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2018年10月25日更新

気軽に相談し安心なお産[11月3日はいいお産の日]

出産や乳幼児の育児で不安なことを気軽に相談できる場所がある。保健師や助産師など専門スタッフが対応し、相談内容によって関連する機関とも連携して支援している。

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気軽に相談し安心なお産
 

出産や乳幼児の育児で不安なことを気軽に相談できる場所がある。保健師や助産師など専門スタッフが対応し、相談内容によって関連する機関とも連携して支援している。

ら・ら・らステーション

妊娠中から育児まで 一貫支援

今年7月、那覇市在住の妊産婦や乳幼児を子育て中の人が気軽に相談できる窓口として開設した那覇市子育て世代包括支援センター「ら・ら・らステーション」。窓口は市役所と市保健所の2カ所があり、保健所では地区担当保健師のほか、保健師資格を持つ3人の母子保健コーディネーターが常勤している。

同コーディネーターの高良徳子さん(46)は「1日に15~20人の母子(親子)健康手帳の交付を行っており、その際に出産や子育てに関する不安がないか相談も実施している」と説明。県外出身者からの相談も多い。家族の協力が得られない場合など、内容によっては医療機関や子育て支援機関などと連携してサポート。妊婦や産後の母子が心身共に健康的な生活ができるようにアドバイスするため、自宅訪問も行っている。

電話での相談も可能で、高良さんは「悩まずに、どんなことでも気軽に相談してほしい」とにっこり。続けて「医療機関の証明書がなくても母子手帳の発行は可能。早めに取得して妊婦健診を受けてほしい」と呼びかける。

また、同市役所のら・ら・らステーションでは保育園の申し込みや子どもの発達などについての相談を受け付け、妊娠中から育児まで支援ができる環境を整えている。


「気軽に相談してください」と呼びかける母子保健コーディネーターの高良さん(左)、小濱美咲さん(中央)、安仁屋智子さん

◆那覇市子育て世代包括支援センター「ら・ら・らステーション」
098‐853‐7962 
那覇市与儀1‐3‐21 那覇市保健所2階 地域保健課

 

母子未来センター

助産師が出産をサポート

県助産師会が沖縄市で運営する「母子未来センター」では、経験豊富な助産師が妊婦健診や保健指導を行い、助産所として出産をサポート。出産までには提携している産婦人科医による診察も数回行われ、2013年の開所以来190人余りの新生児が誕生している。

同会会長の桑江喜代子さん(69)は「予約制なので、1人につき1時間ゆっくりと相談できる」と笑顔でPR。妊娠に伴う体調の変化などはもちろん、不安なことや現在の生活環境などさまざまな相談に乗り、妊婦と共に安心・安全で快適なお産を目指しているという。

同施設での出産は逆子や多胎妊娠でないこと、その他医療行為が不要と判断できる場合のみ可能。四つんばいや横向きなど、本人が楽な姿勢でのフリースタイル出産ができるのが特長で、国頭村や南城市など県内各地から出産希望の妊婦とその家族が訪れている。出産前には、産後の帰宅希望日や、どのようなお産をしたいかといった「バースプラン」を作成。分娩(ぶんべん)室では夫や子ども、家族が立ち会って出産することもできる。桑江さんは「自宅と病院の間のような空間と思ってもらえれば」と話し、「産後もいろいろな相談に来てほしい」と呼びかけた。

同施設では、マタニティーヨガやベビーマッサージの講座や母乳外来も行い、助産師の育成にも力を入れている。
 


県助産師会会長の桑江喜代子さん                              


母子未来センター外観


和室の分娩室
 

若年妊産婦の支援も

母子未来センターでは、沖縄市からの委託を受けて、9月から10代の若年妊産婦の支援を行う「若年妊産婦の居場所」としての役割も担っている。

市在住の18歳までの若年妊産婦を対象として、出産や育児についての相談を受け付けており、県内では初めての取り組み。電話相談も可能。同市は10代の妊産婦の割合が高く、身近に相談できる人がおらずに悩んでいる女性の現状を改善するために設置された。桑江さんは「現在の生活環境や、出産後どのような育児をイメージしているか、どのような人生設計をしているか」などを聞きとり、「復学や進学、就職などについて関係機関との連携を行って支援していきたい」と話す。

そのほかにも、同センターの助産師が講師となり、同市やうるま市、那覇市の中学校や高校で性教育の授業を行っている。桑江さんは「10代から正しい性知識を学ぶことが大切。その上で、自分の人生設計を考えて。出産や育児などで不安なことがあれば相談してほしい」と呼びかけた。

◆沖縄県助産師会 「母子未来センター」
098‐938‐1103
沖縄市中央4‐15‐12

<特集・お産を考える>
子育てママ座談会 抱え込まず周囲を頼って


『週刊ほーむぷらざ』第1631号 2018年10月25日掲載

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