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2022年11月17日更新

[沖縄]尿の困りごと③ 閉経前後から始まるGSM|身近な病気もっと知ろう 家族の医学手帳(102)

家族の健康が気がかりな「ほーむさん」が専門のドクターを訪ね、気になる病気について聞くこのコーナー。中高年女性に多い尿の困りごとにスポットを当て、日本泌尿器科学会の専門医である町田典子先生に話を聞きます。今回のテーマはGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)です。

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外陰部の乾燥、膀胱炎、尿漏れも
尿の困りごと③

 泌尿器科または婦人科へ! 
Q1 GSMとは?

女性ホルモンの分泌が減少する閉経前後から、GSMが発症します。主な症状としては、外陰部の肉づきが痩せて小さくなったり、女性器の粘膜の部分に潤いがなくなって乾燥しやすくなったり、膣が萎縮してくる場合もあります。これらの部分に炎症が起こりやすくなり、痛みやかゆみを感じることもあります。

その結果、尿に関わるトラブルでいえば、粘膜が薄くなって膀(ぼう)胱(こう)炎をくり返したり、膀胱が広がりにくくなって頻尿になったり、我慢しにくくなって尿漏れを起こしやすくなります。

また、おりものが減る・分泌されない、おりものの臭いが気になる、膣の入り口が狭くなる、性交時に痛い・ぬれにくい、性交時に感じにくい・感じないといった、女性特有の症状も目立ってきます。
 

Q2 どうやって治療するの?

まずは外陰部に乾燥や炎症がないかを診察し、必要に応じて検尿や超音波エコーなどの検査も行います。そして他の病気ではなく、GSMだと診断したら、症状に合わせた治療を行います。

外陰部や粘膜の乾燥には保湿剤を処方します。ホルモン剤による治療としては、膣に入れる錠剤や局所への外用薬など、局所への投与が効果的だとされています。また、県外では、局所にレーザーを照射する治療なども行われています。

尿に関する治療としては、GSMの治療とあわせて、膀胱炎には抗生剤の服用、頻尿や切迫性尿失禁の場合は内服薬と同時に、尿を我慢して膀胱の容量を増やすトレーニングや、骨盤底筋体操も行います。

Q3 自分でできる対策は?

外陰部や粘膜を乾燥から守るために、入浴後は必ず保湿剤でケアしましょう。体温よりも高いお湯に長時間つかったり、毎日の入浴時に外陰部をせっけんで洗い過ぎるのも、乾燥の原因になります。トイレでは、排尿後にゴシゴシ拭いたり、排便後だけではなく排尿後も温水洗浄便座で洗うのはNGです。性交痛がある方は、潤滑ゼリーやローションなどを使い、外陰部や粘膜を守ることが重要です。GSMの症状が思い当たる方は、ぜひ泌尿器科か婦人科を受診してください。

次回は骨盤底筋トレーニングについて聞きます。



◇       ◇       ◇
 


町田典子さん/まちだ泌尿器科クリニック院長 医学博士
まちだ・のりこ/琉球大学医学部医学科卒。日本泌尿器科学会専門医。琉球大学医学部附属病院、那覇市立病院、中頭病院、中部徳洲会病院などを経て、2021年12月にスタッフが全員女性のまちだ泌尿器科クリニックを開業。


まちだ泌尿器科クリニック
電話098-921-4145
沖縄市美里仲原町28-18

文・堀基子(ライター)
『週刊ほ〜むぷらざ』 家庭の医学手帳<102>
第1841号 2022年11月17日掲載

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