[彩職賢美] 株式会社ロワジール・ホテルズ沖縄 ロワジールホテル & スパタワー 那覇 総支配人の武田寛枝さん|ホテル未経験で総支配人に挑戦|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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2020年12月10日更新

[彩職賢美] 株式会社ロワジール・ホテルズ沖縄 ロワジールホテル & スパタワー 那覇 総支配人の武田寛枝さん|ホテル未経験で総支配人に挑戦

仕事は私にとって自己実現や成長の場。ホテルの総支配人を任せてもらえることに感謝しています。ホテル業界は未経験ですが、広告の営業担当として数多くのホテルや温泉宿を見てきた経験を生かせると考えています。現場のスタッフの話を聞き、共に汗をかきながら、お客さまに喜んでもらえるホテルを作り上げるのが私の目標です。

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現場と汗し、より良いホテルに

株式会社ロワジール・ホテルズ沖縄
ロワジールホテル & スパタワー 那覇
総支配人
武田 寛枝
 さん

接客や営業経験を生かす
仕事は「自己実現の場」


2020年12月から「ロワジールホテル & スパタワー 那覇」で初の女性総支配人として新たな一歩を踏み出した武田寛枝さん(47)。「地元の方々に愛されているホテルを任せてもらえることに感謝しています」と笑顔を見せる。

ホテル業界は未経験。しかし、10年以上、提案型の広告営業を担当し、数多くの県内外のホテルや温泉宿、そしてその責任者たちを見てきた。「お客さまにサービスを提供するホテル業に興味を持ちました。不安よりも新しいことに挑戦したいという気持ちの方が大きくて。失うものは何もない! と思って飛び込みました」。取引先との打ち合わせ時には、自らお茶を出し、荷物の預かりを確認。さっぱりとした話し方とは対照的な細かな気遣いが感じられる。

目指すのは、フロントやレストランなど現場のスタッフと共に汗を流せる総支配人。「肩書を聞くと、近づきがたいイメージですが、私が偉いわけではありません。単なる役割です」。そうきっぱり言い切る。「ホテル業界未経験だからこそ、ホテルのプロとして働いてきたスタッフの声を大切にしたい。そして、ホテルのことをしっかりと把握できる人でありたいんです」

入社後、会社に頼んだのは実際に現場のスタッフとして働くこと。「プールの監視員や、スパの受付係、レストランでの調理、客室清掃など全ての業務を経験しました」。その中で気づいたことはノートにびっしりと書き留められている。「現場の仕事が分かれば、スタッフが忙しいときに手伝うことができる。全スタッフと力を合わせて、より良いサービスを提供できるホテルを作り上げるのが目標です」


20歳と19歳の娘を持つ母でもある武田さん。出産を機に専業主婦を経験したが、「働くことが好き」だった。30歳でキャリアを再開し、県外で広告営業として奮闘したのは子育てまっただ中の時期。「時短勤務なんてない時代。出勤前に夕食の準備をして、帰宅後は子どもを寝かしつけてから仕事をすることもあった。夫と家事や育児を分担して乗り越えました」

8年前、夫を亡くしたのが1番苦しかった時期。「前職で沖縄への転勤が重なり、仕事が忙しかったことで悲しみを紛らわせました。娘たちを育てられたのも、収入があったおかげ」。仕事の大切さを実感した。

自身にとって、仕事は自己実現や成長の場。相手の要望に応えることができなくても、可能な限りの提案を行う「セカンドチョイス」の考え方は、空港で航空券の発券業務や荷物の預かりなどを担当するグランドホステス時代に学んだ。営業時代に身に付いた「相手が求めていることを察する力」は今の自身の強みだと感じている。

「仕事はご縁。私が担当するからには、当ホテルを選んでくれたお客さまに後悔はさせません」。堂々とした振る舞いで相手に安心を与えることも意識していることの一つだという。仕事での失敗は数知れず。「失敗を乗り越えるということは、落ち込んだ後に自分の気持ちとどう折り合いを付けるかだと思います。私は年齢を重ねるごとにうまくなりました。反省は必要ですが、切り替えて前を向かなければなりませんから」

毎朝の日課は、ネットの宿泊予約サイトで、同ホテルの評価や口コミを確認すること。「口コミは改善点を見つけるヒントになる。前職で予約サイトの営業をしていたからこそ、口コミの重要度やその生かし方、サイトの活用法が分かる。今までの経験をこれからのホテル運営に役立てていきたいです」

何度も宿泊してくれるリピーターへのサービスの充実、ホテル内施設の修繕、同ホテルならではの空間作りなど、やりたいことは山ほどある。「性別を重視するわけではありませんが、女性ならではの視点やアイデアを取り入れるために、女性の管理職を増やすことにも力を入れます」

2年後には創業30周年を迎える。「全スタッフ一丸となって、もう一段成長したロワジールホテルを作り上げ、皆さまにお見せしたいです」。武田さんの新たな挑戦は始まったばかりだ。


 娘や母との旅行が楽しみ 

娘、母と親子3代で北海道を楽しんだ(武田さん提供)


娘たちと訪れたフランスの観光地(武田さん提供)


毎年必ず行く家族との旅行が一番の楽しみ。2人の娘とは大阪や石川、福岡など国内のほか、フランスにも訪れた。仕事では数多くのホテルや温泉宿を見てきたが、「観光できる時間がたっぷりある家族旅行は違う楽しさです」と笑顔を見せる。

母と過ごす時間も大切にしており、大分や北海道など一緒に行った旅行は良い思い出。「母が元気なうちに、いろいろな場所に連れていきたい。時間が許す限り、親孝行をしたいです」。今後は北海道の流氷を見に行くのが楽しみだという。


問い合わせ先/ロワジールホテル&スパタワー那覇 
098(868)2222


 仕事のスピードも強みに 

武田さん提供

2017年から今年3月まで、前職でキャッシュレス決済を普及させる国の事業に携わっていた武田さん。イベントに参加するなど=写真、精力的に活動した。「短期間でキャッシュレス決済を周知させることの難しさを実感しました」と振り返る。



プロフィル
たけだ・ひろえ
1972年、浦添市出身。東京都の専門学校卒業後、株式会社エアー沖縄(現ANA沖縄空港株式会社)でグランドホステスとして勤務し、27歳で退職。2003年から株式会社リクルート(現リクルートホールディングス)でホテルや温泉宿の広告に携わる。13年から17年まではリクルートライフスタイル沖縄の代表取締役社長を務めた。20年12月1日から現職。

今までの彩職賢美 一覧


撮影/比嘉秀明 文/比嘉知可乃
『週刊ほ〜むぷらざ』彩職賢美<1372>
第1740号 2020年12月10日掲載

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この記事のキュレーター

スタッフ
比嘉知可乃

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新人プランナー(企画・編集)
1990年生まれ、うるま市出身。365日ダイエット中。
真面目な話からくだらない話まで、「読んだ人が誰かに話したくなる情報」
をお届けできるように頑張ります!

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