で働き続けられなかったとしたら、本当にもったいない。

育児と仕事の両立をしていくために、会社ができること、そして個々人ができることを、改めて考えてみたい。



ロールモデルがいるか

まず会社としては、育児休業制度や子の看護休暇制度などを整えることも必要だが、それ以上に大事なのが、制度を実際に活用しながら、働き続けているモデル(手本となる人物)が複数いるか、ということだ。社内のロールモデルは、多ければ多いほど良い。

女性の役員登用などでもそうだが、「あの人だからできる」と言われることがよくある。しかし、「あの人もあの人も全然違うタイプでキャリアの築き方も違う。だけど、働き続けて活躍しているよね」という人が社内に複数いると、「わたしはAさんを目指そう」とか「わたしはBさんを目指そう」などのように、選択肢が増え、未来が描きやすい。

逆に「辞める」という選択をすることが多いのは、どんな時か。例えば、選択肢が無いと思う時、育児か仕事かのように二者択一を迫られた時、そして、今の延長線上に未来が描けなくなった時、自分ひとりで切り開かねばならないほど負荷がかかり過ぎる時、なのかもしれない。どんなライフステージでも働き続けるために、何より大切なのは、先ほどの保育園のように、組織全体で定時に帰れるような働き方に変えていくことだ。



周囲に相談してみよう

個人ができることは何だろうか。ロールモデルが社内にいなくても、自分自身の「こうなりたい」という人がいればいい。一人でなくても良いので、仕事面はこう、母親としてはこんな感じ、と、自分の中で具体的に思い描ければいいのだ。

また、働くお母さんたちの声を聞いていると、「相談してみよう」という選択肢を自分で手放してしまっている人も多いように思う。「これは女性の役割」「母親でなければならない」「夫と子どもだけでは無理だ」「時短勤務の私が言ってはいけない」。そう判断してしまう前に、まずは家族や職場の仲間たちに、相談してみてはどうだろうか。

そのためにも、自分の心が求めているものを自分自身で知ってほしい。育児を通して自分の中で優先順位が変わることはよくあるのだが、そんな変化も自分で感じながら、わたしはどんな事を求めているのか? どんな生き方をしたいのか? 自分自身を探ることは、実は母親だからこそ、大事なのではないだろうか。

子どもたちや家族、夫へ「わたしはこんな仕事をしていきたい。こんなふうに生きていきたい。みんなのことももちろん精いっぱい応援するから、お互いに希望をかなえあっていこうね」。そう言えるって、すてきなことではないだろうか。女性として、人として、子どもの一番身近なロールモデルでもあるのだから。




ひが・かなえ
(株)Life is Love代表。日本教育推進財団認定コミュニケーション・トレーナー。2児の母。客室乗務員を14年務め2012年起業。経営戦略や働き方改革・チームビルディングなどの組織活性から人事評価制度や賃金制度構築までコンサルティング。

http://www.lifeis-love.com/

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『週刊ほ〜むぷらざ』続・働き方ラボ[19]
第1741号 2020年12月17日掲載

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比嘉華奈江

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株式会社Life is Love代表
日本教育推進財団 認定コミュニケーション・トレーナー
14年間の客室乗務員経験を経て、2012年起業。
経営戦略構築・働き方改革・チームビルディングなどの組織活性化コンサルティングから
人事評価制度や賃金制度を構築していく労務コンサルティングまでを
ワンストップサービスで提供。また、元客室乗務員メンバーから成るチーム「PLUS+」の総括も担当。
”価値をプラスする印象づくり”をテーマに、印象戦略支援や沖縄観光の価値の向上をお手伝い。

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