「コートとかバスキアとか手作りサラダ」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2019年12月6日更新

「コートとかバスキアとか手作りサラダ」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.61」


コートとかバスキアとか手作りサラダ

 温暖化の影響もあってか久しくコートを買っていない。
ここ数年は5〜6年前に購入したカジュアルなカーキ色のモッズコートが私の冬の定番となっていて、かなり寒いと感じると黒のダウンを引っ張り出して着ている。この季節、クリスマスイルミネーション輝く街には、少しくらい空気がヒンヤリしていると年末気分も上がるのですが“今年も暖冬”の声に、さすがに冬の定番の厚手のニットやロングブーツはまだ出していません。
12月ですが、皆さんの冬支度はいかがですか?

 コートは毎年買わないアイテム。沖縄では袖を通す機会が少ないので県外に比べたら、同じコートを数年着ているのは当たり前かなって勝手に思っています。それでも毎年の流行やトレンドは気になるのでファッション誌をめくっては、今年のコートをチェック。ロングやハーフというシルエット、ウールやダウンという素材に人気のカラーやデザイン。冬の装いは見ていると温かい気分になるから不思議。



 学生時代「コート」は憧れのアイテムでした。
アイビー全盛の頃高校生だった私にとって、金ボタンのダブルのPコートはトレンディードラマに出てくる主役が着こなすファッションでまさに都会の象徴。漫画で知って憧れていたのはフードの付いたダッフルコート。漁師のコートとして着用されていたダッフルコートはフロントにボタンでなく「うき」をモチーフにしたトグルという留めがあって、なんておしゃれなんだろうと、いつか制服のうえにダッフルコート羽織って国際通りを歩くのが夢でした。
「憧れのファッションがある」って幸せだったなぁと改めて思う今日このごろです。

 
 
秋晴れのある日、話題の「バスキア展」に駆け込んだ。
会場もオシャレな人が多く、絵の前でパフォーマンスしている人や立ち止まって物思いにふけっている人、展示空間全体がバスキアに影響されていた。そんな熱気あふれる会場でバスキアの絵画は強力な存在感を放っていた。フレキシブルなスタイル。80年代のNYの空気をキャンバスに描いたバスキア。そういえば彼もロングコートを羽織って、颯爽(さっそう)と街を歩いてはストリートを自分のアトリエにしていた。そんなことを思いながらの帰り道、東京タワーがクリスマスツリーのように輝いていた。
時はあっという間に過ぎてゆく。
日々の生活で忘れかけていた何かをアートはいつも呼び起こしてくれる。







友人宅で手作りの一皿を持ち寄ってのクリスマスパーティー。
私は柿とマッシュルームのサラダを作った。遠くの友人から届いた蜜入りの林檎(りんご)も持参。母から教わったりんごの輪切りで盛り上がる。
簡単なメニューだけどみんなが感想を言い合って「おいしい」と言ってくれる。その笑顔がうれしい。
 ラジオを聞きながらサラダを作る、友人宅までの道のり。テーブルをかこんで飲んだり食べたりたわいないおしゃべり。星を眺めながら帰宅。すべてがいとおしい瞬間だ。



取るに足らないささやかなこと。
毎日はそのつみ重ね。
そしてたくさんの愛情に支えられて今日はある。

また新しい一年が始まりますね。
皆さんにとって、健康で笑顔にあふれる一年でありますように。


 

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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