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2019年3月14日更新

[ペットと暮らす]NPO法人沖縄災害救助犬協会の皆さんと琉犬&グレース

ペットとわたしの暮らし方「いつもいっしょ。vol.103」
1999年に米国で始まった「子どもが犬に読み聞かせをする」プログラムが沖縄県立図書館でも取り組まれている。絵本を読む子どもの声に静かに耳を傾けるのはセラピー犬の琉犬とグレース。読書を楽しい時間に変える。


セラピー犬に読み聞かせをする取り組み「happy tailしっぽのともだち」(毎月第4日曜日)の様子。子どもの声を静かに聞くセラピー犬のグレース=2019年2月24日(沖縄県立図書館)
 

君の声を聴いてるよ

琉犬とグレースは共に「セラピードッグスクール沖縄」(うるま市)で特別な訓練を受け、試験に合格したセラピー犬。主に高齢者や児童の福祉施設などでふれあい活動を行ってきたが、ことし1月から県立図書館で読み聞かせの相手役も務めている。

心細げに小さな声で読む子、物語を自作しながらどんどんページをめくっていく子、少しぶっきらぼうな子、どんな相手でも琉犬とグレースはじっと静かにそばで聞いている。

飼い主の米須直子さん、富村信美さんも指導手として技術心得を学び、安全、安心な活動を遂行する。絵本を読み終えた女の子が「犬がちゃんと聞いていたから楽しく読めた」と話すと、満足そうに目を細めた。

セラピー犬との触れ合いで、情緒の安定、身体的機能、社会的機能が向上する事例は多く、よく知られている。県立図書館の仲尾涼子さんは「セラピー犬を相手に読み聞かせすることで、読み書きの苦手意識を改善し、心の安定や成長の助けになるともされている」と期待を寄せる。

米須さんは「琉犬も人の喜ぶ表情を見るのが好きで、役目であることを知っている。この活動をやってて良かったといつも思います」と話し、富村さんも「グレースと一緒にこれからも人々に癒やしを提供し、福祉に貢献できたら」と笑顔で語った。
 

得意ワザ&ポーZoo

本読み楽しいな♪

NPO法人沖縄災害救助犬協会の認定セラピー犬は25匹。中でも穏やかな性格のグレースと琉犬(右)が読み聞かせを担当する。後方はそれぞれの飼い主であり指導手の富村信美さんと米須直子さん。

DATA
☆名前・性別・種類
米須琉犬(りゅうけん) オス トイプードル
富村グレース メス バセットハウンド
☆年齢
7歳 
7歳 
☆体重
2.8kg
30kg
☆セラピー犬歴
琉犬は5年、グレースは4年。米須さん、富村さん共に、セラピー犬を育て活動したいと、ブリーダーから引き受けた犬で訓練を重ね、資格を取得した。
☆活動のきっかけ
米須さんは障がい者だった兄を訪ね、毎週施設に通っていた。セラピー犬のことを知り、「セラピー犬を連れて通えば、もっとみんなに喜んでもらえる」と思い、自ら育てることを決めた。富村さんは、福祉関係の仕事をしており、セラピー犬の活躍に触れていた。活動の素晴らしさに共感したのがきっかけ。
☆好きなこと
2匹ともゴロゴロのんびり過ごすこと。琉犬は抱っこされるのも好き。
☆好きな場所
琉犬はお気に入りの椅子。グレースはリビング。
 


はい!チーZoo


無々(むむ)
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N・S(沖縄市)
■種類・豆柴とシェパードのミックス ■性別・オス ■年齢・4歳


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取材/赤嶺初美(ライター)
『週刊ほーむぷらざ』ペット生活。いつもいっしょ<103>
第1650号 2019年3月14日掲載

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