「ママが風邪を引いたら、家族が育つ?」|金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

彩職賢美|沖縄の輝く女性にインタビュー

COLUMN

金城真知子

2019年3月11日更新

「ママが風邪を引いたら、家族が育つ?」|金城真知子のコラム

3人の子育てワーキングママ金城真知子が綴る「ホッとする沖縄時間」を綴ります。(vol.11)



〜〜 子供の看病続きで、私まで 〜〜


先月(2月)は我が家の「体調崩し月間」だった。

最初に長女が熱を出し、一週間おくれて次女、そして長男とどんどん感染?
特に大きな前触れもなく、週末に39度台の高熱! 今回は、3人ともインフルエンザではなかったので、数日休んだ程度で回復し、登校できたのはよかったのだが、2週間に及ぶの3人連続の発熱と、結婚式のトップシーズンという司会の忙しさで、ついに私まで体調を崩してしまった(笑)

 

〜〜 母親がダウンすると 〜〜

 

久しぶりの発熱で寝室から抜けられずにいると、学校からランドセルを下ろすなり、小2の娘が心配してかけつける。

「ママ~大丈夫?? お水持ってこようか?」と優しく声をかけてくれた。

そして、息子は「寝てていいよ〜、なにか手伝う?」と、ぶっきらぼうながらも、自分にやれる事はない? と聞いてくれる。

保育園のお迎えはおじいちゃんにお願いをしているから、今日は兄弟で協力してお家のことをやってほしいと告げると、小学生の2人は「OK!」とにっこり笑い、寝室のドアを閉めた。

それから、しばらくは2人で楽しそうに対戦するゲームの音ばかりが聞こえてきたのだが、夕暮れの時間になると長男の掛け声でゲームを終了!
なにやら宿題をスタートしているらしい音がしてきた! それから保育園から妹が帰ってくると、おじいちゃんを玄関まで迎え「お母さんキツそうだから、寝てる〜」と状況を説明してくれていた。

その後、カチャカチャと食器の音。お兄ちゃんの指示でテーブル拭き係とお惣菜のレンジ温め係、いろいろ役割分担をして、3歳の下の子も頑張ってくれているようだ!

家の中の扉越しに聞こえる、小さな子どもたちの声と生活音。

普段なら、私が「早く宿題やってーーー」と、大きな声で急かしてもゲームの手を止めない上に「ご飯出来たよ〜、運んでちょーだーいってば!!」って言っても、すぐには来てくれない。それなのに、私が動けないとなると、こんなにも自分たちで考えて行動してくれるなんて・・・頼もしくさえ感じて、嬉しさがこみ上げてきた

 

「たまには、風邪引くのも悪くないかも・・・」

熱でフワフワした思考だからだろうか。
なんだか幸せな気持ちになって、顔まで布団をかぶりながらゆっくり眠りについた。

 

〜〜 優しいのは 子どもたちだけじゃない 〜〜

 

実はこの熱と体調不良、思いもよらず、3週間近く続いてしまった。
数年振りに声が枯れてしまい、病院を受診すると「声帯を安静に」のお達し(^_^;) 声が商売道具なのに「出来るだけ喋らないでください」との事だった。

 

こうなったら、今週末の司会に向けて、全力で声を戻さねば・・・
実家の母親にもLINEを送って助けを求める事に! 母は仕事中にも関わらず、すぐに返信の電話がかかってきて「夕方行くからね〜! 大丈夫だから、ゆっくり休んでおきなさいよ〜」の連絡。

なんと、仕事を早退して買い物袋に大量の食品とお惣菜を買い込んで駆けつけてきてくれたのだ。
「台所使うよ〜! 夕飯作ろ〜ね〜」と、両親が畑で育てた新タマネギをむきながら、チャチャッとオカズを作ってくれる。「も〜こんな体調悪い時は、無理しないで、すぐに言いなさいよ〜」と話しながら、食事の後片付けから、子どもたちのお風呂までいろいろ手伝ってくれた。子どもたちとの笑い声が響く。おばあちゃんが来たから「パーティーだね〜」ってはしゃいでいる。
先日の、子ども同士で協力しあってくれた時間も悪くなかったけど、やっぱりおしゃべりの弾む声が響く食卓は、比べ物にならないほど嬉しい!

「ま〜ち〜、こんな時(体調が悪い時)は、すぐ電話してよ〜! あと、ちゃんと寝てよーー」

帰り際、またしっかり念を押されて「じゃー、行こうね」と、さっと帰っていった。

 

〜〜〜 パワーダウンして感じた幸せ 〜〜〜


今回、体調を崩してわかった事は「私が頑張らなくても大丈夫」という事だった。
気づかないうちに、私が家でも張り切りすぎて家中をコントロールしようとしてしまっていたから、お互い無意識の中に「ママに任せておけばいい」「ママがやるのが当たり前」というのが
子どもの中にも、そして私の中にも染み付いてしまっていたのだ。

私がパワーダウンした事で、子どもたちが「自分がやらなきゃ」とか「ママを助けてあげたい」という気持ちが育って、自分たちから考えて行動するようになった。
そして、実家の母については「娘が大変な時には、私の出番!」とばかりに、
母の才能でもある「スーパー母」の部分が再び開花! 
おばあちゃんってやっぱりすごい!と孫からも尊敬のまなざしである。

今回、思いもよらず私(ママ)という家族の中のリーダーがダウンした事で家族が輝きだした。
逆に考えるなら、これまで「私がやらなきゃ!」と一人で頑張ってきた事で、
もしかしたら、子どもたちが、自分自身の力を発揮するチャンスを奪ってしまっていたかもしれない。

これからは、キツイ時には遠慮なく「助けて」と頼んで甘えてみよう。
いや、キツくなくても、たまには「ママ休暇日」を宣言してみよう! 
だって、もしかしたら「頼られて・任されて」能力が開花するかもしれないから!

な〜んて、悪巧みを考えられる程、回復してきた私なのである。




金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
ほっとする沖縄方言 vol.11

金城真知子

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

キュレーター
金城真知子

これまでに書いた記事:32

フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

funokinawacolumswitch2016

TOPへ戻る