「花の咲いているところはパワーに満ちている」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2021年5月11日更新

「花の咲いているところはパワーに満ちている」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.78」

花の咲いているところはパワーに満ちている


いつもより少し早く梅雨入りしたものの、まだまだ青空と雨雲が半分ずつの5月初旬。皆さんはいかがお過ごしですか?
私は、時々の取材や収録日以外はリビングで過ごしています。
本を読んだり、原稿書いたり、ラジオ聞いて笑ったり。
気が向いたら、キッチンへ。
ベランダに向いて昼寝する猫をよそ目にキッチンのCDプレーヤーで懐かしいシティー・ポップを聞きながら野菜を洗ったりそうめんをゆでたり。日々の行動範囲は狭くなったけど、そのぶん空想の羽は広がるばかり。



この頃よく聞いているのは、発売40周年を記念して再び話題になっている大滝詠一のアルバム「ア・ロング・バケーション」。名曲ぞろいのアルバムでどの曲もいいのですが、特に“カナリア諸島にて”のドラムとギターが流れてくると、サウンドが当時の気分を運んできて80年代の夏がよみがえって胸キュン。



リゾートビーチで初めて着た水着の色や友人たちと過ごした夕暮れの匂い。足についた砂の感触。日差しに疲れてボンヤリと眺めた海、炭酸の抜けたぬるいコーラ。風に揺れていた赤いハイビスカス。そして繰り返し聞いたサザンの“Oh!クラウディア”。
あの頃の心配事ってどんなことだったっけ?
そんなことはすっかり忘れているけど、シャワールームで使ったシャンプーの甘い香りやお気に入りのレブロンのブルーのアイシャドーを塗った時のワクワクした感触は覚えている。
繰り出した夜の街の喧騒(けんそう)。
みんな大声でしゃべったり踊ったり。懐かしい日々が音とともに時空を超えてやってくる。いつまでも忘れないのは“あの時の感覚”。
音楽はそれを全部封じ込めていて、時折それを再生してくれる。




さて、しっとり潤いの季節は草花にとってうれしいシーズン。
花々がカメラを向けると笑いかけているようにさえ感じる。なので、うりずんの季節は携帯のカメラに花の写真があふれている。名も知れぬかわい花を撮影して、インスタグラムで「君の名は?」と書いたら知人のパティシエール・サキちゃんが「ジュズサンゴですかねー?」と教えてくれた。






花の咲いている場所は光に満ちて鳥もさえずり蝶も舞う。
足をとめて花を見つめる私たちの時もとめる。
自然の美しさに癒やされる瞬間。そんな私と緑の木々の間を清らかな風が通り抜けていく。

皆さんも草花をめでながら梅雨の季節をお過ごしください。

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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