企業紹介
2022年11月10日更新
[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|オリオン在宅鍼灸治療院 代表の大城浩哉さん|女性スタッフが対応 介護者の負担も軽減
沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.380
【11月11日は介護の日】
地元の南風原町を拠点に鍼灸の訪問サービスを提供しているオリオン在宅鍼灸治療院の代表、大城浩哉さん
自宅でリラックスして施術
オリオン在宅鍼灸治療院
代表 大城 浩哉さん
訪問での鍼灸(しんきゅう)を手掛ける「オリオン在宅鍼灸治療院」(南風原町)の代表、大城浩哉さん(32)。「利用者が自分らしく自宅で生活できるよう、そして、家族の介護負担を軽減するためのサポートをしています」と笑顔で話す。サービスの特徴や施術で心掛けていることなどを聞いた。
Q サービスの特徴は?
A 訪問で鍼灸ができるので、通院の手間が不要なのが1番のメリットです。利用者は関節の痛みや手足のこわばりなどがある介護度が高い方が多く、介護をしている家族は労力と時間を省けます。また、施術をしている間、家族もいっとき介護から離れて自分の時間を持つことでリフレッシュできます。
国家資格である鍼灸師免許を持った女性スタッフが施術するので、女性の方も安心してご利用いただけます。利用者の家族も女性が多いので相談しやすいと好評です。
自宅でリラックスして施術ができるというのもポイント。1回の施術時間は20分~25分で、日々の生活リズムの中に組み込むことができます。施術中に女性スタッフとゆんたくをする方も多く、「いい話し相手になってくれるので、楽しくて気分転換になる」との声も。あまり話したくないという利用者もいるのでその方の性格を見ながら接しています。利用者の家族から介護の苦労話を聞くこともあります。話すことでいくらかストレス解消になっているようです。
Q 施術で心掛けていることは?
A 利用者は介護度が高い方が多いので、担当スタッフは安全には十分に気をつけています。そのために利用者と家族から、どこが痛いのか、利用者の性格、その日の体調などをしっかりヒアリングします。
鍼灸というと痛そうなのが不安という方もいらっしゃいますが、強い刺激は与えませんし、その日の利用者の体の調子に合わせて無理のない施術を心掛けています。昨今のコロナ禍、感染症対策もしっかり行っています。
地元の南風原町を拠点に鍼灸の訪問サービスを提供しているオリオン在宅鍼灸治療院の代表、大城浩哉さん
Q サービスを始めたきっかけは?
A 私は以前は理学療法士として訪問リハビリをしていました。介護度が高い方が介護保険の枠を超えてしまい、リハビリをケアプランに入れられない場合もあり、介護保険を補うサービスが必要と考えました。介護度を上げない予防のため、利用者が自分らしく自宅で生活するサポートをしたいという思いで会社を立ちあげました。
弊社のサービスは、医師の同意書があれば健康保険制度を利用できるので、介護保険枠が少ない方でも利用しやすくなっています。多くの方に弊社のことを知っていただき、自宅で過ごすサポートをしていきたい。利用者を介護する家族のケアもしながら地域に貢献したいと思っています。
訪問サービスは南部中心 応相談
同社の訪問サービスの利用は、南風原町を中心に本島南部が主だが、それ以外の地域も相談可能だ。詳細は下記の問い合わせ先に連絡を。営業時間は、平日・祝日9時~17時までとなっている。
オリオン在宅鍼灸治療院
南風原町津嘉山702-2
電話070(8592)8776
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『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<380>
第1840号 2022年 11月10日掲載