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2016年9月8日更新
甘い物好き=眠れず太る[宇栄原千春の不調改善ダイエット<3>]
宇栄原千春のダイエット相談「私と一緒に最後のダイエットにしませんか?」
甘い物好き=眠れず太る
2、3時間おきに目が覚める
Q.熟睡できず2、3時間おきに目が覚めます。
短眠は太ると聞きましたが、私もそんな気がしています。
(41歳、女性、会社員)
眠りが浅くて、たびたび目覚めるというAさん。体形的にはBMI値24と、さほど太ってはいませんが、体調が悪いのと、おなかぽっこりが気になりカウンセリングを受けられました。
ライフスタイルは「運動はほとんどしない」「事務職でクーラーの効いた環境」「いつも職場にお菓子がある」。
食事は「食事を減らしても甘いものを食べたい」「成長期の子どもに合わせるので肉多め野菜少なめ」。
体調は「頭痛もちで鎮痛剤を常に使用」「立ちくらみやめまいがある」「むくみ・生理痛がある」「朝の疲労感が強い」「空腹感で冷や汗が出ることがある」。
そんなAさんに徹底してもらったのは「3食きちんと食べる」「甘い物は食後のデザートのみ」「おやつを手作りのロースイーツか果物に」「とにかく野菜を増やす」「夜遅くに食べない」こと。甘い物を減らすのはとても辛いとおっしゃっていたのですが、2週間たつころから眠りの質に変化が出始めました。
ビタミンBでエネルギー補充
実はAさん、低血糖症の可能性が高く、その症状で熟睡できないでいたようです。絶え間なしに甘い物を食べる生活を長期間続けてきたことで、血糖の乱高下を繰り返し、夜中に何度も目を覚ましていたのですね。
特に気を付けて取ってもらった栄養素はビタミンB群。エネルギー切れのAさんは、エネルギーを作ってくれるB群がサポートしてくれます。食品で多いのは豚肉。さらにネギやニラ、ニンニクに多く含まれる硫化アリルはビタミンBの吸収率を高めてくれます。オススメは豚肉とニンニク、ニラなどの炒め物や煮物など(写真)。
がんばって食生活の改善を続けたAさん。2カ月後には一度も目覚めることなく6時間の睡眠がとれ、朝の疲労感もなくなり、体重は4kg減と順調に減量されました。Aさんのように朝の疲れや、甘い物がやめられないなど思い当たる方は、実践してみてくださいね。
豚肉にタマネギやニラを合わせた「ヘルシー豚ニラ炒め」
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カロリア代表・管理栄養士
宇栄原千春
『週刊ほーむぷらざ』宇栄原千春の不調改善ダイエット・第1521号 2016年9月8日掲載