毎日レシピ
2019年12月19日更新
X'mas&お正月は野菜で華やかに|「だいこんの花」コラボ企画・おとなの食育[9]
文・写真/堀基子(野菜ソムリエプロ)
生野菜をもっとおいしく!
クリスマスからお正月にかけて、ごちそうが続く一方、どうしても生野菜は不足しがちに。とはいえ、寒い時期に冷たいサラダはちょっと…という方も多いのでは?そこで今回は、温かいソースでいただく、おもてなしの野菜メニューをご紹介します。
生野菜をおいしく仕上げるには、ちょっとしたコツがあります。まずは、丸ごと洗うこと。切ってから洗うと、断面から水溶性のビタミンCが流出してしまうので、レタスなどは葉ごと、他の野菜は丸ごと、水洗いします。ちなみに私はよく50度洗いをします。50度のお湯で洗うと、野菜が気孔を開いて水分を再吸収し、とれたてのようにパリッとなり、野菜本来の風味や甘みが引き立ち、泥や汚れが落ちやすくなるというメリットもあります。レタスは15~20秒、パプリカなどの果菜は2~3分、ニンジンなどの根菜は5~6分、50度のお湯につけ置きして洗います。糖度の高いミニトマトははじけやすいので、室温に戻してからつけます。
二つ目のコツは、洗った後、丁寧に水切りすること。特にドレッシングをかける場合、水分が残っていると、油の付着率が高くなるので要注意です。サラダスピナー(水切り器)がない場合は、野菜を布巾で包み、勢いよく振ってみてください。こうして水切りした後、ザルに野菜を広げ、キッチンペーパーをかぶせ、冷蔵庫で冷やしておき、食べる直前にカットしましょう。
A・C・Eの相乗効果
野菜に含まれるビタミンの中でも、特に冬場に注目なのはAとCです。ニンジンや緑黄色野菜に多く含まれるベータカロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健やかに保つのに役立つため、鼻やノドの風邪の回復期にぜひおすすめです。パプリカなどに豊富に含まれるビタミンCは、免疫力を高める働きが期待されます。また、血行をよくする作用で知られるビタミンEを含むオリーブオイルなどを同時に取ると、すぐれた抗酸化力をはじめ、ビタミンA・C・Eそれぞれの力が、相乗効果でパワーアップします。
生野菜のビタミンA&C×オリーブオイルのビタミンE
ビタミンAはニンジンなど、ビタミンCはパプリカなど、ビタミンEはオリーブオイルに豊富に含まれています
『本格バーニャカウダ』 10分で簡単お店の味!
●材料(4人分)
バーニャカウダ(オリーブオイル大さじ4、おろしニンニク大さじ1、牛乳大さじ4、アンチョビー4枚)、生野菜(フリルレタス6枚、かぶ1個、ニンジン1/2本、島ニンジン1/2本、赤・黄パプリカ各1/2個、キュウリ1本、紫タマネギ1/2個、ミニトマト16個)、マイクロハーブ適宜
●作り方
①小鍋にオリーブオイルとおろしニンニクを入れ、弱火にかけ、いい香りが立ってきたら、包丁でたたいて刻んだアンチョビーを加え、木べらでつぶすようになじませる。
②牛乳を半分加え、中火で煮立たせながら木べらでよく混ぜて乳化させ、残りの牛乳も加えて同様に乳化させる。
③生野菜はよく洗い、フリルレタスはひと口大にちぎり、かぶは6等分に、紫タマネギは薄切りに、他はスティック状に切り、大皿に盛って中央に②のソースを置く。
ついでにもう1品!
レンチン1分!『チーズフォンデュ』
カマンベールチーズの上面を包丁などで丸く切り取り、耐熱皿に入れ、お好みでピンクペッパーや粗びきこしょう、ハーブなどをのせ、電子レンジ強で1分ほど加熱するだけ。生野菜をつけながらいただきます。チーズが硬くなってきたら、ハーブソルト少々をふり、オリーブオイル少々を注いで、再び電子レンジ強で20~30秒ほど加熱を。チーズとオリーブオイルを混ぜながらお召し上がりくださいね。
ほり・もとこ
野菜ソムリエプロ、受験フードマイスター、アスリートフードマイスター3級、ベジフルビューティセルフアドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワードにて銀賞受賞。沖縄野菜プロジェクト協同組合代表理事。
◆2019年12月22日(日)コラボ企画開催
上の記事で紹介した内容が実際に学べる「おもてなし野菜メニュー」講座を12月22日(日)、沖縄市の「だいこんの花美里店」で開催。ミニ料理教室では、本格バーニャカウダ、簡単チーズフォンデュを作り、料理のコツを紹介します。
・日時/12月22日(日)10時~
・場所/だいこんの花 美里店
・参加費/3000円(税別)。ランチブッフェ付き
・申し込み締め切りは12月21日(土)15時。前日よりキャンセル料が発生します。申し込みは「だいこんの花 美里店」098‐929‐3133。またはこちらから!
