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2020年11月12日更新
[うちのこ自慢]クルミと下地夫妻
[うちのこ自慢 vol.20]
ゴールデンレトリバーのクルミ(メス・8歳)は人と触れ合うのが大好き。下地秀樹さん、ナホさん夫妻と暮らしながら、土曜日は宜野湾市にある紅型のオリジナルブランド直売店「紅琉」で過ごし、元気を取り戻している。
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先代犬のペットグッズの作成がブランド立ち上げのきっかけだったという下地さん。現在はクルミが来店客と触れ合い人気者に=紅琉(宜野湾市)
触れ合い 元気の源
県外で繁殖犬として生きてきたクルミ。飼育放棄され、今年5月、保護団体を通じ、下地夫妻の元へやってきた。
当時のクルミは「食べることへの関心がなく、散歩、おやつ、テレビなど、何もかも初めてでビビりまくり。耳のカビ、歯周病、10分も歩けない筋力低下など、長期間、閉鎖的空間で生活してきた様子が伝わった」と目を伏せる。
現在も病院通いは続いているが、下地夫妻から注がれる愛情によって健康状態は改善。表情も変わってきた。「新しい生活に安心したら甘えん坊になり、いたずらしたり、犬らしいことをするようになりました(笑)。筋力も少しついて、今は走ったり、車に自分で乗ることができるようになったんです」と喜ぶ。
おとなしい性格で人と触れ合うことが大好きなクルミは、子どもから高齢者まで、自宅でも店でも「クルミ目当てで来る人がいる」ほど人気者だ。体調が良ければ土曜日にはクルミも一緒に出勤。「人から愛情をいっぱいもらってほしい」と夫妻は願う。
「ペットは一生、面倒を見るという覚悟がないとダメ」ときっぱり。「シニア犬なら性格や相性が最初から分かるので、初めてペットを飼う人でも飼いやすいし、ペット保険で医療費の対策も取れる。シニア犬の魅力を知ってほしい」。里親探しが難しいとされるシニア保護犬の支援が広がることを願う下地さん。クルミと過ごす日々の幸せが、その思いを強くする。
優しい先輩&仲良し
同じ犬種の先代犬とも暮らしてきた優しい性格の猫・クマは、遠慮深いクルミを1日で受け入れ、新生活を順調にスタートできた
下地家には他にも保護猫が3匹いて、クルミとも仲良く暮らしている。上からタビ(3歳)、クマ(11歳)、シマコ(3歳)
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ミント(右)とチャンミ
仲良しの2匹です。比嘉(沖縄市)
種類・キジトラ
セナ
トリミング後にニコニコ※(注=は「ハート」)大好きだよ~!chia(糸満市)
種類・シーズー、トイプードルのミックス
『ペットの写真募集』
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取材/赤嶺初美(ライター)
『週刊ほ〜むぷらざ』うちのこ自慢<20>
第1736号 2020年11月12日掲載
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