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2022年1月27日更新
[沖縄・美容形成外科]当山美容形成外科の「クマの治療法」|教えて!ドクター当山〈244〉
年齢以上に老けて見えたり、疲れて見えたりする原因の一つが「目の下のクマ」。気になっている女性も多いのでは? 「クマは大きく分けて3タイプあり、それぞれ適した治療法が違います。難易度が高いだけに、経験豊富な医師のもとでの治療がオススメ」と当山美容形成外科の当山拓也院長。詳細を聞きました。
必殺クマ退治!
あなたのクマはどのタイプ?
年齢以上に老けて見えたり、疲れて見えたりする原因の一つが「目の下のクマ」。気になっている女性も多いのでは? 「クマは大きく分けて3タイプあり、それぞれ適した治療法が違います。難易度が高いだけに、経験豊富な医師のもとでの治療がオススメ」と当山美容形成外科の当山拓也院長。詳細を聞きました。
当山美容形成外科の「クマの治療法」
血流不足は間違い
原因・タイプは三つ
—なぜクマができるのですか?
当山
目の周囲は血管が多く血流がとても豊富な部位。よく寝不足で目の周りの血流が不足しているからクマができると言われていますが、それは間違いです。
例えば、いつも「寝てないの?」「疲れてる?」と言われる人。これは皮膚が薄く皮下の筋肉が透けて見える人に多いケースです。
また目の周囲には、眼球を守るクッションの役割を果たす眼窩脂肪があります。加齢と共に皮膚がたるむと、その眼窩脂肪を覆っている靱帯がゆるむことで目元にたるみができ、クマが目立ってきてしまう人もいます。
このように一言でクマと言っても原因が違いますから、タイプを見極め、適切な治療を行うことが大切です。
手術で皮膚や脂肪除去
経験豊富な医師の下で
—クマには具体的にどんなタイプがありますか?
当山
大きく①皮膚のたるみが強いタイプ ②皮膚のたるみはなく膨らみのあるタイプ ③皮膚のたるみも膨らみもなく色だけが目立つタイプ、の三つに分けられます。
①は加齢が原因ですから、余った皮膚も、眼窩脂肪も除去し、眼窩脂肪を支える靱帯を補強する手術「ハムラ法」が適しています。手術は下まつげギリギリのところを切開して行います。目の周りは体の中で一番腫れが出やすい部位なので、術後2〜3週間程度は腫れや内出血が出ますが、最終的には傷はほとんど目立たない程度にまで改善します。
②は、皮膚は切らず結膜より眼窩脂肪だけを除去する「経結膜脱脂」術がオススメです。
③は皮膚が薄く、筋肉が透けて見えるのが原因となっていることが多いため、皮膚と筋肉の間にヒアルロン酸や脂肪を注入し、ふっくらとさせることで改善できます。注入する脂肪はご自身の太ももやおなかから吸引し、良質な脂肪だけを選別して使います。
—読者へのアドバイスを。
当山
ハムラ法は非常に難易度が高く、美容外科医でもこの手術ができるドクターは限られています。ヒアルロン酸は一番人気の高い治療ですが、こちらも難易度の高い施術。「経結膜脱脂」術は脂肪を取り過ぎるとへこみ過ぎたり、逆に小じわが目立ってしまうため、程度の見極めが肝心になります。
いずれも、適応を見極めた上で行えば大変有効な治療法ですので、経験豊富な医師の下で治療を受けることをオススメします。
※次回は「ワキガ治療、超音波吸引法と当院オリジナル枕木法!」です。
当山 拓也 氏
当山美容形成外科 院長
東京医科大学卒業後、東京大学医学部形成外科学教室入局。東京警察病院、杏林大学形成外科等で研さんを積む。リッツ美容外科・東京院、東京西徳洲会病院形成外科・美容外科医長、アヴェニュー表参道クリニック副院長をへて、2017年4月に医療法人形成会当山美容形成外科副院長に。2018年、同院院長に就任。
<この記事に関する問い合わせ先>
医療法人形成会 当山美容形成外科
098-867-2093
http://www.touyama.com
Eメール info@touyama.com
<過去記事一覧>
『週刊ほ〜むぷらざ』 教えて!ドクター当山<244>
第1799号 2022年1月27日掲載