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2020年10月22日更新

おうちで楽しむワインのススメ

 食欲の秋、自宅でワインを片手にゆっくり食事をするのも楽しそう。これまでワインになじみのなかった人でも自分好みのワインを見つけるポイントや、料理によって合うワインの選び方、自宅でワインを楽しむために知っておきたいことなど紹介します。



「自宅でワインを楽しみたいが選び方が難しそう」という人も多いのでは。赤、白、ロゼワインなどがあるが、例えば同じ赤ワインでも銘柄によって味わいはさまざま。好みや料理によっても合うワインは変わってくる。ワイン専門店「コートドール」の立林悠佑さんに、ワイン選びのポイントなどを聞いた。

Q1 好みのワインを見つけるには?
A 代表的なブドウ品種で好みを把握

 ワインの味を決める主な要素の一つが原料であるブドウの品種。まずは代表的なブドウ品種で作られたワインをいくつか飲んでみるのも一つの方法です(下記参照)。その中から好みの味の傾向を押さえておくと選ぶ際の指針になります。ボトルのラベルには原産地や原料のブドウ品種などの情報が表記されているのでそれを参考に。ただし、中にはラベルにブドウ品種が明
記されていなかったり、表記が分かりにくいものもあるので注意。ネットなどで調べるか、ワイン専門店であればお店の人に聞くといいでしょう。飲んで気に入った銘柄があれば、ボトルの表と裏のラベルをスマートフォンで写真にとっておくと次に探す時に便利です。
 また、ワインの専門店などで売れ筋のものを教えてもらうのもよいでしょう。それで気に入った銘柄が見つかれば、次は「こういったワインが好み」とお店の人におすすめを聞きやすくなります。

代表的なワイン用のブドウの品種と特徴
①カベルネ・ソーヴィニヨン
しっかりした口あたり、渋みと酸味。
主要産地:フランス・ボルドー地方
②メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンよりは渋みや酸味が強くなく、まろやかな味わい。
主要産地:フランス・ボルドー地方
③ピノ・ノワール
やわらかい口あたり、ほどよい酸味。
主要産地:フランス・ブルゴーニュ地方

代表的なワイン用のブドウの品種と特徴
①シャルドネ
産地の気候や土壌、製法などの違いでさまざまな味わいになる。
主要産地:フランス・ブルゴーニュ地方
②ソーヴィニヨン・ブラン
ハーブのような香り、さわやかな味わい。
主要産地:フランス・ボルドー地方
③リースリング
製法により甘口と辛口どちらにもなる。
主要産地:ドイツ



Q2 料理によって合うワインは?
A 色合い、素材の特徴で合わせる

 一般的に肉料理は赤ワイン、魚料理は白ワインと言われることも多いですが、例えば赤身の牛肉には赤ワイン、白い豚肉は白ワインと色合いで合わせたりと、料理の特徴によって合うワインも変わってきます。同じ肉料理でも、脂身が多い牛肉は、赤ワインの中でもしっかりした口あたりで渋みのあるもの、赤身・鉄分が多い牛肉には、口あたりのよい、さっぱりした赤ワインが合うでしょう。牛肉よりは淡泊な豚肉・鶏肉には、さっぱりした白ワインやロゼワインが合います。今日買ったワインで何を食べようか考えるのもひとつの楽しみ方です。ぜひ自分好みの組み合わせを探してみてください。
 また、食後酒としては、ボルドーのソーテルヌ、ドイツのアイスワイン、ハンガリーのトカイなど甘口のワインがおすすめです。




Q3 赤、白、ロゼワインの違いは?
A ブドウの種類や製法で異なる色や味に

 赤ワインは、黒ブドウを原料にしたワインで、皮や種から赤ワイン特有の赤色や渋みが出るのが特徴。白ワインは主に白ブドウを原料にし、すっきりした味わい。ロゼワインは、黒ブドウを原料とし、製法により赤と白の間のピンク色に仕上けたもので、近年リゾート地などで人気が高まっています。
 春は桜をイメージさせるロゼワイン、夏は冷えた白ワインやスパークリングワイン、秋から冬は温かい料理と赤ワインといったように四季に合わせて楽しむのもよいでしょう。





Q4 自宅でワインを楽しむ際のポイントは?
A 保存の際の温度などに注意

 ワインを保存する際に目安となる温度は、赤ワインがだいたい16~17度、白ワインが7~10度と言われています。白ワインは冷蔵庫に入れて置けば問題ないですが、赤ワインは日本の気候(特に沖縄)では常温での保存には向かないのがネック。通常は冷蔵庫に入れておき、飲む少し前に取り出しておくといいでしょう。
 ボトルの開封後は、ワインの種類にもよりますが、赤ワインは3、4日で、白ワインは1週間ほどで飲み切るといいでしょう。スクリューキャップタイプのボトルはそのままふたを閉めて保存するだけですが、コルクタイプは保存用ワイン栓があると保存しやすいです。グラスを買うならまずは赤白兼用のタイプを選ぶと便利。



Q5 ボージョレ・ヌーボーとは?
A ボージョレ地区のワインの新酒

ボージョレ・ヌーボーとは、フランス・ボージョレ地区でその年に収穫された「ガメイ種」というブドウ品種を使った新酒のこと。一般のワインに比べて短期間で作られ、新鮮な風味が特徴です。長期保存には向かないので、購入したら早めに飲みましょう。解禁日があり、毎年11月の第3週目と決まっています。ことしの解禁日は11月19日(木)となっています。


たてばやし・ゆうすけさん/ワイン専門店「コートドール」取締役社長。(社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。
www.cotedor-okinawa.co.jp

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