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2017年3月2日更新
東南植物楽園 学芸チーム アシスタントマネージャー 照屋雄久さん|発信!沖縄の魅力
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.146
東南植物楽園|学芸チーム アシスタントマネージャー 照屋雄久さん
ブーゲンビレアの感動を
東南植物楽園 学芸チーム
アシスタントマネージャー 照屋雄久さん
現在、東南植物楽園で開催中の「おきなわブーゲンフェア」を企画した同園学芸チームアシスタントマネージャーの照屋雄久さん(41)。来場者に熱帯植物のおもしろさを体感してもらえるよう、体験プログラムや間近で観察できるように工夫している。
高さ5メートル、幅20メートルあるブーゲンマウンテン。さまざまな品種がところ狭しと並ぶ
貴重な植物を間近で体感
Q.なぜこの時期にブーゲンフェアを?
A.ブーゲンビレアは、年中咲いているイメージが強いのですが、それは四季咲きの品種です。一般的に、秋から春にかけて日照時間が短くなるこの時期に花芽をよくつけます。一番きれいに咲くこの時期に企画しました。
展示の目玉であるブーゲンマウンテンは、施設スタッフの手作りです。写真を撮ったり、間近で見られるように工夫しています。
Q.毎日美しく咲かせる秘けつは?
A.当園にはブーゲンビレアだけでもかなりの数があり、一番見ごろになるものを表に出しています。スタッフが丁寧に手入れをし、開花時期を見定めています。
25種類以上のブーゲンビレアがあり、その品種の違いや天候、温度変化によって同じ株でも咲き方が毎年変わります。人間の思い通りにはなりません。そうした難しさはありますが、美しく咲いたときの感動を多くの方に味わっていただきたいです。
Q.おすすめの楽しみ方は?
A.年間パスを持っていただき、一年を通して足を運んでみてください。というのも時間帯や季節の違い、数年に1回しか咲かない植物もあり、いつ来ても発見があります。
また、体験プログラムも用意しています。植物を実際に手に取って見たり、素材として観察すると、いろいろな発見があります。ガラス容器の中で植物を育てるボタニック・ボトリウムやポットプランツのワークショップで体験していただくのもおすすめです。
Q.今後の目標は?
A.世界的に見ても、これだけの数と規模の熱帯植物が屋外で育つ様子を見られる植物園は貴重です。そのすばらしさや植物が持つ特性などを伝えていきたいです。
当園は、2018年3月に50周年を迎えます。毎年植物は成長し、園の様子は変化します。昔の思い出を語ったり、新しい思い出を作ったり、親子三世代で足を運んでいただける場所でありたいです。
園内望む健康ビュッフェ
園内にあるレストランピース。テーマは癒やしと健康で、自家製ハーブや近郊の農家が作る野菜をふんだんに使っている。ランチビュッフェは大人1人1800円。時間は11:30~15:00。月・水曜日はレディースデーがあり、会計が1650円に。お得な入園+ランチセット券2500円も好評発売中。
<問い合わせ先>
東南植物楽園
098-939-2555
沖縄県沖縄市知花2146(地図)
<過去の記事>
発信!沖縄の魅力 ー未来をつくる企業ー
『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<146>
第1546号 2017年3月2日掲載