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2020年8月20日更新

[彩職賢美]キャリアコンサルタント、接遇アドバイザー  大嶺本子さん|相談者目線で就労サポート

学生から再就職を目指す70代の方まで、就労に関する相談を中心に幅広い年代の方々と話ができ、その方々の価値観や人生観を共有させてもらえることに誇りをもっています。ことしで活動8年目、時代とともに仕事に対する意識や価値観も変化しているので、その変化に対応したアドバイスができるよう自己研さんを怠らず、相談者と同じ目線に立ち寄り添っていきたい。

「就活で出会う自分」後押

キャリアコンサルタント、接遇アドバイザー
大嶺
 本子 さん

学生からシニアまで仕事の悩みに寄り添う

優しい口調と丁寧な応対で相談者に安心感を与え、話しやすい雰囲気を作り出す。キャリアコンサルタントの大嶺本子さん(50)は、学生から70代までの就労相談やカウンセリングをはじめ、就活の心得や自己PRの仕方の講義などを行っている。

就労カウンセリングに関し「相談者の価値観や興味関心を尊重。今相談者がどのような状態にあり、どうすれば悩みが解決するのかなどを一緒に考え、決断する勇気を与えることを大事にしています」と話す。

「話をする中で、相手の目標や興味などを問いかけることで、相談者の意外な一面が発見できた時や、悩んでいたことに対し解決のヒントが得られ、表情が明るくなるのを目の当たりにすると、とてもうれしい。私自身の励みにもなります」と目を細める。

相談者に「分かりやすく伝える」ことを心掛けている大嶺さんは、「相手が興味をもっている話題は自分でも調べるようにしている」とのこと。それは、相談者との会話を広げる手段となるだけでなく、相談者にとっても心を開いてリラックスして話し、自分らしさに気付くヒントにもつながっているという。
面接指導でよく伝えるのが、例えを有効活用すること。「自分のことを面接官に伝える際に『チームプレーを大切にしたい』と伝えたい場合、その発言に加えて、『バレーボールで例えるなら、リベロみたいな存在です』と付け加えるとより伝わりやすくなる」と説明する。参加者からは「自分の進む道が見えてきた」、「話をして気持ちが楽になった」などの声が上がっている。

前職は客室乗務員として業務に従事していた大嶺さん。母親の協力を得ながら子育てをする中、母が他界。夫の転勤も重なったことから、退職を決意した。退職後は再就職への思いはあったが、何ができるか、何をしたいかが見えていなかった。「何ができるか」と模索する中、新聞広告でキャリアコンサルタントの講座を目にしたのが転機になった。

「どちらかというと直感を信じて行動するタイプ」という大嶺さんは、講座の広告を見た瞬間に「やってみたい」と思ったという。参加することで「働く」ことに寄り添う仕事をしたいとの思いが芽生え、キャリアコンサルタントの資格を取得。大学での就職相談の依頼を皮切りに、ハローワークや専門学校での就労支援など仕事の幅を広げてきた。さらに、客室乗務員の経験を生かし、立ち居振る舞いや言葉遣いなどの接遇・マナーの指導を病院などで手掛けるようになった。

自己研さんも忘れない。カウンセリングを中心にさまざまな講習会に参加するほか、カウンセラー仲間とともに、相談者とカウンセラー役に分かれロールプレーイングし、お互いに気付いた点を指摘し合う。

女性の相談者のために続けている、親と子の「ステップ勇気づけセミナー」では、言葉がけを通して、親子がより尊重し合える関係づくりをサポートしている。現在、母子寮や児童館のスタッフ向けに実施。活動の幅を広げている。

「今後は、企業内カウンセリングやウェブ会議ツールなどを活用したカウンセリングにも力を入れていきたい。将来的には、航空業界で働く人をサポートするのが夢。航空業界のスタッフは私のように子育てで好きな仕事を辞めざるを得ないという人も多く、そんな人たちのカウンセリングができたらうれしい。退職する場合でも今後の人生プランを考えて辞める。そんな支援をしてみたい」と語った。




2枚の写真は昨年の模様。下の「航空教室」の写真は昨年撮影のため旧制服

多数の参加者と関われ励みに 昨年から「航空教室」で講師も

浦添市グッジョブ連絡協議会が企画するセミナー・就労相談会(写真左)は、大嶺さんの主な業務となっている。講座やセミナー、相談会などへの参加者はこれまでに延べ6500人に上る。「これだけ多くの人に関わることができたことがうれしい」と話す。 昨年からは、JTAの社会貢献の一環で、航空業界に興味のある子どもたちに向けた「航空教室」(同右)の講師を任されている。子どもたちを相手に機内の設備や非常時の対応などを説明する。「制服を着ると、とても新鮮な気持ちになります。背筋もピンと伸び、気が引き締まるんです」と笑う。子どもたちの憧れになれるよう分かりやすく、丁寧に説明することを心掛けている。


大嶺さんに聞いた! 就活で多い質問 



Q. 出産後の仕事復帰で、家庭と仕事の両立ができるか不安です…

A. 女性にとっては、とても悩みどころ。すべてを完璧にやろうと思わずに割り切ることも大切です。夫に子守を手伝ってもらったり、母親に面倒を見てもらうなど、まずは、身近な人をうまく巻き込むことを検討してみては。 また、フルタイムかパートかなど、どういうスタイルで働きたいのか、家族の理解や支援はあるのか、どれくらいの収入を希望しているのかなどを具体的にイメージしながら整理。これまでの経験も踏まえ「自分がやりたい仕事」について明確にしていくことが大切です。


Q. 自分に合った仕事が分からない

A. プライベートを含め、これまでの経験をしっかり振り返ってみましょう。仕事のどこにやりがいを感じているのか、仕事の上で大切にしていることは何か、達成感を得たことなどプライベートのことまで思い出しながら、考えてみましょう。 心理学者ホランドによると「興味は六つに分かれる」と言い、質問に答えることで興味が明確になるといいます。家族や友人同士で「なぜ、そう思うの?」などと質問していくことで、質問された人は答えを考える中で自分の意外な興味が見え、その興味から自分に合う仕事探しのヒントが見つかるかもしれません。


◆問い合わせ/mokominemine7@gmail.com

プロフィル
おおみね・もとこ
1969年、浦添市出身。県外の大学を卒業後の1992年、日本トランスオーシャン航空(JTA)に入社。客室乗務員として約20年間勤務。2011年にJTAを退職。12年、キャリアコンサルタントの資格を取得。同年より、県内の大学で学生の就労支援に携わったのを機にハローワークや浦添市グッジョブ連絡協議会、ネイリスト養成訓練などで就労相談を行うほか、病院などで接遇・マナー指導に従事する。

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撮影/比嘉秀明 文/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』彩職賢美<1366>
第1724号 2020年8月20日掲載

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スタッフ
安里則哉

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編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

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