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2021年9月2日更新
[沖縄・お金の話]ファイナンシャルプランナーに聞く! 知っているようで、知らない? 「お金」の話 ②
文・慶田城裕
(オリックス保険コンサルティング株式会社沖縄支社 支社長)
知っているようで、知らない?「お金」の話 ②
教育資金は早めに準備を
ライフプランの4大支出(住宅資金・教育資金・老後の資金・生命保険)の一つでもある教育資金。皆さんはしっかりと準備していますか。まずは、具体的にいくら必要になるかを把握しておく必要があります。保護者の世代と現在では進学時にかかる金額も変わってきています。大学進学時の授業料は、国立大学で1990年当時は約34万円だったのが2021年では約54万円。私立大学では、1990年当時約62万円が2021年では約91万円と大幅に増えています。卒業するまでに必要となる金額は数百万円と高額になりますし、県外への進学となると受験のための旅費や進学後の生活費等の仕送りで負担も大きくなります。また、大学進学前にも習い事や塾に部活と家庭の支出の大半を教育費が占めることになります。特に県内では部活動が盛んなため、遠征費等も考慮しておく必要があります。その中での進学資金の準備は結構大変です。若年層で被害増加
ただ、経済的な理由だけで進学を諦める時代ではありません。進学資金を応援する制度の一つに奨学金制度があります。ここ数年で返済義務のない給付型の奨学金が大幅に拡充されました。2020年からは入学金・授業料の一定額を国が負担するという高等教育修学支援制度もスタートしていますが、収入基準があり全ての学生が対象ではありません。また、貸与型奨学金を利用する際には、将来無理なく返済できるかという視点で計画することが大切です。
子供の持つ可能性は無限です。大きく羽ばたけるよう対策はお早めに。弊社には多くのファイナンシャルプランナーが在籍しており、保険に限らず教育資金に関する相談も受け付けております。
けだしろ・ゆたか/オリックス保険コンサルティング株式会社営業本部 沖縄支社 支社長。ファイナンシャルプランナー(日本FP協認定CFP) ■問い合わせ先/098(863)8010
『週刊ほ〜むぷらざ』ファイナンシャルプランナーに聞く!知っているようで、知らない?「お金」の話
第1778号 2021年9月2日掲載