ビューティー
2020年10月1日更新
深い呼吸で残暑を心穏やかに|心も体も健康にアーユルヴェーダ
5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を、知念伽央梨さん(i‐PLANA代表)が紹介します。今回は残暑を穏やかに過ごす工夫を紹介します。
冷性の飲み物で一息
夏の暑さが和らぎ、秋の風が涼しく感じられるようになりました。
アーユルヴェーダでは、夏は体内に熱のエネルギーが高まり、灼熱感、頭痛、目の痛みなどが起こりやすく、汗をかくことによって体から水分が失われ乾燥すると考えられています。さらに、食欲や消化力、免疫力が低下しやすい季節だとも言われています。 さらに今年は、新型コロナウイルスによりこれまでと環境、生活リズムが大きく変わり、イライラや不安感が増すこともあるのではないでしょうか。
そのような時には「呼吸法」をおすすめします。深く鼻から息を吸い、ゆっくり鼻から吐き出す。それを繰り返していると、高ぶった神経が鎮まり、酸素を取り込むことにより、不安やイライラを軽減することができます。
普段は白湯をすすめるアーユルヴェーダですが、熱感を感じる時は、冷性の性質を持つ麦茶やさんぴん茶、ミントティーなどで一息つきましょう。
頭や目を酷使している方は額やまぶた(目を閉じた状態で)に、ギー(純粋バター)や冷性のハーブの粉を水で溶いたもの、ローズウオーターをコットンやガーゼに浸し、しばらく置きます。ギーの甘い香りやローズウオーターの香りに癒やされ、クールダウンできますよ。
ミルクのシロダーラー(頭部に液体を垂らすトリートメント)もおすすめ。ミルクが額から頭部につたっていき、頭部の余分な熱を取り去り、目もスッキリします。
夜は、月見を楽しみましょう。月光は熱を鎮める働きがあるとアーユルヴェーダでは言われていますが、体を冷やし過ぎないように気をつけてくださいね。
アーユルヴェーダのトリートメントの一つ「シロダーラー」
みなさまが残暑を心穏やかに過ごせますように。
株式会社 i-PLANA
代表 知念伽央梨さん
・米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携 Ayur Vedic Medicine Practitioner
・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー
i-PLANA(アイプラーナ)
080-6495-6549
メール/iplana.ayurveda@gmail.com