おしゃれ
2018年3月2日更新
おしゃれなお部屋図鑑|MARTAC(宜野湾市)
週刊タイムス住宅新聞に掲載されているオシャレなお部屋図鑑vol.44。
ビンテージスタイルハワイアン/リビングルーム
ビンテージスタイルハワイアン/リビングルーム
布と木質で雰囲気さまざまに
上質なハワイアン空間
宜野湾市大山にある「MARTAC」は、自社でデザイン・製作したレトロハワイアンな家具のほか、ビンテージの装飾品なども販売するショップ。店内には、多彩なスタイルのレイアウトが展示されている。
植物がモチーフのハワイアンファブリックを大胆に使った、リビングやダイニング用家具などを展示販売している同店。それぞれのレイアウトには華やかながらも、洗練された雰囲気が漂っている。
「ハワイアンテイストを上品にまとめるには、ファブリックを主役に木材はシンプルな色や木目のものを選ぶのがコツです」と、アドバイスする石井信也オーナー(45)。
50~60年代にカリフォルニアで生まれたポリネシアン風の「TIKI」バーのインテリアに影響を受けたという石井さんは、家具の素材やデザインに当時のテイストを色濃く反映させているという。
「ハワイアン家具によく用いられる木材は、アカシアやマホガニーやラタン類。材色や木目の違い、ファブリックとの組み合わせで、雰囲気がガラリと変わりますよ」
また、壁にビンテージのデザインポスターを飾るなど、豪華な品を1点だけプラスするのもおすすめ。上品さのなかにレトロ感が加味され、センスある空間になるそう。
アカシアウッドのカービングソファ
黄色がかった木の色と虎目と呼ばれる木目が特徴のアカシアウッドを使ったリビングセットの一例。明るめの木やソファサイドの透かし彫りで全体的に華やかな印象になる。背後のランプや棚に飾ってあるビンテージの装飾品で空間にレトロ感もプラスされている。
ポイント
マホガニーソファ
赤みがかったマホガニーウッドを使ったソファは、浮き彫りのアンスリウムのカービングと色のトーンが控えめなファブリックを組み合わせたもの。全体的に1920~40年代のクラシカルなテイストを意識した、落ち着きのあるリビングセットになっている。
ポイント
ラタンソファ
40~60年代には、ポップな色柄のファブリックとの組み合わせが人気だったというラタン製のハワイアン家具。写真はアロハシャツブランド「アロハブロッサム」の現代風なファブリックを合わせたソファ。木の種類や布の色柄で全体の雰囲気がガラリと変わる。
石井さんセレクトの生地
ファブリックでインテリアをトロピカルに
気軽にハワイアンテイスト
日本ではトップクラスのハワイアンファブリックの品数を誇る同店。ハワイから直輸入する厚手の家具用クロスのほか、ビンテージ生地やデザイナーズコラボの柄まで豊富にそろう。
「イスの座面やカーテン、壁の装飾などにハワイアンファブリックを取り入れるだけでも気軽にトロピカルな雰囲気が作れますよ」と石井さん。色や柄も多彩に用意しており、好みに合わせたチョイスが楽しめそうだ。
[DATA]
ハワイアン家具 MARTAC[マータク]
沖縄県宜野湾市大山1-5-18(地図)
098-975-7873
営業時間/正午~午後7時
休 日 /不定休
駐車場 /1台
[http://martac.com/]
[Instagram]
FB、Instagram:「ハワイアン家具マータク」で検索
取材/藤井千加(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1678号・2018年3月2日紙面から掲載