タイムマシンとかクリムト、アスパラな日々|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

本村ひろみ

2019年6月6日更新

タイムマシンとかクリムト、アスパラな日々|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.54」


タイムマシンとかクリムト、アスパラな日々

「10連休って家にいたせいか、その反動で、ネットショッピングで散財してしまいました」と後輩。同年代の友人も、自宅にこもってネット配信ドラマをいっきに鑑賞して目が疲れたとボヤいているなか、若いカップルはキャンプ道具を一式そろえて初アウトドアを楽しんだとのこと。キャンプではなく「グランピング」というらしい。インスタを見せてもらうと、テントやチェアはもちろん、アウトドアアイテムがいちいちかわいい。テーブルにはパエリアやピザが並んでいる。私の知っている野外でのご飯と言えば、大きくカットしたキャベツやニンジン、玉ねぎとざっくりお肉でバーベキュー。必需品は蚊取り線香とムヒってとっさに浮かんで、まったく違う時代の人でした。



 さて、令和になって初のユーミンライブ、それもユーミンの45年のツアー歴史をたどる「タイムマシンツアー」最終日の武道館ライブに向けて、私は連休中気合を入れて、身も心もお財布も引き締めて過ごしました。
5月16日木曜日、梅雨空の沖縄とは打って変わって快晴の東京に到着。
武道館に向かう前に、どうしても見たかった美術展を二つ巡る。



東京ステーションギャラリーで開催されている「ルート・ブリュック 蝶の軌跡展」へ。フィンランドを代表するアーティストの彼女のナイーブでロマンチックな作品がギャラリーの空間に溶け込んでいる。初期の神話的なモチーフから徐々に抽象性を帯び、色彩も変化していく様は興味深い。6月18日までの開催。
その足で歩いて10分ばかりのところにある三菱一号館美術館へ。
「ラファエル前派の軌跡展」
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの魔性のヴィーナのそばに大きく書かれた“美しいだけじゃない”の文字が妖艶さを引き立てている。見ごたえのある展示会場から外に出ると、地上の楽園のような庭。
陽光まぶしい広場には、色とりどりのバラの花が満開でウィリアム・モリスの世界でした。



その夜のユーミンのライブは圧巻だった。
3週間もたっているというのに、私はまだあの夜のタイムマシンの中にいる。
いや、ユーミンのタイムマシンに乗ったのは小学生の頃。これからもずっと乗り続けていく「ユーミンというタイムマシン」なのだ。



翌日、東京都美術館で開催中のクリムト展は早朝からにぎわっていた。
目のさめるような華やかな装飾、黄金の会場と対照的に上野の森は鮮やかな新緑が輝いていた。



帰宅すると、遠くの友人から旬のアスパラガスが届いていた。
まるでブーケのように束ねて。
柔らかく歯ごたえもあるアスパラをそのまま一本キッチンで食べた。
甘くて初夏の香りが口いっぱいに広がった。
 

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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