ヘルスケア
2022年9月29日更新
[沖縄・PR]まずはアキレス腱をほぐして|整形靴技術者が教える! 足と靴のコト②
[文・大田守誠]
靴の修理やインソール、整形靴を手掛ける大田製靴店。まひや外反母趾(ぼし)など、足のトラブルで歩行機能に悩む人たちをサポートしている代表の大田守誠さんが足と靴のことについてお伝えしていきます。
アキレス腱をまっすぐ伸ばし30~60秒キープ。左右の足を入れ替えて各5回を目標にする
人生100年時代と言われる今、一体何歳まで自分の足で歩けるでしょうか? 自分の足で歩くことは健康にとても重要なことですが、50歳頃を境に足の老化が始まるという研究結果があります。できるだけ長く自分の足で歩くために、毎日の足のケアは必要です。
特に重要となるのがアキレス腱(けん)(ふくらはぎ)の柔軟性です。アキレス腱が硬い状態だとさまざまな足トラブルにつながります。足首が硬くなり、足が疲れやすい、足がむくみやすい、歩行時に足が上がりにくく転倒しやすくなるといった問題を引き起こします。
アキレス腱が硬くなる要因は、加齢や履いている靴による影響などがありますが、毎日のストレッチでアキレス腱の柔軟性を取り戻すことは可能です。足元が安定する場所で反動をつけずにゆっくりとアキレス腱を伸ばしましょう=イラスト参照。また、ウオーキングも健康な足づくりには大切なことですが、足に痛みがある際は無理に歩くことは禁物です。可能な範囲で歩きましょう。外反母趾(ぼし)や扁平(へんぺい)足、足底筋膜炎などの足トラブルで思うように歩けない時は、インソールを活用して足への負担を軽減することも可能ですのでご相談下さい。
執筆者
大田守誠(おおた・もりまさ)
1929年創業の大田製靴店3代目。ドイツの整形靴技術、材料、機械など、靴製作に関わる技術と知識を取得。
靴修理インスタグラム
https://www.instagram.com/ota_seikutsuten/
装具インスタグラム
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毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ
「第1834号 2022年9月29日紙面から掲載」