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2017年1月5日更新

[ペットと暮らす]又吉賢光さんと『チャーン』

ペットとわたしの暮らし方「いつもいっしょ。vol.79」
2017年、酉年がスタートした。「沖縄の貴重な鶏であるチャーンの保存継承のため、今年は会の活動により力を入れたい」と意気込むチャーン保存委員会会長の又吉賢光さん。チャーンの魅力を熱く語る。


うるま市総合文化祭で自慢のチャーンを展示した又吉賢光さん(前列左)と沖縄地鶏チャーン愛好会の皆さん=2016年11月19日(うるま市具志川総合体育館前)
 

チャーン保存委員会会長
又吉賢光さんとチャーン

2017年、酉年がスタートした。「沖縄の貴重な鶏であるチャーンの保存継承のため、今年は会の活動により力を入れたい」と意気込むチャーン保存委員会会長の又吉賢光さん(75)。チャーンの魅力を熱く語る。

チャーン謡い幸招く

「ケッ、ケッレェーェー、ケッ」。羽をばたつかせ首を伸ばし胸を張ると、チャーンは威勢よく鳴いた。
「この声がチャーンの魅力。美しい声質は三線の音に例えられ、ウタイチャーン(謡う鶏)とも呼ばれます。琉球王朝時代は王家や士族の愛玩鶏でした。昔は正月と梅雨明けの時期に鶏鳴会が開かれていましたが、現在も愛好会によってチャーン大会が行われています。夜明けを告げる声は、魔を払い、幸せを呼び寄せる力があるとされているんです。聞き方によっては、『タッタ、エーキ(だんだん金持ち)』とも聞こえるでしょう? 毎日、美しくて縁起のいい鳴き声を聞けていいですよ」と、チャーンの魅力を、保存委員会会長の又吉さんが誇らしげに語る。
沖縄の在来種で戦争により絶滅の危機にあったが、保護活動によって保たれてきた。しかし愛好者の減少とともに、チャーンの頭数も減少傾向にあると推測される。
「チャーンは、日本鶏の遺伝子構成とは異なっており、県の天然記念物にも指定される貴重な鶏ですが、正確な生存頭数も確認できていないのが現状。さらなる研究、種の保存が課題」と又吉さん。酉年を迎え、「チャーンの魅力を広く伝え、愛好家を増やしたい」と意気込む。
 

得意ワザ&ポーZoo


鳴き声が自慢です


チャーンは、「ケッ、ケッレェーェー、ケッ」と最後に短く切れる鳴き声が特徴。県の天然記念物であり、「うるま市の鳥」としても制定されている。


DATA
又吉家で飼育するチャーンは全部で7羽。
名前は特になく、黒・白・五色・笹・碁石と羽毛の色の特徴で呼んでいる。オスもメスもいて、年齢は3~4歳、体重は平均約2.5kg。
☆何代目
チャーンの飼育歴は約30年。数えきれないほど育ててきました。
☆又吉家に来た経緯
沖縄地鶏チャーン愛好会の事務局として又吉さんが窓口業務などを担当していたとき、同愛好会の前会長からヒナを譲り受け、繁殖させてきた。
☆好きな食べ物
穀物を中心とした鶏用の配合飼料の他、野菜なども混ぜて与えている。その他、ヤモリ、バッタなども好むとされる。「愛好会のメンバーで模合をしていて、定期的にチャーンの飼育方法について互いに情報交換をしています。良い声を出すためには、筋肉も大事だからね。どんな餌がいいとか、結構、みんな研究熱心よ」と又吉さん。
 

はい!チーZoo



サスケ
うちのウーマク四男坊サスケ。だんだん男前になってきました!
■種類・柴犬(豆柴) ■性別・オス ■年齢/1歳
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ライター/赤嶺初美
『週刊ほーむぷらざ』ペット生活。いつもいっしょ<79>
第1538号 2017年1月5日掲載

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