処暑の季節|與那嶺綾子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

與那嶺綾子

2017年9月1日更新

処暑の季節|與那嶺綾子のコラム

與那嶺綾子のfunokinawaコラム[vol.03]
~季節の移ろいを、植物から、自然の流れから、感じてみて気づくコト~

~私たち生き物の、暮らしの在り方にも変化がくるのでしょうか~

9月のコラムを書いてる時期は、処暑の季節。

季節は、二十四節気(にじゅうしせっき)~「処暑」(しょしょ)~厳しい暑さは峠を越え、暑さが和らいでいく頃。
七十二候(しちじゅうにこう)でいう、「禾乃登」(こくものすなわちみのる)~稲が垂れる頃を表します。
四季でみると、気象庁が公式に表してるのは、夏(6月~8月)。
こちらのコラムが掲載される9月は、四季でいう「秋」となります。

二十四節気とは、太陽の動きをもとに表した季節になります。
一年かけて地球の周りを一周する太陽。
その、天球上の太陽の通り道、黄道を二十四等分に分け、その分割点を含む日に季節の名前を表したのが二十四節気になります。

そして、より細かく季節を表してるのが、七十二候。
七十二候は、二十四節気をさらに約5日ずつ、3つに分けた日数で表してます。

二十四節気の「気」と、七十二候の「候」を組み合わせたコトバを、「気候」と呼びます。

季節は、太陽の動きに、大きく影響されております。

私たちは、暮らしの中で、さまざまな場面で、季節の移ろいを、季節を感じるモノに出合います。



日々の食事から、旬のモノをいただく時。夏のゴーヤーやへちま、ナスのお野菜達。夏から秋の果物ドラゴンフルーツやバンシルー(グヮバ)。秋のお魚、秋刀魚。



昆虫たちの鳴き声や、飛び交う姿。蝉(せみ)の声。秋の夕暮れに飛び交うトンボたち。菜の花に飛び交うモンシロチョウ。



海に足を入れた時の、冷たさや心地よく感じる水温。
風が肌に当たる温度。太陽からの肌に射す、陽射の強弱。



植物を見て感じる季節。桜が咲く頃。トックリキワタの花が咲く頃。
月桃の花が咲き、実に変わる頃。

芽吹き、新緑、紅葉、落葉、、と。

植物の、自然の動きから、天候から、生きてるモノたちから、季節を感じるコトにつながります。

季節は、「処暑」
厳しい暑さが峠を超える頃に入ります。朝夕の陽射は幾分和らぎます。
9月の7日(木)の白露(地球を取り巻く気体が冷えて、露がおりる頃)までは、処暑の時期になります。
四季でいう9月~11月は秋。

先日、花市場に行って参りました。
お花達は、夏から秋のお花へと少しずつ移り変わっておりました。



枝いっぱいたわわに実る栗。そして、細長い楕円形のお花が咲く、ワレモコウ。
日中は、まだまだ陽射し強い沖縄ですが、植物を見て、季節の変化を感じてきます。

秋に咲く草花の代表的な7種類を表した草花を、「秋の七草」と言います。
春の七草は、食して無病息災を願うのですが、、秋の七草は、秋の頃に咲く草花たちを眺めて、季節「秋」を楽しむモノのひとつになります。

萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、葛(クズ)、藤袴(フジバカマ)、女郎花(オミナエシ)、尾花(オバナ。すすきの事)、撫子(ナデシコ)が秋の七草になります。

花市場で見かけた、秋の七草から2点ご紹介致しますね。



藤袴(フジバカマ)~細い枝に藤色の小花を咲かせていきます。
花言葉は、「ためらい」「遅れ」。すこしづつ花を咲かせていく事から、このような花言葉がついてると言われてます。



女郎花(オミナエシ)~黄色の小花を咲かせます。
花言葉は、「美人」「はかない恋」「親切」。圧倒するほどの、花の美しさから、「美人」という言葉がついてます。



尾花(すすき)
写真の穂はファウンテングラス。同じイネ科の仲間です。



庭先にさいてるススキを、花瓶に活けて暮らしの中で季節感を楽しんでみました。

秋色の茶系のファウンテングラスを使用して、フラワーレッスンで花遊びをしていただきましたよ。



白グリーン系のお花で、暑い夏を爽やかに感じさせ、視覚から清涼感を取り入れていただきました。
そして、バスケットアレンジメントの後ろの方には、茶系のすすきファウンテングラスを活けて。
夏から秋への移り変わりを、お花で、色彩で表現してます。

ココロ豊かな暮らしのひとつに、季節を感じるモノをさりげなく取り入れ、季節感を楽しむのも良いですね。

そして、道行く時に目につく、植物から。日々の食事から。天候から、肌に触れる感覚から。
生きとし生けるモノから、イマこの瞬間を、この季節を、この時期を、日々の暮らしの中で、見て触れて感じてはいかがでしょうか。

冒頭でもお話したように、季節は、太陽の動きに大きく影響を受けてます。
一年かけて、地球の周りを一周する太陽。太陽が動く道、黄道を二十四等分にしたのが二十四節季。

暮らしの中で当たり前の様に、過ごす季節の移り変わり。その当たり前が、当たり前じゃなくなる時はあるのかなとふと考えてしまいました。
近年の地球温暖化、気候変動、環境の変化は、私たちが暮らす母なる大地、地球の気候がこれから、更に、変わりつつある要因のひとつになるのではないかと感じてきます。
私たち、生き物の暮らしの在り方にも変化がくるのでしょうか。

植物から、自然に生きるモノや、自然に生きるコトから。
移りゆく季節を見て、触れて、五感で感じて、気づくコト。

母なる大地、地球。すべての生命力の母体である地球。その地球環境に目を向けて。。私たちが出来るコトとは。
 


<與那嶺綾子のコラム>

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正看護師として10年総合病院に勤務。看護師は私にとって天職でした。看護師時代に触れた花時間でお花の事が大大大好きに。お花屋さんで10年働いた後、糸満市武富でフラワーショップ&スクールシエスタを始める。植物からのメッセージをお届けする事。好きなお花に触れる仕事が出来る事に喜びを感じてます。

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