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2016年2月4日更新

[彩職賢美]ヴァンドゥーズの友利ひろみさん|チョコレート&ケーキ「ジャカランダ・ブルー」で働く

お菓子を販売する女性の専門職「ヴァンドゥーズ」として働く友利ひろみさん(42)。「単に販売するのではなく、商品知識やラッピング、心からのおもてなしといったサービスを提供し、お客さまに喜んでもらいたい」。夫・清和さん(47)の作るフランス菓子の魅力を最大限に伝えながら、お菓子の販売を通して作り手と客の心を結んでいる。

チョコの魅力を多くの人に

菓子販売のプロ「ヴァンドゥーズ」
チョコレート&ケーキ「ジャカランダ・ブルー」で働く
友利ひろみさん


宜野湾市の住宅街の一角にある「チョコレート&ケーキ ジャカランダ・ブルー」。ショーケースの向こうには、にこやかな笑顔の友利さん。「ヴァンドゥーズは2009年にできた資格。全国に250人いるが県内では私1人で、知名度はまだ低い。単にお菓子を売るだけの『売り子』ではなく、商品に関する知識と技能を持って販売している」。客が訪れるとその目線の行方、つぶやきを聞き逃さない。「どんな商品を探しているのか、タイミングを見て声かけする」。丁寧かつ無駄のない流れるような動きが印象的だ。

11年に資格取得、昨年には資格認定試験の審査員を務めるテクニカルリーダーにも任命され、全国16人の仲間と活動する。ヴァンドゥーズに求められるのは言葉遣いやラッピングなどの「技」、商品知識や衛生に関する「知」、さらに重要視されているのは思いやりやおもてなしの「心」。根底にあるのはホスピタリティー(おもてなし)で、結婚前の職業だった保育士の仕事にも通じるという。

「保育士もヴァンドゥーズも人と接する点では同じ。最初は試行錯誤だったが、資格を取得してから自分のやっていることに確信が持てた。ルールブックにのっとり、さらに沖縄のマチグヮー(小売店)に見られる親しみやすさが感じられる接客を心掛けている」と話す。

店で扱う商品はチョコをメーンにしたフランス菓子。作るのは夫の清和さん。島唐辛子やタンカン、宮古みそ、フーチバー(ヨモギ)といった沖縄の素材を取り入れたチョコ、ジーマーミ(落花生)を使ったマカロン、小麦粉を使わないチョコケーキなど、添加物を使わずにオリジナルの味を提供する。単に「甘い」だけでなく、さまざまな材料との組み合わせで味の印象を大きく変える商品だ。

二人が出会った地はオーストラリア。埼玉出身で、保育士だった友利さんは「海外で働きたい」と単身渡航。現地でも資格を取り、働いた。「オーストラリアに行って言葉も分からず友人もいなかったころ、チョコを食べると心が落ち着いた」とにっこり。そこで知り合ったのが、菓子職人になるため沖縄から留学していた清和さんだった。気が付くと二人の間にはチョコ。縁結びしてくれたのは互いに大好きなチョコだった。

そんなチョコやお菓子に向ける情熱は夫婦そろって熱い。将来の夢はチョコの祭典「サロンドショコラ」を沖縄で開催すること。さらに、清和さんは琉球大学大学院で「チョコレートにおけるブランド化」をテーマに研究し、昨年、論文を発表した。さらに、チョコの原料となるカカオ栽培の夢も。友利さんも「県内でヴァンドゥーズを育成することで、お菓子の素晴らしさだけでなく、働くことの楽しさ、充実感を若い世代に伝えたい」と意欲を見せる。

最もアピールしたいのは「一年中、チョコを食べてほしい」ということ。「チョコのイメージを変えながら、もっと多くの方に味わってもらいたい」。チョコの無限大の魅力をさらに広げようと清和さんとの二人三脚は続く。



清和さん(左)が作ったお菓子について、材料や作り方などを聞く友利さん。店の経営もお菓子作りも二人で話し合いながら、チョコの魅力をPRしている


機械や道具使いこなす職人技!

作品を作る際は、大型の機械から細かな道具までさまざまな道具を使う。機械だけでも、カンナ、丸ノコギリ、糸ノコギリなど種類はさまざま。「ケガや事故につながる危険もあるので、作業時はものすごく集中しています。一番大事なのは安全性。木クズが飛び、大きな音の中で作業をするので、ヘッドホン・防じんマスク・メガネをして、とても人に見せられないですよ」と金城さん。

 

友利さんのハッピーの種

Q.働き方で心掛けていることは?

個人経営の店ですので、たくさん作ってたくさん販売するというスタイルではありません。心にゆとりを持ったおもてなしや商品作りをするためにも休みをきちんと取っています。「オールブラックス」というケーキを食べたお客さまに、「遊びを知っている味だね」と言われてうれしかったですね。

Q.バレンタインデーに清和さんへのプレゼントは?

この仕事をしているとこのようなイベントはプライベートではしませんね(笑)。私たち夫婦のイベントとしては、誕生日が同じ4月28日なので、食事に出掛けたりはしますよ。バレンタインには店ではいつもの商品を中心に提供していますが、手作りで数が限られているため、ありがたいことに売り切れてしまうこともあります。
 

<問い合わせ>
ジャカランダ・ブルー
沖縄県宜野湾市長田1-8-7 メゾン友利1階(地図
098-892-8654
営業 11時~19時
定休 火・水曜

※全日本ヴァンドゥーズ協会
http://www.vendeuses.or.jp/



友利ひろみさん|彩職賢美
PROFILE
友利ひろみ(ともり・ひろみ)1973年埼玉県生まれ。大学卒業後、96年~2001年、東京で保育園に勤務。オーストラリアに移住後、現地の保育士資格を取得し、保育士として勤務。結婚を機に05年に帰国、夫とともに06年ジャカランダ・ブルー開店。11年の第1回ヴァンドゥーズ認定試験に合格、15年、同資格試験の審査員を務めることができるテクニカルリーダーに任命される。



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撮影/比嘉秀明・編集/高江洲千里
『週刊ほーむぷらざ』彩職賢美<1203>
第1490号 2016年2月4日掲載

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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