ニット帽から醍醐の桜の香り|本村ひろみさんのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2023年2月6日更新

ニット帽から醍醐の桜の香り|本村ひろみさんのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.99」

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寒かったあの日、こんな時こそニット帽! とたんすの奥にしまっていた帽子を探した。年に数回しか被らないのでなかなかお目にかからないニット帽。
ピンク色のかわいいニット帽を引っ張り出すと毛糸から甘い香りがした。
ん? なんの残り香? 去年の香水の匂いかな。
それにしては軽くてやわらかい。
被ろうとしたらニット帽の内側から香り袋が落ちた。



淡いピンク色の麻袋に入った香り。
そうだ、冬物をしまうときに香り袋を忍ばせたんだ!
春色の香りがふわっと音をたてて(そんな感じで)辺りをピンク色に染めた。
パウダーの懐かしい匂いが幸福感をマックスにする。
香り袋が入っていた箱を探すと机の中にあった。
香りの名前は「醍醐の桜」。
去年の私よ、ありがとう。すっかり忘れていたので自分へのサプライズでした。



みんな口々に「1月ってあっという間だったね」って言う。
早く過ぎるってことは充実していた証拠だよね、なんて以前はよく返していたけど、この頃ではそんなことではないような気がしてきた。
感覚的な問題ではなく時間は本当に少しずつ速くなっているのでは? と思っている。待って、待って、そんなに急がないで。
県内あちこちに花が咲く春の日はゆっくり過ぎてほしい。



“春の海 終日(ひねもす)のたりのたりかな”
“菜の花や 月は東に 日は西に“
“春雨や ものがたりゆく 蓑(みの)と傘”

江戸の俳人・与謝蕪村はきっと春が好きだったに違いない。
大切な瞬間を意識して、立ち止まって、しばし目の前の風景を愛(め)でましょう!
春を楽しむために。



庭の寒緋桜が咲き始めたら、今年もまたかわいいメジロが遊びにきた。小さな春の使者2羽が仲良く枝から枝へと飛んでいる姿がほほ笑ましい。
いったいメジロやウグイスたちはどこで春を待っているんだろう。



プロ野球のキャンプが始まり、節分、立春、十六日祭(ジュウルクニチー)、バレンタインと今月もイベントがめじろ押し。私にとってはユーミンの苗場ライブvol.43も始まり、新潟の苗場スキー場には行けないけどネットコンテンツで楽しむ1カ月となる。暖かい部屋で雪の世界を眺める2月。



やはりあっという間に2月も逃げていきそう。

 

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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