旅行
2023年1月19日更新
[タイ深発見]干支にちなんだ寺院で開運〈19〉
文・写真 大森優華
タイ国政府観光庁福岡事務所の大森優華さんが、タイについて紹介します。今回は、干支(えと)にちなんだ寺院を紹介します。
卯年に関連する寺院
サワディーピーマイカー。あけましておめでとうございます。タイでは通常、仏暦での表記が多く今年は2566年です(タイ仏暦は西暦+543年)。
今年の干支は卯ですが、タイにも干支があります。特にタイ北部では、ランナー王朝時代(13〜18世紀)の伝統文化「ランナー文化」が残っていて、自分の人生をよりよいものに導くために、自分の干支とゆかりのある寺院を訪れる習慣があります。これは、「人は生まれ年(干支)によって支配されていて、一生に一度は十二支の仏塔を参拝するとよい」という考えに基づいています。
タイの干支は基本的には日本と同じですが、地域によっては十二支が猫や豚、象となる場合があります。今回は、去年の干支「寅」、今年の干支「卯」に関連する寺院をご紹介します。
寅年に関連する寺院
プレー県にある寺院、ワット・プラタート・チョーヘーは、寅年にゆかりのある寺院で、本堂に向かう長い階段の左右には寺院を守るように黄色や白色の虎が構えています。階段を上り切って見える本堂の壁にはガラス細工の装飾があり、日に当たるとキラキラと反射します。
境内にある33㍍の高さを誇る黄金の仏塔は、タイ北部の拠点としても有名なチェンマイ県を代表する寺院、ワット・プラタート・ドイ・ステープと同じチェンセーン様式のもので、仏塔の中にはブッダの聖髪がまつられています。同じくチェンセーン様式のご本尊、ルアンポー・チョーヘー仏は、どんな願いもかなえるといわれ各地から参拝者が訪れる人気の仏像です。
卯年に関連する寺院
タイとラオスの国境沿いに位置するナーン県は、タイ・ルー族をはじめとする山岳民族が多く暮らし、時期によっては雲海が見える国立自然公園や星で埋め尽くされた夜空、見渡す限りの田園風景など美しい自然が広がるエリアです。
そのナーンにあるのが卯年にゆかりある人気の寺院ワット・プラタート・チェーヘンです。敷地内には高さ55・5㍍の卯年を象徴する黄金の仏塔があり、本堂には地元の職人がつくった仏像が納められ、ナーン県がかつて芸術的・文化的に栄えていた証しを見ることができます。卯年生まれでこの寺院にお参りした人には大きな御利益があると信じられていますので、今年、年男、年女の人はぜひチェックしてくださいね。
タイ北部を訪れる際はご自身の生まれ年の寺院を訪ねてみてはいかがでしょうか。その他の干支にゆかりある寺院について詳しく知りたい方は、ぜひタイ国政府観光庁のホームページをご覧ください。
寅年にゆかりのあるワット・プラタート・チョーヘー
卯年にゆかりのあるワット・プラタート・チェーへン
ナーン県 クンサターン国立公園の雲海
ナーン県のプア郡に広がる一面の田園風景
クンサターン国立公園で見られる満天の星空
サワディーピーマイカー。あけましておめでとうございます。タイでは通常、仏暦での表記が多く今年は2566年です(タイ仏暦は西暦+543年)。
今年の干支は卯ですが、タイにも干支があります。特にタイ北部では、ランナー王朝時代(13〜18世紀)の伝統文化「ランナー文化」が残っていて、自分の人生をよりよいものに導くために、自分の干支とゆかりのある寺院を訪れる習慣があります。これは、「人は生まれ年(干支)によって支配されていて、一生に一度は十二支の仏塔を参拝するとよい」という考えに基づいています。
タイの干支は基本的には日本と同じですが、地域によっては十二支が猫や豚、象となる場合があります。今回は、去年の干支「寅」、今年の干支「卯」に関連する寺院をご紹介します。
寅年に関連する寺院
プレー県にある寺院、ワット・プラタート・チョーヘーは、寅年にゆかりのある寺院で、本堂に向かう長い階段の左右には寺院を守るように黄色や白色の虎が構えています。階段を上り切って見える本堂の壁にはガラス細工の装飾があり、日に当たるとキラキラと反射します。
境内にある33㍍の高さを誇る黄金の仏塔は、タイ北部の拠点としても有名なチェンマイ県を代表する寺院、ワット・プラタート・ドイ・ステープと同じチェンセーン様式のもので、仏塔の中にはブッダの聖髪がまつられています。同じくチェンセーン様式のご本尊、ルアンポー・チョーヘー仏は、どんな願いもかなえるといわれ各地から参拝者が訪れる人気の仏像です。
卯年に関連する寺院
タイとラオスの国境沿いに位置するナーン県は、タイ・ルー族をはじめとする山岳民族が多く暮らし、時期によっては雲海が見える国立自然公園や星で埋め尽くされた夜空、見渡す限りの田園風景など美しい自然が広がるエリアです。
そのナーンにあるのが卯年にゆかりある人気の寺院ワット・プラタート・チェーヘンです。敷地内には高さ55・5㍍の卯年を象徴する黄金の仏塔があり、本堂には地元の職人がつくった仏像が納められ、ナーン県がかつて芸術的・文化的に栄えていた証しを見ることができます。卯年生まれでこの寺院にお参りした人には大きな御利益があると信じられていますので、今年、年男、年女の人はぜひチェックしてくださいね。
タイ北部を訪れる際はご自身の生まれ年の寺院を訪ねてみてはいかがでしょうか。その他の干支にゆかりある寺院について詳しく知りたい方は、ぜひタイ国政府観光庁のホームページをご覧ください。
寅年にゆかりのあるワット・プラタート・チョーヘー
卯年にゆかりのあるワット・プラタート・チェーへン
ナーン県 クンサターン国立公園の雲海
ナーン県のプア郡に広がる一面の田園風景
クンサターン国立公園で見られる満天の星空
タイ国政府観光庁のHPでは、さまざまなタイの情報や写真を公開しています。下記のURLからアクセスを。
https://r.qrqrq.com/pcwgsd1d
LET'S TRY! ひとことタイ語
タイ語を覚えてみよう!
ピーマイ=新年(ピーは年、マイは新しいの意味)
ウサギ=グラターイなので、卯年は、ピーグラターイ
◆タイ国政府観光庁 福岡事務所
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執筆者
タイ国政府観光庁福岡事務所 マーケティングオフィサー
「タイのガイドブックダウンドロードできます!」
https://r.qrqrq.com/vGc3f3vd「タイ深発見」のバックナンバーはこちらから。
『週刊ほ〜むぷらざ』タイ深発見<19>
第1850号 2023年1月19日掲載