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金城真知子

2020年2月17日更新

子どもの習い事について…親の期待とは裏腹に|金城真知子のコラム

3人の子育てワーキングママ金城真知子が綴る「ホッとする沖縄時間」を綴ります。(vol.17)

子どもの習い事について…親の期待とは裏腹に

〜〜 子どもに習い事をさせたい親心 〜〜
幼児期や小学生の低学年くらいになると、親としては「何か習い事をさせてあげたいんだけどな〜」という気になってくる。
身体作りのスイミングや沖縄らしく琉舞に空手、または勉強系のそろばんや英会話などなど、何かしらわが子の才能を伸ばしてあげたいと思うのが親心かと思うのだが…実はわが家の子どもたち、習い事が全然続かない。
「習い事を続けられない」なんて、なんだか恥ずかしい気にもなってくるのだが、わが家のように「なぜか続かなくって…」と悩んでいる親御さんもいらっしゃるハズ! と勇気をもってコラムにつづってみる事にした。

〜〜 小学3年生 長女 編 〜〜
3人兄弟、真ん中の長女は「作る事」が大好き!
手芸が好きで、友達用にポーチを作ってはプレゼントしたり、実家にお泊まりするとお婆ちゃんと一緒にスコーンを焼いてスイーツのお土産をくれる。段ボールが人形のお部屋に変わったり、使えそうな材料を見つけては物作りに反映させるクリエーティブな子。なのでテーマは「創作」。
ちょうど3年生になったタイミングで「こども美術教室」を見つけ、入る事ができた。これで長女の才能をぐんぐん伸ばしてあげられるぞ〜! と、母親も気合を入れて、となり街への送り迎えも頑張った…。のだが、作っている姿を見ても、自宅とは少し違う様子。なんだかソワソワしてて、ワクワクしている感じがしない。加えて「ママ、これで合ってるかな?」と正解かどうかを気にする感じ。
親の私から見ると、材料も作り方も、かなり自由にさせてくれる美術教室に見えるのだが、長女にとってみると「教わる事」に変わった瞬間「先生が教えてくれている通りにできているだろうか?」と不安になるようである。また、知らない生徒と一緒に作業するのも、なんだか気になる様子。
なるほど…他に「気になる事」が多いと「好き」に没頭できないわけね…
それから数カ月間通って、夏の発表会が終わった頃に、彼女から「もう行きたくない」という申し出があった。



〜〜 小学5年生 長男 編 〜〜
めちゃくちゃ頭の回転が速い長男。
わが家には「家族共有のパソコン」があり、小2の頃にはタイピングをある程度マスターしていた長男。独学で子ども用のプログラミングを始めていて、分からない事は別ウインドーを開いて調べる。「ワード検索」はもちろんYou Tubeで調べながら、タグ打ちもマスターし、ゲームのランクアップに生かす姿。親が教えなくても次々にステージを上げているスゴ技の長男である。
試しに全国模試を受けさせてみると、塾に通ってないにも関わらず特待生候補の偏差値を引っさげて帰ってきた時には、親として「原石」を磨いてあげたいという思いにかられてしまった。
ただ…彼の傾向として、学校の宿題は「とりあえずページを埋めました」というほどに雑だし、授業も「分かるから問題ない」と、必要以上の事をやろうとしないから親の私はイライラが募る。毎月の通信教材もテキトーにやるので、半分さえも終わらせないまま翌月号の更新。
ある時「自分の才能を無駄にするな〜! この瞬間は今しかないんだよー」と怒り半分で強く訴えると「自宅で勉強は難しいから塾に行くよ」との事。
うれしくなって、早速PTAのママさんたちからいろいろ情報を集め、体験入学&面談を行い通う塾を決めたら…1カ月も行かないうちに、登校拒否。
何度理由を聞いても結局、詳しくは話してもらえないまま「辞めたい、ごめん」と、うつむきながら言葉を絞り出してきた。
親としては「ええっ! こんなすぐに辞めるってなんでよ〜」って感じだったが、塾の先生に事情を話し「とりあえず辞めさせてください」と頭を下げる私。
先生方には申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、冷静になった今、振り返れば「もっと勉強をやりなさい」と長男に頼んだのは私の方だったから、塾に行きたくないのもしょうがない。やっぱり、親がどんなに「伸ばしたい」と思っても、本人の気持ちがのらなければ、どうしようもないわけである。

〜〜 何かやらんと いけないワケ? 〜〜
これまでも、何度となく子どもたちに習い事を進めてきた。
テレビを見ながら楽しそうに踊る姿を見かけては「ダンス教室いいんじゃない?」「ピアノは?」
主人がTOEIC受ける横で「英語も楽しそうだよね〜」などなど、「今だ」と思った時には、とにかくたくさん、声を掛けてきた。
だけど、わが子たちは体験入会 など「試しにやってみる!」事さえOKをもらえない。だから、やった事がある習い事は(どれも辞めたが)2人合わせて四つだけ。親の私だけが張り切りすぎているようで、「なんでマ〜マ〜! 家でも出来るからいいさ〜」とか「別に習うほどじゃないし」とか言われて「そんなに何かやらんと いけないわけ?」とまで言われる。



小学校から帰ってきて、家で好きなことをしている子どもたちの顔。
友人とオンラインゲームをしたり、寝転がって漫画を読んだりリラックスモードの長男。かわいいイラストを書いたり工具用のグルーガンを使って立体的なデコレーションスイーツを作っている長女。完成した時にはいつも最初に見せてくれる。
先生に教わったり、新しい知識が技術が増えるわけではないが「好き」な事を「自分のペース」でやれる事も、また、子どもの成長につながるかもしれない…

数日前、私がセミナー資料を作成中に「ママ、それのやり方教えて!」と来た長男。パソコンの書類ソフトの使い方や画像の取り込みなど5分ほど教えると、その後すぐに「マンガ検定10級」をさらっと作りあげていた。学校で友達にやってもらって反応も上々だったのがうれしかったようで、次々に調べて検定問題を作ってグレードアップさせている。
『夢中になるって、こういう事なのかも』
ふと「習い事をやらせる」事にこだわっていたのは親のエゴだと気づく。




小学生なのに「習い事やってません」と答えるのは、親として「教育が足りてない」気になってしまうのも事実だが…今のところ、習い事のスタイルがうまくわが家にハマらないのだから仕方がない。

今でもまだ諦めきれずにいるけど、これまで、大きな問題もなく成長してくれているから、とりあえず良しとしよう。

習い事を辞めた今、家での会話は、前よりグンと増えた気がするから。。。

 



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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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