[タイ深発見]捨てられる製品を再生する「アップサイクル」〈17〉|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

毎日を楽しく

旅行

2022年11月17日更新

[タイ深発見]捨てられる製品を再生する「アップサイクル」〈17〉

文・写真 大森優華

象のふんが紙になる!

ワディーカー(こんにちは)。
今回はタイのアップサイクル事情をお届けします。 アップサイクルとは、「創造的再利用」と呼ばれ、捨てられるはずの廃棄物や副産物、不要な製品を、より良い製品にアップグレードして役立てることです。デザインやアイデアによって新たに付加価値が与えられることで、モノとしての寿命が長くなることも期待できます。 アップサイクルという言葉は1994年にドイツの企業「ピルツ」のレイナー・ピルツ氏がメディアに向けて語ったのが始まりとされていますが、考え方自体は以前からありました。日本にも陶器などの割れやひびを漆でつなぎ、継ぎ目を金や銀で装飾する「金継ぎ」があります。最近では着物の洋服やポーチなどへのリメークもはやっていて、身の回りにも意外と根付いています。 今、タイでは環境に配慮したアップサイクルの体験ができる施設やお土産を購入できる場所が増え注目されつつあります。

紙作り体験も

「エレファント・プープーペーパー・パーク(Elephant Poopoopaper Park)」では、象のふんを原料とした紙作りを体験できます。タイの北部チェンマイ市街地から車で30分ほどのところです。 象はサトウキビやバナナ、リンゴなど食物繊維が多く含まれる食べ物を餌としていて、象のふんには繊維が多く含まれています。主食が草や野菜、果物なのでニオイもほとんどしません。 ふんをお湯でゆで、水で洗い乾燥させるとわらのような状態になります。そこに他の繊維や自然由来の着色料を混ぜ合わせ、竹と糸でできた漉簀(紙をすくのに用いる敷物)に広げ太陽の下で乾燥させると紙が完成します。 販売されている紙には一切木が使用されておらず、化学薬品を使った漂白も行っていません。さらに原料となる象のふんは周辺の象と触れ合える観光地から回収したものです。ふんのお礼に象の餌となる食べ物を提供しているそうです。 パークでは紙すき体験だけでなく、紙を使ったうちわづくりやノート、キーホルダーも販売してます。ぜひパークを訪れて、紙作りを体験してはいかがでしょうか。 タイではほかにも環境へ配慮したアップサイクルに関する施設が増えています。美しく豊かな自然と共存していくためにも、一歩踏み込んだディープなタイの観光地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
 

エレファント・プープーペーパー・パークでは象のふんを原料とした紙すき体験ができる


ショップでは、象のふんでできた紙を使ったノートやキーホルダーも販売している


エレファント・プープーペーパー・パークのマーク

 海洋ごみからカバンを! 
「スーベニア・フロム・ザ・シー(Souvenirs from the sea)」(SFTS)は、タイの南部クラビを拠点に活動しているハンドメイドのカバンを作っているお店で、カバンの原料はなんと海洋ごみです。 カバンの骨組みとなるのは使い古された漁網(魚介類を捕獲するために用いる網)です。最初の工程は、漁網をベースにカバンの形や大きさを決めます。それからタイ南部の名産品バティック(ろうけつ染め)の布で覆い、飾りを付けます。飾りも海洋ごみから作られ、漁網についている小さな浮輪やビーチに落ちているサンダルを亀やイルカの形にくりぬいたものをメインに、最後にお店の焼き印を押したココナツの殻をつけて完成です。 カバン作りはほとんど手作業のため、個性がある世界に一つだけの品となっています。

使い古された漁網と海洋ごみで作られたカバン(SFTS)

カバンの材料となる海洋ごみ
 

タイ国政府観光庁のHPでは、さまざまなタイの情報や写真を公開しています。下記のURLからアクセスを。
https://r.qrqrq.com/pcwgsd1d


 LET'S TRY! ひとことタイ語
タイ語を覚えてみよう! 

ゾウ=チャーン
海=タレー
自然=タマチャート


◆タイ国政府観光庁 福岡事務所

092(260)9308 メール info@tatfuk.com
公式サイトは「タイ」で検索!
タイ国政府観光庁のインスタグラムなど 公式SNSでは毎日タイの情報をお届け中!
 


 執筆者 
おおもり・ゆか
タイ国政府観光庁福岡事務所 マーケティングオフィサー

「タイのガイドブックダウンドロードできます!」

https://r.qrqrq.com/vGc3f3vd


「タイ深発見」のバックナンバーはこちらから。
『週刊ほ〜むぷらざ』タイ深発見<17>
第1841号 2022年11月17日掲載

この記事のキュレーター

スタッフ
funokinawa編集部

これまでに書いた記事:4287

沖縄の大人女子を応援します。

TOPへ戻る