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2021年6月24日更新

[沖縄・企業紹介]沖縄の魅力|姉と弟の家 代表 稲福 剛治さん|個性的な造り 自然豊かな環境

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.332
南城市にある「姉と弟の家」は、2棟の宿泊施設。代表の稲福剛治さん(38)は「自然に囲まれた宿でのんびりしながら、ちょとした非日常を楽しんで」と気さくに話す。

「弟の家」
「弟の家」の開放的なリビングでくつろぐ姉と弟の家の代表、稲福剛治さん

暮らすように過ごせる宿

姉と弟の家
代表 稲福 剛治 さん


Q 宿泊施設の特徴は?

 知人の建築士が設計した個性的な造り。もともと宿泊施設としてではなく、10年前に私と姉のそれぞれの家として造られました。2016年に宿泊施設として営業を開始することに。宿はどちらも1棟貸しのスタイルです。「姉の家」(宿泊人数最大6人)は、広い対面キッチンやオープンデッキが特徴で、和室もあります。私の家だった「弟の家」(宿泊人数最大4人)は、自分のこだわりが反映されていて、広いキッチンに大きな開口が特徴で、ベッドはロフト付きです。沖縄の古民家のような懐かしさと非日常感が感じられる空間になっています。


「姉の家」
「姉の家」の自慢のオープンデッキ。緑に囲まれてゆったり過ごせる

Q 接客で気を付けていることは?

 あまりかしこまらず、かといって友人のように近過ぎず、自然に接するように心掛けています。お客さまが安心して過ごせるよう、新型コロナウイルス感染症対策も徹底。チェックイン時の検温や清掃時の消毒のほか、部屋ごとに消毒液を設置するなどしています。1棟貸しなのでほかのお客さまと接触する機会が少ないというのも宿の特徴です。仲のよいご家族同士で2棟借りる方もいらっしゃいます。


Q どのような過ごし方ができますか?

 「暮らすように旅する」がこの宿のモットー。観光地を巡る旅行ではなく、宿を拠点に付近のエリアでゆったり楽しむといった過ごし方ができます。海外の方はそういうふうに楽しむ人も多いようです。

宿のオーナーから聞いた地元の人も利用するおすすめスポットへ足を運んで、そこに住む人の生活を感じながらのんびり過ごす、というのも旅の楽しみ方の一つ。私たちの宿の周りはサトウキビ畑に囲まれたのどかな雰囲気。徒歩圏内には、系列のカフェ「浜辺の茶屋」があり、景色を楽しみながら食事ができます。シーカヤックの貸し出しもしており、近隣のビーチでマリンレジャーが楽しめます。

また、お客さまの中には、都会の喧噪(けんそう)から離れて、ヨガやマッサージをしながら自分と向き合い心身をリフレッシュしたいと宿泊される方もいます。

これまで海外のお客さまの利用が多かったのですが、近年は県内外のお客さまも増えてきています。県内の方には、コロナ禍の昨今、旅行もしにくいと思うので、自然に囲まれた宿でのんびりしながら、ちょとした非日常を楽しんでもらえればと思います。



カフェの朝食付き宿泊プラン

「姉と弟の家」では、週刊ほーむぷらざの読者向けに、カフェ「浜辺の茶屋」=写真=の朝食が付く宿泊プランを用意している。メールでの予約の際は、「ほーむぷらざを見て」と記載を。

▲朝食例



浜辺の茶屋




プロフィル/いなふく・こうじ
1984年、南風原町出身。沖縄国際大学国際コミュニケーション学科卒業後、両親が南城市で営む「浜辺の茶屋」の店長に。その後、系列店舗や宿泊施設を束ねる「株式会社さちばるの庭」企画・渉外部長に就任。2016年から宿泊施設「姉と弟の家」代表を務める。




姉と弟の家
南城市玉城字玉城90-1
電話050(7130)3803



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『週刊ほ〜むぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<332>
第1768号 2021年6月24日掲載

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