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2024年1月25日更新

[企業紹介]パティシエの経験生かし|株式会社ナンポー 工場長の砂川美由紀さん|沖縄の魅力

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.415

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「昨年からお土産菓子以外にも、健康にもプラスになるお菓子『+TASUTO たすとおからビスケット』を県内のドラッグストアで販売しています。県外にも販路を広げていきたい」と砂川さん


お土産菓子製造
高い品質を追究


株式会社ナンポー
工場長 砂川美由紀さん


お土産菓子などの製造販売を手掛ける株式会社ナンポー(那覇市)。2022年に工場長に就任した砂川美由紀さん(46)は、高校を卒業してからパティシエとして20年以上お菓子作りに携わってきた経歴を持つ。仕事のやりがいなど話を聞いた。


Q 工場長として取り組んだことは?

A 工場長に就任した当初は、私が経験してきたケーキ店の仕事と比べ、工場の製造ラインは1日に作る量もまったく違うし、スタッフも大勢いるので私に務まるだろうかと考えました。いざやってみると、たとえ規模は違ってもお菓子作りの基本は同じ。経験を生かし、より良くできると確信を持って取り組みました。

工場長として大事なのは均質な商品を作り続けること。温度管理など詳細なデータをとってマニュアル化し、誰が作っても一定の品質になるように工夫しました。工場長の仕事は商品開発、品質管理、人員の配置、食材探しなど多岐にわたるので、常に学びがあって充実しています。



工場のスタッフの皆さん。年齢は30~50代と熟練者も多い


Q 仕事のやりがいは

 ケーキ店では仕入れから製造販売までパティシエ個人が一貫してやることが多いと思いますが、工場では細かく分かれた各工程をスタッフが分業でやっていくので、一人一人が本当にいい仕事をして連携していかないといい商品は出来ません。そこが大変であり、工場ならではの面白さだと思います。そのため私はまめに工場に入ってスタッフに声掛けして、意識改革やメンタルのサポートに努め、現場で困っていることをヒアリングしています。

また、パティシエの時は主にお店の近隣にお住まいのお客さまが商品を購入して、その方々から評価をいただいていましたが、ナンポーではお土産品として県内外、海外などの多くのお客さまが購入され、SNSやメールなどで評価をいただいております。

高評価をいただいた時の感動は、観光菓子メーカーならではのものだと思います。製造にかかわるスタッフらと共有して喜びを分かち合えることもこれまでになかった経験でした。



Q 今後の目標は?

 パティシエを志したのは小学生の時、母の誕生日にケーキを作ったのがきっかけ。作る工程の面白さと母に喜んでもらえたことがうれしくてこういう仕事に就きたいと思いました。

お菓子作りに携わって20年以上。思いは変わらず、ずっとおいしいお菓子を作っていきたいです。菓子メーカーとして、お土産だから買ったというのでなく、おいしいからとお客さまに選ばれるクオリティーの高い商品をスタッフ一丸となって作っていきます。

お菓子作りの楽しさを知ってほしいと工場の様子をSNSで発信しています。共に働く仲間を募集中です。


 

見た目も味も高評価

昨年発売した「薔薇(バラ)甘(カン)紅芋」=写真左=は、日経トレンディの「空港発ヒット商品ランキング」で全国1位に選ばれた。砂川さんは「紅芋を使ったお菓子で、お客さまから見た目が華やかで味もおいしいと好評」と話す。写真右は県産イチゴを使った「薔薇甘苺」。

株式会社ナンポー
那覇市曙3-21-2
電話 098(867)7902 



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『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<415>
第1903号 2024年01月25日掲載

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