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2023年11月2日更新

[企業紹介]海に還る「さんご葬」|一般社団法人 沖縄海洋墓標会 統括部長の神山豊江(のりえ)さん|沖縄の魅力

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.408

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さんご葬専用船に乗る統括部長の神山豊江さん(左)と船長の池宮城進さん。家族は乗船せずスタッフが代行するプランや、複数組で乗船、または貸し切りのプランがある


サンゴ砂の墓標 新しい海洋葬

一般社団法人 沖縄海洋墓標会
統括部長 神山豊江さん(左)



海洋葬とは遺骨をお墓ではなく海に散骨する葬送方法。一般社団法人沖縄海洋墓標会(那覇市)は、従来とは違った新しい形の海洋葬「さんご葬」を提供している。統括部長の神山豊江さんにその特徴や利用者の声など聞いた。


Q さんご葬とは?

A 一般的な海洋葬は粉末化した遺骨を海上に散骨しますが、「さんご葬」では粉末化した遺骨を収めた墓標(海洋墓標「エルカ」)=下写真=を水深50~70メートルの海底に沈めて葬送します。墓標は沖縄のサンゴ砂(サンゴの死骸が長い年月で風化して砂状になったもの)を原料とした漆喰でできているので、遺骨とともに海底で8~10カ月の間にゆっくり溶けて自然に還ります。そのため、海洋汚染防止法の基準もクリア。また、埋葬法では遺骨を墓地以外の場所に埋めるのは違法ですが、海に散骨するのは法的にも問題はなく、国が散骨に関して定めたガイドラインも順守しています。


中央が海洋墓標「エルカ」。製作には1週間~10日ほどかかる。分骨も可能


Q どんな人が利用していますか?

 人生の最期は大好きな沖縄の海に眠りたいと、遺言や生前契約でさんご葬を選ぶ人もいます。同様の方法でペット葬も行っており、自分もペットが眠っている場所に送ってほしいという人もいます。

また、昨今の少子高齢化によりお墓に対する考えも多様化してきました。お墓は必要ない、入りたくない。子どもがいない、家族と遠く離れて暮らしているなど、お墓を継ぐ人がいない。墓じまいをしたい。子どもや孫に負担をかけたくない、という考えから希望する人も多いです。

設立から6年、これまで103人の方が葬送されました。遺族の方からは、遺骨が入った墓標が海に沈んでいく様子を見ることができ、故人が確かにこの海の底で眠っているという安心感があるという声をいただいています。墓標を沈めた地点の緯度・経度を記録した証明書を発行しており、その地点に船でお参りすることも可能です。専用船が停泊している那覇の近海で葬送しますが、中には故人が海岸沿いに住んでいたので、家の近くの海に葬ってほしいという方もいます。



Q 業務で心掛けていることは?

 お客さまの要望をしっかり聞くこと。内容によってはさんご葬のほかにも希望に沿った葬送方法があるかもしれません。私はこれまで葬儀関係の仕事に20年ほど携わってきたので、その経験を生かしてそうした葬送方法について情報提供することもあります。

今後の目標はさんご葬の認知度を高めていくこと。お墓に対する考え方が多様化する中で、県民の皆さまにとってさんご葬も一つの選択肢になればと思います。


 

さんご葬のセミナーを開催

同会は12月16日(土)にファミリーホールいなんせ2階(浦添市)で催される「冬のお気軽お勉強会」(主催・いなんせ会館)で、さんご葬のセミナーを実施する=写真。時間は12時~12時40分。申し込みは、いなんせ会館・電話098(866)6111

一般社団法人 沖縄海洋墓標会
那覇市港町2-2-9 カサデラブリー港町205号
電話 098(917)2266

https://www.sangosou.okinawa/

↓画像をクリックすると、一般社団法人沖縄海洋墓標会のHPに移動します


『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<408>
第1891号 2023年11月2日掲載

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