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2016年8月5日更新

おしゃれなお部屋図鑑|ピパーチキッチン(沖縄・那覇市西)

週刊タイムス住宅新聞に掲載されているオシャレなお部屋図鑑vol.26。
「気取らぬ心地よさを」沖縄県那覇市にあるピパーチキッチンさん

ラフ&リラクシング/ダイニングルーム

手作りインテリアで空間にゆとり

那覇市西にある「ピパーチキッチン」は、沖縄の食材をふんだんに使った定食をメーンに提供するカフェ。木材を多用した手作りのインテリアが気軽で温かみある店内では、幅広い層の客が思い思いにくつろいでいる。

石垣島出身の池城安信さん(33)、マリヤさん(34)夫婦が朗らかな笑顔で迎えてくれる同店は、島名産の香辛料ピパーチをアクセントに、沖縄の食材を使ったオリジナルの定食メニューがそろうカフェ。提供するメニューや夫妻の人柄を象徴するように、インテリアも気取りがなく心地よい。
「もとは仕出し店だった店内をほぼ自分たちで改装しました。そんなに広い場所ではないので、お客さまがくつろげる十分なスペースを確保するため、テーブル幅などを考慮しながら、ゆとりある空間を意識しました」と安信さん。
店内では、白いペンキに少量の黄色やピンク色を混ぜて、温かみをプラスしたという壁と、オイルステインを施した木製のテーブルセットやカウンター、収納、窓枠などの家具や建具が程よく調和する。
「白壁と木製家具だけだとメリハリに欠けたので、ポイントでメタルや色のある作品などを飾っています」とマリヤさん。お気に入りの作家さんの作品で、空間に動きや彩りを添えているのもステキ。

ピパーチキッチン店内|funokinawa

幅・高さ工夫した木テーブル

足場板で作ったテーブルは、イスと高さを合わせ、幅を狭めにして座席間のスペースを確保したほか、オイルステインを塗ってイスと色みを合わせた。目隠しに施した綿とリネンのカーテンや柱の幅に合わせて作った本棚などで統一感を持たせ、壁のオブジェで彩りをプラス。

ピパーチキッチンの手作りラック|funokinawa
ポイント
手作りラック
もらい受けた角材を削って丸太のような風合いを出したという木製のラックは、ラフな味わいが空間に温かみを添えている。また、ラックに武骨な金属製フックで木や金属製のカゴをつりさげ、収納やグリーン置きとして利用するアイデアはすぐにマネできそう。

ピパーチキッチンのメタルオブジェ|funokinawa
ポイント
メタルオブジェ
入り口近くの天井には、首里に工房をかまえる彫金作家ci.cafuの真ちゅう製のオブジェが。存在感のある作品が店内を流れる風で揺れることで、動きのある空間を演出
している。地元沖縄の作家の作品が違和感なく、インテリアと調和しているのもワザあり。


使い込んで増す温かみ

丈夫さにこだわったお手製

ピパーチキッチンの池城さん夫妻|funokinawa

池城さんの素朴な器

オープン5年目を迎える同店で使用している器やカップは、安信さんが大阪の陶芸教室で自作したもの。「飲食店で使う器ですし、長く使いたかったので割れたり欠けたりしないようにフチを厚くしてあります」と安信さん。
使い込むごとに味わいを増すのが、陶器の魅力。ぼってりとしたシンプルな器は、和洋を問わずさまざまな料理と相性が良いそうで、盛り付ける料理やドリンクに温かみを添えている。

[DATA]

ピパーチキッチン

住所:沖縄県那覇市西2-6-16
営業時間:AM11:00~PM3:30(L.O.)※土・日・祝はPM6:00~PM9:30(L.O.)も営業。
定休日:金曜
駐車場:あり
電話:098-988-4743
http://piparchikitchen.ti-da.net/


取 材/藤井千加(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1596号・2016年8月5日紙面から掲載

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