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2018年8月9日更新

3人目の娘|美容外科医のないしょ話

文/当山護(当山美容形成外科会長)

先日は彼女の誕生日、家族で小さな楽しいパーティーを催しました。主人公の彼女は気立てが良くかわいい女の子、私の3人目の娘です。

お母さんの子育ての良さがうかがえる利発で活発な2人のお子様連れで2年前沖縄にやって来た彼女です。2人の子供は私の孫に当たりますが家族が増えみんなの笑い声が聞こえたパーティーは幸せを感じましたが…少々はしゃぎ過ぎの自分を見つけ、思わず「おや?」と感じ童心にかえっている自分を振り返ります。

3人目の娘の年齢は分かりません。他の娘たちの年齢さえ忘れているほどですから無理からぬ事ではありますが、実際には分かる必要もありません。娘たちに順番をつけてもいけませんが、ひと通り作法ある彼女ははるかに年上に見える時があるから不思議です。

彼女が長男の嫁になって一番喜んだのは恐らくうちのカミさんかもしれません。もらわれ花嫁として沖縄にやって来た遠い過去のうちのカミさんでした。今の時代はもらわれるのではなく、実家からの自主・独立を意味するお嫁さんの立場ですが、遠方からの輿入れは、時代は違え教え合う共通する部分があるのは確かでしょう。

沖縄独自の習慣も時代と共に微妙に変化し動いております。代表的風習、毎年4月上旬入りの清明祭、車社会の現代はひと昔前と違い駐車場の混雑に困り時期をずらします。

また、当家にはアジシー墓(古いお墓)は無く、「ウサンミ」「チュクン」ではお料理が余って困惑しますが、それぞれの工夫で供養が続きます。

母から娘への伝言板、美容医療の外来でも見られます。若いお母さんが経験した美容の治療、成長した娘にお勧めするのも微妙な時代の変化かもしれません。

さまざまな社会変化から垣間見える女性の生き方は少しの波を受け流し、力強く家族を守り個性を発揮するのが特徴かもしれません。次第にこの土地に根を張り芽を出し自立する3人目の娘がもらわれ婿をどれだけ社会的に成長させられるのか少しの手腕を楽しみにした誕生日のあの日でした。


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『週刊ほーむぷらざ』
第1620号 2018年8月9日掲載

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文・当山護(当山美容形成外科会長)

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