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2020年4月9日更新

何があなたを太らせた?|野菜ソムリエ上級プロ 堀基子の「太らない食べ方研究所」[1]

文・写真/堀 基子

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自分のBMI  知ってる?

あなたは最近、いつ体重を量りましたか? 自分のBMIをご存じですか? BMIは肥満度を示す指標で、[体重(㎏)]÷[身長(m)×身長(m)]で計算します。たとえば身長155センチメートルで体重60キロの人なら、60÷(1・55×1・55)=24・97となり、BMIはほぼ25です。日本肥満学会の基準によると、18・5以上25未満が普通体重、25以上が肥満です。22がもっとも病気になりにくいといわれ、25を超えると脂質異常症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になるといわれています。

実は私自身も、かつてBMI25を超えてしまった時期があります。高齢出産だった私は、妊娠中は食事にも運動にも気を配っていましたが、産後は「授乳中なんだから仕方ないよね」、「子どもを抱えて走ることもあるから体力つけないとね」、「毎日の子どものおやつは一緒に手作りして楽しまなくちゃ」と言い訳しながら自分を甘やかし、好きなものを好きなだけ食べ放題!1年に1~2キロのペースでゆっくりと確実に体重が増え、とうとうBMI25を超えてしまったのです。

「野菜は健康にいいですよ」と伝える野菜ソムリエなのに、これでは説得力がない…と猛反省し、意を決してダイエットに挑戦したのは5年前の53歳の春でした。真剣に取り組んだ結果、最初の3カ月で体重12キロ減! 6カ月間のダイエットで、体重は計15キロ減、体脂肪率は12%減、腹囲は18センチ減を達成しました。その後も食べ方に気を付けるだけで、リバウンドせずBMI22以下の標準体形を維持しています。

決め手は食べ方!

ダイエットの極意は食べ方にあります。自分を太らせた食習慣を見直し、食事の内容、量とバランス、食べる順番、食べる時間帯を改善すること!そして減量したら、リバウンドしないこと!

このコーナーではこれから1年間にわたり、私が実践してきた食べ方や生活習慣のポイントをご紹介します。誰でも取り組めるダイエット、さっそく一緒に始めてみませんか?




■太る食習慣をチェック!■
 次の項目のうち、当てはまるものがあったら要注意! 食べ方を改善して、太る食習慣を卒業しましょう。
 朝食を食べない日がかなりある。
 夕食が夜8時を過ぎることが多い。
 人よりも食べるのが早い方だと思う。
 小腹が減ると、つい間食に手が出る。
 メインディッシュが揚げ物または炒め物の日が週に3回以上ある。
 ご飯、麺類、パンなど炭水化物が大好き。
 野菜が足りないと思う日が多い。
 夕食は大皿にたっぷりと盛り付けた料理が多い。
 ついご飯から食べ始めてしまうことが多い。
 食後のデザートが欠かせない。


 今月のダイエットの掟 
人生最後ダイエットと心得よ



ほり・もとこ/野菜ソムリエ上級プロ、J  Veganist、受験フードマイスター、アスリートフードマイスター3級、アンチエイジングプランナーほか。第6回・第8回野菜ソムリエアワード銀賞受賞

『週刊ほ〜むぷらざ』野菜ソムリエ上級プロ 堀基子の「太らない食べ方研究所」[1]
第1706号 2020年4月9日掲載

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