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2022年7月21日更新
[沖縄・ダイエット]運動不足を解消する習慣を|健康チャレンジ!(28)
医師の安谷屋徳章さんが、ダイエットの基本について話します。
執筆:安谷屋徳章さん
運動不足を解消する習慣を
今回は運動不足についてお話しします。今年は梅雨が長く、雨量も多かったので、運動不足に拍車がかかっている人もいるのではないでしょうか。運動不足の信号として、体を動かすのがおっくうに感じたり、少しの距離でも歩くのが嫌になったり、夕方になると疲れを感じたりするといったものがあります。運動不足も放っておくと、運動を始めにくくなり、体力が低下し、免疫力の低下や生活習慣病の発症や悪化につながります。運動不足にならないためにも、運動を続けることが大事ですが、雨の日に屋外で運動するというのもやる気が起こりません。雨の日にジョギングやウオーキングをやってはいけないとは思いませんが、体を冷やさないようにしたり、短時間ですませたりするなどの工夫が必要になってきます。
やはり、天候に左右されないように屋内で運動を行うようにすることが、運動不足の解消に適していると思います。私の場合、腹筋と背筋と横に起き上がる腹筋とスクワットをそれぞれ120回ずつと160段の階段上り下りを毎日するようにしています。これはジョギングに行く日も、空手道場に行く日も実行しています。屋内でやるので天候に左右されませんし、ルーティンワークとして行っています。仕事が忙しくて、どうしても120回をこなせない日もありますが、無理がないようにやっています。始めたばかりのころは、階段160段の上り下りだけでしたが、スクワット40回を追加し、慣れてきたら80回、120回へと増やしていき、次に腹筋40回を追加し、背筋40回を追加し…という具合に数週間かけて少しずつ増やしていきました。最近は、かかと上げや空手のしこ立ちを無理がないか確認しながら追加しています。みなさんもぜひ運動習慣をつけて体力向上を目指してください。
あだにや・のりあき。糖尿病や生活習慣病の改善を専門とするゆいゆい内科クリニック院長。自身も糖質コントロールで20キロ痩せた。著書に「沖縄の医師が教える糖質コントロール健康法」など
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「第1824号 2022年7月21日紙面から掲載」