小満芒種の季節にユーミンの深海の街ツアーがやってきた|本村ひろみさんのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2022年6月10日更新

小満芒種の季節にユーミンの深海の街ツアーがやってきた|本村ひろみさんのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.91」

雷が鳴り響き、景色が真っ白く霞むほど雨が降った5月の締めくくりから6月の最初の週。私は天に向かって毎日祈っていた。
「穏やかな天気に早くもどりますように」と。
ユーミンのライブが6月最初の週末に開催予定だったからだ。
 
ユーミンの沖縄公演は2017年のライブ以来で5年ぶりの開催。
コロナ禍のなか、ミュージシャンの中でいち早く全国ツアーを発表し、感染症対策万全でスタートしたのが昨年の9月。その時沖縄はまだ緊急事態宣言下だった。ユーミンのツアー日程に沖縄コンベンションセンター劇場の文字を見て胸を弾ませたのと同時に一抹の不安も胸をよぎった。そしてなかなか減少しない感染者数。無事にライブが開催されますようにと願いを強くした。


 
ライブ前日の6月3日までは空から力強く雨が降っていた。
夕方頃、雲の切れ間にうすーい水色の空がみえた。
ヨシヨシ! と、ひとりうなずき、ありがとうとつぶやいた。
 


6月4日土曜日 曇り時々小雨
入場時間前にはすでに多くの人がコンベンションセンター劇場棟前に集まっていた。
「深海の街ツアー沖縄公演」
マスクのうえにフェイスシールド着用でライブを見る。
いつもならダンサーも多く出演するユーミンのステージ。感染対策のために演奏者のみの最少人数に絞られて、でもそんなことを感じさせないくらい魅せてくれるパフォーマンスと演出だった。
幅広い年齢層の客席。
私の前の席は大学生風の男女が6人、おそろいのツアーTシャツ着て声援する姿に20代の頃の自分を思い出した。あの頃からユーミンは変わっていない。ずっと私たちに夢をみせてくれて元気を与えてくれる存在なのだ。
 
6月5日日曜日 風が少し強いけど天気は晴れ
ユーミンのオフィシャルインスタグラムに“本日、晴れました”のコメントを添えて、コンベンションセンター劇場棟の上の階のテラスから宜野湾の海を眺めるユーミンの姿が投稿された。うれしそうに(私にはそう見えた)潮風を受けながら海を見つめるユーミン。ファンはきっと青空に有ありがとうって思ったはず。
もちろんその夜のライブも熱く心震えるものだった。
深い紫がかった青に彩られたステージは梅雨のこの季節にピッタリだった。
 


週明け月曜日。
祭りのあとの静けさ。沖縄はふたたび深海のような色彩に包まれている。
耳の奥にライブの余韻を残しながら日常が戻ってきた。
玄関の紫陽花も可愛いピンク色で誇らしげに咲いている。
 


ところで先日ヤンバルの「よへなあじさい園」に出かけたとき、向かう途中のカタブイが新緑に降り注いでいた。葉先の雨粒が雨上がりに輝いている。
「青梅雨」
この季節、木々の葉に降る雨のことを表す季語。
美しい風景とシアワセな音楽で幕開けした6月です。

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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