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2016年10月20日更新

世界と繋がるウチナーンチュ「うとぅいむちの心で交流を」|県人大会特集

10月26日(水)から30日(日)まで開かれる「第6回世界のウチナーンチュ大会」には、外国から多くの県系人が沖縄を訪れる。ウチナーンチュとして「うとぅいむち(おもてなし)」の心で迎えよう!

うとぅいむちの心で交流を


親切な気持ち素直に

2016年10月26日(水)から30日(日)まで開かれる「第6回世界のウチナーンチュ大会」には、外国から多くの県系人が沖縄を訪れる。ウチナーンチュとして「うとぅいむち(おもてなし)」の心で迎えよう!

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(以下OCVB)の辻美由紀さん(32)、池原弘貴さん(33)に、同大会に向けて外国人と接する際に知っておきたいこと、心掛けたいことを聞いた。

辻さんは「人との交流は旅の思い出を演出する大事な要素。たとえ外国語を話せなくても、何かしらアクションを起こしたい。もともと、県民には親切心が備わっているはず。その気持ちを、臆することなく素直に表現すればいいと思います」。

池原さんは「OCVBは県とともに外国人観光客に対しておもてなしの心で接する『ウェルカムんちゅになろう』の呼びかけを3年前から行っていて、大会が近づくにつれ、その気運が高まっている」と話す。OCVBに寄せられる体験談(ウェルカムんちゅエピソード:参照)も増加しているとも。多くの人と交流を図り、印象深い大会にしよう!


★教えてくれた人

OCVB・国内事業部受入推進課の辻美由紀さん(右)と池原弘貴さん

 

三つの心得で「ウェルカムんちゅ」に

1.黙っていることがまずい
外国人に声をかけられた際、「外国語が話せないから、うまく対応できない」などと考え、黙ったり、無視してしまう人も多いはず。しかし、要求されることは意外に簡単なことの場合も多い。相手の話を聞く姿勢が大事。まずは日本語で話しかけてみたり、知っている単語やジェスチャーなどを交えて会話してみる。意味はうまく伝わらなくとも、教えてあげたいという思いは伝わるはず。

2.文化の違いを理解する
外国人が公共の場で、大声で会話するといった光景を目の当たりにする場合も多いはず。国が違えばルールも違い、日本の常識が世界の常識とは限らない。異文化を否定するのではなく、理解して受け入れる姿勢も大切。「マナーが悪い」ではなく、「知らないだけ」と考える。ただし、ひどい場合には角が立たない程度に説明することが重要だ。

3.「できる」「できない」明確に
外国人は物事に対し「ダメもとで、まずは交渉してみよう」と前向きに交渉に臨む人が多いのが事実。「外国人は、無理難題を言ってくる」と避けることはやめたい。外国人は要求しているだけで、文句を言っているわけではないと理解する。話を聞いた上で「できること」「できないこと」をはっきり伝えることも大切だ。

 

「お帰りなさい」と迎えて

15歳に家族でペルーから移住しました。海外から来るウチナーンチュは沖縄が大好きで、自分のおじいちゃん、おばあちゃんがどこで暮らしていたか、見たくて来ます。
海外で開かれるオリンピック、行きたくても行ける人はなかなかいないですよね。ウチナーンチュ大会に来る人は、頑張って5年間お金をためて来るんです。ぜひ「お帰りなさい」って迎えてほしい。
三線、エイサー、ウチナーグチが地球の反対側で、大切に守り続けられています。「つながっている」ことを感じてほしいですね。


普久原サオリさん(沖縄NGOセンター)
県系3世


ウェルカムんちゅエピソード
OCVBに寄せられた、ウェルカムんちゅのエピソードを紹介。

エピソード1
私のおばは商店を営んでいるのですが、ある日、外国人観光客の数人が来店したそう。おばは、英語が話せないのですがジェスチャーなどを使ってどうにか無事に外国の方にほしい物を買っていってもらい、笑顔で「バイバイ」と見送ったそう。
言葉はしゃべれなくても、気持ちや動きなどでコミュニケーションがとれるんだ! 英語が話せない私でも「ウェルカムんちゅになれるんだ!」と気付かされました。これから多くの外国の方々に沖縄の良い所、場所、食べ物などを伝えられるようになりたいと思いました。
(20代女性)

