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2022年2月3日更新
[沖縄]続々登場!変わり種自販機
長引くコロナ禍もあり、非対面・非接触での販売に注目が集まっている。近年は、手作り料理やスイーツにPCR検査キットと変わり種の自販機が続々と登場。その中から目を引く自販機をピックアップします。
魚や肉料理など多彩に
おつまみ用に馬刺しも販売。自動販売機に描かれたユーモラスなイラストは店主の娘さんの友人によるもの左上は干しイカ(1000円)、右上はイカ墨汁(1000円)。下は魚フライ(500円)
奥武島特産干しイカを販売
南城市の奥武島で海鮮丼などを販売している「魚めし屋(たいら鮮魚店)」は、奥武島特産の干しイカをはじめ、イカ墨汁、魚フライなどの冷凍パックを店舗前の自動販売機で販売している。店主の平良綾乃さんは「食材は漁師をしている夫が取った海産物を使っています。干しイカのシーズンは夏から秋ですが、年間を通して提供できるようにストックを確保しています」と話す。
店主の平良綾乃さんは「近々、冷凍車による移動販売も予定しています」と話す
■南城市玉城奥武196
☎070・5693・1255
販売機限定メニューの「シューマイ」(6個入り500円)などもあり全9種の料理が並ぶ
居酒屋メニュー豊富に
沖縄市の県道85号沿いにある串喝酒場「ちゃうちゃう」。店の前にある自販機では、居酒屋メニューが買える。店の人気メニューの「どて焼き」(400円)や「ガーリックシュリンプ」(8尾1000円)などが並ぶ。料理長の島元樹さんは「利用者が飽きないよう、定期的に新メニューを追加するようにしています」と言う。朝昼晩の食事のおかずにしたり家飲み用にと利用者も多い。
「串カツ専門店なので今後は、串カツも自販機のメニューに加えたい」と島料理長
■沖縄市松本850-1
☎098・934・4194
定番の「冷凍餃子にんにく」(12個入り)をはじめ、女性に人気の「冷凍餃子しそ」(10個入り)、子どもたちにも食べやすい「冷凍餃子チーズしそ」(10個入り)など5種類。各500円
パッケージがかわいいと好評で、お土産に購入する人も多い
手作り冷凍生ギョーザが人気
嘉手納町屋良にあるラーメン店「さしだ商店」。同店の駐車場の一角にある自販機では、国内外でラーメンやギョーザづくりの腕を振るっていた店主による、本格派の冷凍生ギョーザが購入できる。
店主の佐次田禎さんは「手作りのあんを皮に乗せ、手巻きで1個ずつ包んだこだわりの品。24時間、365日購入可能なので、多くの人に味わってほしい」と力を込めた。
「販売機には、おいしいギョーザの作り方が見られるQRコードも貼っているので参考に」と店主の佐次田さん
■嘉手納町屋良969-1
☎050・1098・9228
ほかにも「めんたいもずく3連パック」と「万能めんたいこ100㌘」のセット(1000円)を販売
手前左は「沖縄県産辛子めんたいこ」、右は「万能めんたいこ100㌘」。奥は「めんたいもずく3連パック」
こだわりの県産めんたいこ
めんたいこの製造販売を手掛ける「沖縄やまや」(豊見城市)は、店舗前の自動販売機で「沖縄県産辛子めんたいこ」(1000円)などを販売。代表取締役の山脇実利さんは「福岡県にあるめんたいこ生産大手のやまやコミュニケーションズの技術を引き継いだ確かな品質。調味料に泡盛やシークヮーサーを使い、沖縄の食文化に合う辛さに仕上げているのが特徴」と説明する。
「お求めやすいよう、県内各地に自動販売機を設置していきたい」と、代表取締役の山脇実利さん
■豊見城市伊良波556-4
☎098・840・6310
自動販売機は当たり付きで、当たりが出るとサイコロステーキなど各種商品を店舗で引き換えできる
人気商品のリブロース(下)とやぎ刺し
専門店の肉をお手頃価格で
食肉全般を扱う「フレッシュミートオオシロ」(那覇市)は、本店前に冷凍肉の自動販売機を設置。リブロース(200g×2、1000円)や、焼き肉セット(ハラミ・ロース・カルビ計600g、2500円)、やぎ刺し(80g、900円)など8種類ほど販売し、冬場には鍋用の肉も用意している。代表の大城奨二さんは「専門店の厳選した上質なお肉を手頃な価格で提供しています」と話す。
代表の大城奨二さんは「食卓で利用しやすいよう商品のラインナップを増やしていきたい」と話す
■那覇市壺屋1-6-9
☎098・863・9202
甘党におすすめスイーツ
「かぼちゃプリン」のほかにも「パンナコッタ」(350円)や焼き菓子「黒糖スノーボール」(350円)もファンが多い
左から時計回りに「かぼちゃプリン」「パンナコッタ」、焼き菓子「黒糖スノーボール」
なめらかかぼちゃプリン
東村慶佐次にある「Cafe帆風」の駐車場の一角に立つ自販機では、栄養士でもある店主が考案した手作りスイーツが買える。一番人気の「かぼちゃプリン」(350円)は地元、東村産のかぼちゃを使い、香り高くなめらかな味わい。多いときで、1日50個ほど売れているという。店主の島袋美香さんは「ドライブがてらにでも寄っていただき、味わってほしい」と呼びかける。
店主の島袋美香さん。「売り切れの場合はご了承ください。また、大量購入の場合は、事前に連絡を」と話す
■東村慶佐次758-104
☎0980・43・3277
プレーン味のほか、チョコ・抹茶・黒糖・紅芋味があり、各150円で販売
プレーン味のドーナツ
農家直送の卵でドーナツ
養鶏を営む「見奈須フーズ」(南城市)は、養鶏場の前にドーナツの自動販売機を設置している。同社が経営しているスイーツの店「らんらん家」(与那原町)で作られていて、代表取締役の宮城哲治さんは「水や飼料にこだわって大切に育てた鶏の朝採り卵を使い、油で揚げずに仕上げたドーナツです」と説明する。卵の自動販売機も併設している。
「朝採れた新鮮な卵を使ったドーナツです」と、代表取締役の宮城哲治さん
■南城市大里平良2388
☎098・946・6443
飲食物のほかにも
キットは多いときで1日100人以上の購入者がいるという
価格は、県内在住者は3500円、県外在住者は8500円
自分で手軽にPCR検査
宜野湾市社交飲食業協会の事務所前に設置されている「PCR検査キット」の自販機。自分で手軽に検査でき、利用者も急増している。同会会長の仲松友幸さんは「検査を受けたくてもなかなか受けられない人たちの手助けになれば」と話す。検査の流れは、キットを購入後、説明書に付くQRコードをスマートフォンで読み込み名前などを入力、運転免許証などの写真も添付して登録し、唾液を自販機の横の回収箱に投函する。月~金曜の午後2時までに投函すれば、その日の夜か、翌日に検査結果がメールで通知される。
「キットは24時間購入可能。会社や家族の分など、まとめ買いする方も多いです」と仲松会長
■宜野湾市普天間2-4-7
☎098・892・2376
編集/安里則哉、池原拓
『週刊ほ〜むぷらざ』毎週木曜日発行
第1800号 2022年2月3日掲載
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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。