「くとぅば・なーじむん(言葉のお土産)」|金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

金城真知子

2018年9月10日更新

「くとぅば・なーじむん(言葉のお土産)」|金城真知子のコラム

温かさと優しさにあふれたウチナーグチ。金城真知子の「ほっとする沖縄方言」を綴ります。(vol.05)

〜 夏休みが終わり 〜

子供たちの長い〜〜い夏休みが終わり、ようやく9月に突入!
「いってらっしゃ〜い!」と学校へ送りだし、大好きなコーヒーを入れパソコンの電源を入れる。あ、まだ温かいうちにコーヒーを飲み切る事が出来た!たったそれだけの事で、なんだかとてもうれしくなり、おかわりのコーヒーをゆっくり注ぐ。その間、冷めきったコーヒーを流し込んでいた数十日を振り返る。。。
 休憩の為のホットコーヒーのハズが、飲み終わる前に「マーマーちょっと来て〜」と呼ばれたり「だって〜ニーニーが悪いんだのに」など、子供たちの小さな争い事の仲裁に入ってきた夏休み。。。
1人時間って、なんてぜいたくなんだろう・・・そう思いつつも、この夏休みがあったおかげで「自分時間」がもてる事への感謝もうまれてきた。
世の中のお父さん・お母さん、夏休み、本当にお疲れさまでした(^^)
さ〜、長すぎた前置きはここまでにして、今日のコラムは『くとぅば・なーじむん(言葉のお土産)』という、私の大好きなウチナーグチである。


 

〜〜〜 くとぅば・なーじむんの師匠 〜〜〜


『くとぅば・なーじむん』という言葉を教えてくださったのは、今も現役のラジオパーソナリティーで『民謡でちゅーがなびら』を担当されている上原直彦さん。「沖縄の生き字引」とも思える程、文化・芸能に精通している直彦さんは、旅行も大好きなお方で、日本各地、いろいろな場所を巡っては、旅先でのエピソードを話してくれる。
 いつも生き生きして語ってくれたのは「この土地では、これを○○っていう風に言うらしいんだよー。」と、その土地で使われている「言葉」の話。どうしてこんなふうに言われるようになったのか、理由や背景まで聞かせてくれるものだから、同行していない私たちまで、現地に行った気分になってワクワクしてくる。まさに「言葉のお土産」である。

そして、最近また私に「言葉のお土産」をくださったのが、ラジオの先輩でもある松川守さん。お仕事で世界中を飛び回り、さまざまな場所や人のコーディネートをしている方なので「言葉のお土産」は、それこそワールドワイド!
 先日お会いした時には、英語の話題の中で「ネイティブみたいに流ちょうに話す人の方が、世界ではむしろ少数派なんだから!」インド人なら、ベトナム人なら、そしてシンガポール人だったら。。。など、アジアを例に話してくれた。
 同じ「英語」のハズなのに、その土地ごとに特徴があって少しずつ違っている事。日本人だと、それを「なまっている」とか「完璧な英語じゃない」とか思っちゃうかもしれないけれど「この土地では、こんなふうに言うんだ」って、自分の頭の辞書に追加して、それを使ったらいいだけなんだよ〜!と言うのだ。
 

〜〜〜 言葉を大事にする事は 〜〜〜


お二人に共通しているのは「相手の使っている言葉を大事にする」という事。
例えば、沖縄でライブをするアーティストが、ステージ上で「ハイサイ!」と言ってトークを始めたら、ひとこと目からすごく心が弾む!ぐっと距離が近づいた感じがして、そのアーティストをもっともっと好きになってしまう!
言葉には、そんなパワーがある!
 その時に「初めてだから、発音がちゃんと出来てないハズ・・・」とちゅうちょして、何も言わないよりも、イントネーションが多少ずれた「ハイサイ!」を聞ける方が断然うれしい。もしかしたら中には「女性はハイタイっていうんですよ〜」と教えてくれる人が出てくるかもしれない。交流が深まる瞬間で、その方が「ハイタイ!」を持ち帰って誰かに話したら、りっぱな『くぅとぅば・なーじむん(言葉のお土産)』である。
 
 『くぅとぅば・なーじむん』

うれしい事に「言葉のお土産」は、どんなに大量に持ち帰ったとしても、飛行場で「超過料金」を取られる事はないし、税関で引っかかる事もない(^^)旅をしなくたって、沖縄にもたくさんの「なーじむん」が転がっている。
 出身が違う時、世代が違う時「自分の中にない言葉」と出会った瞬間をワクワクと楽しむ事ができたら、きっと心も豊かになる。
これからも先輩方を見習って、たくさんの『くぅとぅば・なーじむん』を探しに行こう。

(つづく)





金城真知子さんのコラム[カテゴリー:子育て 大人女子を応援]
ほっとする沖縄方言 vol.05
 

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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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