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2022年6月16日更新

[沖縄]生理用品2千人分配布|沖縄県婦人連合会、7月2日にタイムスビルで

生理用品が十分に手に入らない女性を支援しようと、(一社)沖縄県婦人連合会は昨年に続き、生理用品の無償配布を行うほか、専門相談員を招き健康に関する無料相談会も実施する。会長の與那覇信子さんに活動に関する思いなどを聞いた。

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ポスターやチラシを手に「生理用品が必要な方はぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける與那覇会長(中央)ら県婦人連合会のメンバー=沖縄県婦人連合会
ポスターやチラシを手に「生理用品が必要な方はぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける與那覇会長(中央)ら県婦人連合会のメンバー=沖縄県婦人連合会

経済的な理由などで生理用品を購入したり、十分に入手できない「生理の貧困」が近年、問題になっている。

県婦人連合会では、7月2日(土)を語呂合わせで「ナプちゃんの日」と定め、同2日、女性の健康づくり支援事業の一環として、那覇市久茂地のタイムスビルエントランスで生理用品(失禁用、幼児用パンツ含む)2000人分(1人分24枚)を準備し、無償配布を行う。対象は生理用品を必要とする女性で、年齢は問わない。受け取り方法は、担当者に声をかけるのみ。時間は午前10時から午後4時まで、なくなり次第終了する。

そのほか、女性の健康に関する相談コーナーを設け、専門の相談員が無料で相談に応じる。

同会会長の與那覇信子さんは「特に学生や若い方は、生理の貧困について口にできず悩んでいる人が多いと聞きます。生理中、仕事や学校に行けない人もいるほか、生理が理由でさまざまな機会を制限されることもあり、身体的・精神的負担は計り知れない」と強調する。


「続けて」の声に応える

同会は、2年前から生理用品を必要とする人への無償配布を企画し、沖縄県保健医療福祉事業団の協力を得て、昨年より活動を開始した。

與那覇さんは「昨年の配布では、看護学生や中高生など生理用品を受け取った人たちから『気軽に買えないので助かる』『ずっと続けてほしい』との声が届き、その期待に応えたいという思いで、ことしも実施することを決めました」と話した。

活動は、生理用品の提供だけでなく、女性の精神的な負担の改善も目指している。「生理への尊厳を理解してもらい、一方で、生理の貧困や女性の負担がある現実を社会へ周知し、女性が心身共に健康に過ごせる社会にしていきたい。悩んでいる方はもちろん、ぜひ多くの方に足を運んでほしい」と呼びかけた。

『週刊ほ〜むぷらざ』毎週木曜日発行
第1819号 2022年6月16日掲載

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