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2016年9月1日更新

薬草を上手に取り入れて【スパ パティヤ】

5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を基に、スパを経営する株式会社i-PLAN代表の知念伽央梨さんが、その理論を紹介します。

薬草を上手に取り入れて


「若返り」が期待される長胡椒/写真


5000年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」について、スパを経営する株式会社i‐PLANA代表の知念伽央梨さんが紹介。今回のテーマは「沖縄の薬草とアーユルヴェーダ」です。

沖縄とインドでは自生している植物が似ていると、インド人の恩師がよく話していました。アーユルヴェーダの古典書には、たくさんの薬草が登場しますが今回は沖縄で手に入るものを紹介します。

まず、「ツボクサ」。古典書には「脳細胞の働きを良くする」とあります。石垣島で自生し、お茶用として栽培。生の葉を黒胡椒2~3粒と一緒に食べ、てんかんの治療に用いるとあります。黒胡椒と食べるのは少々キツイですよね! でも、お茶は飲みやすくおいしいですよ。記憶力を良くすると言われているので、インドでは学生が試験前に飲んだりするそうです。

血液を浄化し、アレルギーに良い働きがあるとされる秋ウコンは、アーユルヴェーダで頻繁に使用します。黄金色が幸せをもたらす縁起の良い物だと考えられており、野菜炒めやスープに少量入れたり、お湯を注いだターメリックティー、水や岩塩と混ぜてうがい薬にするのもおすすめです。

長胡椒(ヒハツモドキ)は、ウチナーンチュにとってなじみ深いもの。古典書では細胞の中の酵素の働きを活発にし、細胞の代謝機能を促進して若返りをもたらすと言います。食べると辛いのですが、アーユルヴェーダの薬理学的な説明では消化後、甘くなるとされます。辛いと生殖器を乾燥させるのですが、消化後に甘くなると生殖器を強壮させる特別な性質で、「若返り」が期待できるとあります。

アロエは葉の皮をむいたゼリー状の部分を火照った肌に貼り付けると余分な熱を取り除きます。その部分を食べたりジュースにして飲むと便秘を改善できるとあります。ハイビスカスは冷性という属性があり頭部のケアに最適。東洋医学で「頭寒足熱」といいますが、アーユルヴェーダは頭部と目、心臓は温めてはいけないとしています。目には火のエネルギーが宿ると考えられ、疲労した目にはクールダウンを勧めています。私のスパでは目の上に冷性のローズ水をコットンに浸して乗せますが、ハイビスカス水もいいですね。

身近にある植物に目を向けて生活に取り入れてみるのはとても楽しいです。もしかしたら古典書にない効能を発見できるかもしれないですね。


乾燥させて料理に使われ、沖縄でもなじみ深い/写真

 

 

アーユルヴェーダ講座

セルフケア体験
9月17日(土)PM1:00〜PM5:00
県立武道館2階修養室
5,000円

ランチ付き基礎講座③
9月24日(土)AM10:00〜PM3:00
i-PLANA(沖縄県北中城村美崎111-4)
1万800円

基礎ミニ講座(秋に向けた養生食)
10月8日(土)AM11:00〜PM1:00
スパパティヤ
2,000円
 


株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん

スパ パティヤ(ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート内)
098-964-1808
営業時間:AM11:00〜PM10:00
http://www.hotelmonterey.co.jp/okinawa/spapathya/​
 

本コーナーは季刊「SeniorWave(シニアウエ~ブ)」と週刊ほ~むぷらざの連動企画。次回は10月1日のSeniorWaveに掲載。
『週刊ほーむぷらざ』心も体も健康にアーユルヴェーダ<6>・第1520号 2016年9月1日掲載

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この記事のキュレーター

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ちぃちゃん

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元企画・編集プランナー
身の回りの「はてな?」や「なるほど!」を追い求めながら、好奇心のアンテナを張り巡らせて日々、取材中。何でもやるからには「徹底的」に。そのための息抜きも大切に。メリハリのある暮らしと、メリハリのある仕事のこなし方ができるよう心がけています。

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