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2020年1月16日更新

[続・働き方ラボ]発想変え男女共に働きやすく

文・比嘉華奈江[9]
お正月に台所の事は全て女性が行うのが当たり前、というご家庭がほとんどではないだろうか。それは文化なのか? それとも慣習なのだろうか?



日本は男女平等121位

お正月に台所の事は全て女性が行うのが当たり前、というご家庭がほとんどではないだろうか。それは文化なのか? それとも慣習なのだろうか?

2019年12月「世界ジェンダーギャップ指数」が発表された。いわゆる男女格差の有無を測る指数だ。女性活躍推進などに力を入れている日本だが、なんと前回の110位から順位が後退し、153カ国中121位という結果になった。この指数は経済・教育・健康・政治の四つの部門のデータから評価されている。日本は、健康・教育の水準は高い。

つまり幼少期から男女共に高い教育を受けているにも関わらず、社会に出てからの男女格差がある国、ということだ。G7の主要7カ国中では最下位。アジアの中でも、中国やフィリピン、ネパール、インドなどより順位は低い。逆に、日本より順位が低い国々は、中東や、アフリカ諸国などの発展途上国ばかりである。途上国では女性が社会で活躍できるようになるために、まずは小中の教育を平等に受けさせるということからスタートしている。では日本は、何のために高い教育水準で子どもたちを教育しているのだろう。当たり前に教育を受けられるあまりに、ビジョンを見失ってしまっていないだろうか。


仕事内容に男女差

私には娘と息子がいる。今の時代、一人の親として子どもたちの将来を描いた時に、教育の選択に男女差はない。「個々の能力を活かしながら、人として生き生きと社会で活躍してほしい」とただ願うばかりで、その先に地域や国の発展があるはずだ。

一方で社会に出てジェンダーに目を向けると、まだまだ課題だらけだ。そもそも性別によって、仕事内容に差があり過ぎる。肉体的体力的な差がある仕事では仕方がないのかもしれないが、知的労働分野においてもジェンダーギャップがまだまだあるように感じる。 ジェンダーを考える際、ついつい女性という性にフォーカスしがちだが、「個」にフォーカスしてみよう。男性だから、女性だから、と決めつけるのではなく、きちんと個々の能力に目を向けて、社会(企業や組織)でも質の高い教育・育成をしていくことが大切ではないか。
 
 
女性は潜在的な労働力

働き方改革で、平等に得られるものは「時間」のはずだ。残業ありき、時間外の会議ありき、休日の接待ありきの昇進は、もうだれも望んではいない。特に育児をしながらのライフステージでは、時間的に担えない。もうそんな時代は終わりにしよう。

これからますます人手不足は進むだろう。でも、実は日本においては、まだまだ潜在的な労働力が眠っている。それはジェンダーギャップ指数が表している通り、「女性たち」だ。質の高い日本の教育を受けながらも、時間的制約や意識的制約によって活かされていない人が、この国には実はまだまだたくさんいる。今こそ、ジェンダーフリーを視野に入れながら、働き方改革を進めていくときではないだろうか。

お正月のキッチンで男性活躍推進が進む日もアリかもしれない。それくらいの発想の転換ができる2020年にしていきたい。



ひが・かなえ
(株)Life is Love代表。日本教育推進財団認定コミュニケーション・トレーナー。2児の母。客室乗務員を14年務め2012年起業。経営戦略や働き方改革・チームビルディングなどの組織活性から人事評価制度や賃金制度構築までコンサルティング。

http://www.lifeis-love.com/

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『週刊ほ〜むぷらざ』続・働き方ラボ[9]
第1694号 2020年1月16日掲載

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