クリスマスからお正月にかけて、ごちそうが続く一方、どうしても生野菜は不足しがちに。とはいえ、寒い時期に冷たいサラダはちょっと…という方も多いのでは?そこで今回は、温かいソースでいただく、おもてなしの野菜メニューをご紹介します。
生野菜をおいしく仕上げるには、ちょっとしたコツがあります。まずは、丸ごと洗うこと。切ってから洗うと、断面から水溶性のビタミンCが流出してしまうので、レタスなどは葉ごと、他の野菜は丸ごと、水洗いします。ちなみに私はよく50度洗いをします。50度のお湯で洗うと、野菜が気孔を開いて水分を再吸収し、とれたてのようにパリッとなり、野菜本来の風味や甘みが引き立ち、泥や汚れが落ちやすくなるというメリットもあります。レタスは15~20秒、パプリカなどの果菜は2~3分、ニンジンなどの根菜は5~6分、50度のお湯につけ置きして洗います。糖度の高いミニトマトははじけやすいので、室温に戻してからつけます。
二つ目のコツは、洗った後、丁寧に水切りすること。特にドレッシングをかける場合、水分が残っていると、油の付着率が高くなるので要注意です。サラダスピナー(水切り器)がない場合は、野菜を布巾で包み、勢いよく振ってみてください。こうして水切りした後、ザルに野菜を広げ、キッチンペーパーをかぶせ、冷蔵庫で冷やしておき、食べる直前にカットしましょう。
A・C・Eの相乗効果
野菜に含まれるビタミンの中でも、特に冬場に注目なのはAとCです。ニンジンや緑黄色野菜に多く含まれるベータカロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健やかに保つのに役立つため、鼻やノドの風邪の回復期にぜひおすすめです。パプリカなどに豊富に含まれるビタミンCは、免疫力を高める働きが期待されます。また、血行をよくする作用で知られるビタミンEを含むオリーブオイルなどを同時に取ると、すぐれた抗酸化力をはじめ、ビタミンA・C・Eそれぞれの力が、相乗効果でパワーアップします。
生野菜のビタミンA&C×オリーブオイルのビタミンE
ビタミンAはニンジンなど、ビタミンCはパプリカなど、ビタミンEはオリーブオイルに豊富に含まれています
『本格バーニャカウダ』 10分で簡単お店の味!
●材料(4人分)
バーニャカウダ(オリーブオイル大さじ4、おろしニンニク大さじ1、牛乳大さじ4、アンチョビー4枚)、生野菜(フリルレタス6枚、かぶ1個、ニンジン1/2本、島ニンジン1/2本、赤・黄パプリカ各1/2個、キュウリ1本、紫タマネギ1/2個、ミニトマト16個)、マイクロハーブ適宜
●作り方
①小鍋にオリーブオイルとおろしニンニクを入れ、弱火にかけ、いい香りが立ってきたら、包丁でたたいて刻んだアンチョビーを加え、木べらでつぶすようになじませる。
②牛乳を半分加え、中火で煮立たせながら木べらでよく混ぜて乳化させ、残りの牛乳も加えて同様に乳化させる。
③生野菜はよく洗い、フリルレタスはひと口大にちぎり、かぶは6等分に、紫タマネギは薄切りに、他はスティック状に切り、大皿に盛って中央に②のソースを置く。
ついでにもう1品!
レンチン1分!『チーズフォンデュ』
カマンベールチーズの上面を包丁などで丸く切り取り、耐熱皿に入れ、お好みでピンクペッパーや粗びきこしょう、ハーブなどをのせ、電子レンジ強で1分ほど加熱するだけ。生野菜をつけながらいただきます。チーズが硬くなってきたら、ハーブソルト少々をふり、オリーブオイル少々を注いで、再び電子レンジ強で20~30秒ほど加熱を。チーズとオリーブオイルを混ぜながらお召し上がりくださいね。
ほり・もとこ
野菜ソムリエプロ、受験フードマイスター、アスリートフードマイスター3級、ベジフルビューティセルフアドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワードにて銀賞受賞。沖縄野菜プロジェクト協同組合代表理事。
◆2019年12月22日(日)コラボ企画開催
上の記事で紹介した内容が実際に学べる「おもてなし野菜メニュー」講座を12月22日(日)、沖縄市の「だいこんの花美里店」で開催。ミニ料理教室では、本格バーニャカウダ、簡単チーズフォンデュを作り、料理のコツを紹介します。
・日時/12月22日(日)10時~
・場所/だいこんの花 美里店
・参加費/3000円(税別)。ランチブッフェ付き
・申し込み締め切りは12月21日(土)15時。前日よりキャンセル料が発生します。申し込みは「だいこんの花 美里店」098‐929‐3133。またはこちらから!
『週刊ほ〜むぷらざ』おとなの食育
第1690号 2019年12月19日掲載