エピソード2
彼氏と国際通りを散策していた時に信号待ちをしていると、1人のおじさんに英語で「両替はどこでできますか?」と尋ねられました。意味は聞き取れたのですが、英語で返せずパニックに。顔立ちがアジアの方のようだったので、英語よりは話せる中国語で聞き直すと、マカオからの観光客と分かりました。しかし、両替には苦戦。銀行が休みだったので、スマホで調べ、近くに両替所があったので一緒に行きました。去ろうとする私たちにおじさんが駆け寄り、マカオのお札に名前と電話番号を記入し「マカオに来る時は僕が君たちを案内するから連絡してね」とわたしてくれました。
(20代女性)


写真はイメージ=OCVB提供


外国人との会話に役立つ
会話のお助けツールも
OCVBでは、外国人観光客と簡単な会話ができるよう、あいさつを英語や中国語、韓国語で示したコミュニケーションシートを用意し、ホームページからダウンロードできる。また、ウェルカムんちゅエピソードを2016年11月15日(火)まで募集。詳細は下記のHPで。外国人が観光中に困っているのを見かけたら、「多言語コンタクトセンター」も紹介してみよう!
http://www.visitokinawa.jp/welcome/



外国人観光客向け 多言語コンタクトセンター
英語0570-077201
中国語0570-077202
韓国語0570-077203
ポルトガル語0570-077204
スペイン語0570-077205
※利用は9時~21時(要通話料)
ポルトガル語とスペイン語のサービスは11月15日(火)まで。


 

世界のウチナーンチュ大会Q&A

Q.ウチナーンチュ大会ってどんな大会?
沖縄では戦前・戦後を通じて多くの県民が(経済的な活路を求めて)海外へ移住した歴史があります。現在では、北米や南米を中心に世界には県系の人が約42万人いると言われ、その県系の人たちが沖縄に集う祭りが「世界のウチナーンチュ大会」です。ウチナーネットワークを継承し発展させ、沖縄の独自の歴史や文化などを国内外に発信し、沖縄の未来を切り開いていくことを目的としています。

Q.どのくらいの人たちが沖縄に集うのですか?
参加者も年々増加し、ことしは約7,000人の方々が訪れる予定です。海外からの参加者は、「自分のルーツの沖縄をこの目で確認したい」といった思いをお持ちの方が多く、地域への帰属意識を確認し、交流を深めたいという気持ちが強いです。多くの人が参加し、交流することで同大会を盛り上げていけたらと思います。

Q.大会の見どころは?
ことしは、これまでにない初取り組みのイベントがあります。まず、10月30日(日)に開かれる「うまんちゅ三線大演奏会」。世界中の三線演奏者が一堂に会し、沖縄の伝統文化の一つである三線の大演奏会が開かれます。国境や世代を越えて受け継がれる三線文化の魅力を国内外に発信するというイベントです。最大6000人が集い迫力ある演奏が楽しめます。
また、10月28日(金)の「しまくとぅば語やびら世界大会」は県内の予選を勝ち残った人と、海外に住むウチナーンチュが沖縄への思いを語るほか、しまくとぅばを使った郷土劇も。そのほか、若者同士がアイデンティティーを確認し、情報交換などをし合う「世界若者ウチナーンチュ大会」や「空手・古武道交流演舞祭」「うまんちゅ大交流祭」などイベントが多彩です。「大会関係者以外の人は参加できないのでは」と思われがちですが、そんなことはありません。開会式や閉会式は席数に限りがあるため、誰もが参加できるというわけにはいきませんが、そのほかの催しなど、誰でも参加できるので、気軽に足を運んでほしい。
※イベントの詳細は大会公式ホームページ http://wuf2016.com で。

 

世界のウチナーンチュはこんな国に

2016年度推計値(県交流推進課)|ウチナーンチュ


大会マスコットの「笠丸」アルゼンチン




世界と繋がるウチナーンチュ 2016
 


編集/栄野川里奈子・安里則哉
『週刊ほーむぷらざ』第1527号 2016年10月20日掲載
[世界と繋がるウチナーンチュ・特集]

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安里則哉

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