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2023年9月21日更新

[自然卒乳と段階的断乳]方法やタイミング 子どもに合わせて|はじめての育児⑨

赤ちゃんが自然におっぱいから離れて、おっぱいを飲まなくなることを卒乳と言います。WHOは、2歳になるまでは赤ちゃんにおっぱいをあげることを推奨しています。今回は「卒乳の方法」について紹介します。

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子どもが自然にやめる「自然卒乳」


子どもが自然に母乳をやめることを自然卒乳と言います。子どもが突然飲まなくなったり、自然と授乳回数が減ることもあります。まだ母乳分泌のある場合での卒乳は、乳房が張り、卒乳ケアが必要なこともあります。徐々に回数が減り、乳房の張り感なく卒乳することもあります。子どもが1歳未満でおっぱいを飲まなくなってしまうのはトラブルのサインなので、授乳を継続できるようすぐに専門家に相談しましょう。赤ちゃんには出来るだけ2歳過ぎまでおっぱいをあげることが勧められています。

 


おっぱいあげる機会を減らす「段階的断乳」

段階的断乳は、赤ちゃんにおっぱいをあげる機会を少しずつ減らしていく方法です。突然の断乳は母子ともにストレスがかかる可能性があるため、お母さんがおっぱいをやめたい場合は、こちらがおすすめです。

離乳食が進み食べる量が増えてくると、個人差はありますが、おおむね母乳をあげる機会が減ってきます。日中は保育園に預ける場合は、朝・夜の授乳は続けつつ、徐々にその回数を減らしていきます。具体的には夜、代わりになる飲み物を与えたり、おもちゃや絵本など気を引けるもので眠りを誘ったりしながら、母乳で寝かしつけるのをやめていきましょう。初めはうまくいかないこともあるので、無理せず進めることです。また母乳量が減ることでお母さんのホルモンバランスが不安定になることもあるため、家族の協力も得ることが大切です。

子どもはみんな成長発達のペースが違います。卒乳の方法やタイミングはほかの子と比べる必要はなく、わが子の状況を見ながら無理なく進めてほしいです。自然卒乳と段階的断乳のどちらが良いのかは親子の状況で異なると思いますが、せっかくのおっぱい育児、親子が納得できる形がお勧めです。

卒乳は下記のコラムも参考に! 仕事復帰と母乳育児
https://www.yuiclinic.com/information/3474/

赤ちゃんにおっぱいを2歳過ぎまで飲ませた方がいい理由
https://www.yuiclinic.com/information/13208/

ゆいクリニックでは、助産師外来で育児相談や卒乳ケアを実施。不定期で卒乳講座も開催しています。講座の日程はホームページに案内がでますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
https://www.yuiclinic.com/sun-room/



院長 産婦人科 島袋 史さん(左)、理事長 小児科医 島袋 忠雄さん
2011年に開院した沖縄市登川の産婦人科ゆいクリニック。自宅のようにリラックスできる空間を目指し、建物には木材を豊富に使用。妊婦への食事には添加物を使わないなど「体に良いと分かったことはどんどん取り入れている」と院長の島袋史さん(52)。お産を通し母親として一人の女性としての成長をサポートする。

〈問い合わせ先〉
産婦人科 ゆいクリニック
TEL 098-989-3801
沖縄市登川2444番地3
https://r.qrqrq.com/wuFnMal6

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『週刊ほ〜むぷらざ』はじめての育児
第1885号 2023年9月21日掲載

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