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2024年4月18日更新

ラージボールで心身健康に|「沖縄ラージ同好会」の皆さん (那覇市)[人生ブラボー!⑦]

仕事の一線を退いた後も、年を重ねても、人生を生き生きと送る人たちを紹介します。今回は、卓球とよく似た「ラージボール」を楽しむ「沖縄ラージ同好会」の皆さん。「体も心も健康になれる」と笑顔で語ります。


「沖縄ラージ同好会」の皆さん (那覇市)
2007年の結成当初は15人のスタートだった「沖縄ラージ同好会」も現在は45人に。前列右が宮城さん、2列目右から4人目が野原さん、左端が会長の伊集さん。毎週火曜と金曜の2回、ラージボールの練習に励む=環境の杜(南風原町)


 世代や地域を超え交流 

ラージボールとは、卓球によく似たスポーツで、オレンジ色をしたボールの直径は44ミリと卓球より一回り大きく、軌道も変化しにくいため、初心者から高齢者まで幅広く楽しめるのが特徴だ。体と頭脳を同時に使うことで、脳の血流が活性化され、認知症予防にも期待できると、日本卓球連盟が社会貢献の一環として普及に取り組んでいる。

「沖縄ラージ同好会」は、2007年12月に発足。現在、58歳~89歳まで45人の会員が所属し、毎週火曜と金曜の2回、練習に励んでいる。

会長の伊集盛廣さん(73)は「会員同士の親睦を深めながら、健康維持と技術向上を目的に集い、県内で年に八つほど開催されているラージボール大会をはじめ、全九州大会や全国大会などにも積極的に参加しています」と話す。

同好会結成当初からのメンバーという野原佳代子さん(81)は「ラージボールは、卓球歴や年齢に関わらず楽しめるのが魅力。県外大会では、現地を観光したり、温泉に入っておいしいものを食べたりするのも楽しみ。心身の健康につながる」と笑顔を見せる。


同好会の練習風景。年齢を感じさせない俊敏な動きに目を見張る


仲間づくりが大事

ラージボール大会は、シングルスとダブルスがあり、ダブルスでは、ペアを組む年齢の合計で80~119歳、120~129歳、130~139歳、140~149歳、150歳以上とクラス分けされる。「130~なら60代同士や80代と50代が組むなど、ユニークなペアが生まれたりしますよ」と野原さん。そんな野原さんとよくペアを組む宮城義雄さん(80)は、沖縄県ラージボール卓球連盟2代目会長を務めた、卓球歴65年のレジェンドだ。長く楽しむ秘訣(ひけつ)は「練習前のストレッチ」と宮城さん。「けがを予防するために大事なこと。私の場合、練習し過ぎると翌日まで疲れが残ってしまうので、1時間で切り上げています」とマイペースで取り組む。

ことし5月24日~26日は、那覇市民体育館を会場に全九州大会が開催される。大会出場に向けて練習に励みながら、「開催地として大会を盛り上げていきたい」と同好会の皆さん。伊集さんも「大会をきっかけに沖縄でラージボール愛好者が増え、より活動が広がれば」と期待を寄せる。

数々の県外大会に参加し、優勝経験もある野原さんは「同じ趣味を通し、年齢も地域も超えて交流できると、人生に張りが出る。大事なのは仲間づくり。定年退職する5~6年前から意識し、できる範囲で始めておけば、退職後の生活もスムーズに移れるはず」と話し、笑顔が輝いた。


県外大会で親睦深め

県内外の大会へ積極的に参加している沖縄ラージ同好会の皆さん。昨年11月には、福井県で開催された「全国ラージボール卓球大会」にも出場=写真。宮城さん=写真右端=が開催各地で会員の旅行計画を立てるなど陰日なたで大活躍。伊集会長=同2人目=と野原さん=同3人目=も「仲間との親睦が深まった」と喜ぶ。

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取材/赤嶺初美(ライター)
毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1915号 2024年4月18日紙面から掲載」

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