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2022年1月6日更新

[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|配食を手軽に 味にもこだわり|株式会社 東屋 代表取締役 東 龍次さん

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.355

学「計画的に大量の食材を作れるのがクックチルの強み」と話す、株式会社東屋の代表取締役、東龍次さん

調理済み食材を施設へ配達

株式会社 東屋
代表取締役 東 龍次 さん


施設向け調理済み食材製造サービスを手掛ける株式会社東屋(あずまや)(沖縄市)。代表取締役の東龍次さん(35)に、介護施設などへおいしい食事を効率的に提供する調理システム「クックチル」について聞いた。

Q 詳しい業務内容と、その特徴は?

 真空パックした調理済み食材を製造し、高齢者介護施設や福祉施設などへお届けしています。クックチルという調理法で製造しているのが大きな特徴です。これは加熱調理した食材を急速冷却して保存し、食べる時間に合わせて再加熱して提供する調理システム。県内でこうしたサービスをいち早く提供していることがわが社の強みです。

冷凍食品に比べて味や栄養価を損ないにくく、施設では食材を湯せんなどで温めて、食器に盛り付けるだけで食事が提供できるので、業務の負担軽減につながります。また、製造日を含めて5日間の保存が可能で、大量の食材を計画的に製造できることから、手頃な価格で商品を提供しています。

おいしさにもこだわり、沖縄出身の管理栄養士と調理のプロが作る、島野菜をふんだんに使った沖縄料理などバラエティー豊かなメニューを用意。利用者からは、その時季の島野菜が食べられ季節感があり、慣れ親しんだ味でおいしいと好評です。

配達エリアは沖縄県内全域で、少人数の施設でも利用可能です。現在は国頭村から糸満市まで90施設に配達しています。


Q サービスを始めたきっかけは?

 私は以前、施設に調理スタッフを派遣する給食受託事業をしていました。施設の厨房(ちゅうぼう)は365日フル稼働で、早朝や土日祝日の出勤はもちろん、台風でも休むことはできません。旧盆・正月のシフト作成にも悩まされました。どうにかスタッフの負担を軽減しつつ、食事を提供できないか。その時の悩みや課題から生まれたのがクックチルによるサービスです。

同サービスは、自社調理している施設でも土日祝日のみ、朝食のみといった利用ができます。前もって数日分の食材をお届けできるので台風時も安心。部分的に利用するだけでも、スタッフの負担軽減と業務の効率化が図れます。 



食材に合った冷却ができる調理機を備えた大型セントラルキッチン

Q 今後の展開は?
 「人の役に立つこと」がわが社のモットー。若い社員が多く、多彩な人材がそろっているので、いろいろアイデアを出し合っています。台風など災害時に厨房が使えなくなった時のために、事前に200人分の食材がストックできる「フードレスキュー」もその一つ。日々の業務でお困りのお客さまの「こんなのあったらいいな」というサービスをこれからも提供していこうと考えています。



若く多彩な人材そろう

同社のスタッフは、平均年齢20代と若く、給食事業のほか、割烹(かっぽう)や居酒屋など飲食店で経験を積んだ多彩な人材がそろう。若い力でサービス向上のため、枠にとらわれないアイデアを出し合っている。

株式会社 東屋 沖縄市胡屋6-6-4  
電話098 (983) 8300

https://www.azumaya.okinawa/


『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<355>
第1796号 2022年1月6日掲載

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