「ライブのポテンシャル」|本村ひろみのコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

本村ひろみ

2021年10月5日更新

「ライブのポテンシャル」|本村ひろみのコラム

フリーパーソナリティーの本村ひろみさんが、暮らしを楽しむアンテナを巡らせて日々の沖縄・風景をレポートします。fun okinawaコラム「おきなわ暮らし散歩 Vol.83」

ユーミンの深海の街ツアーがスタートした。
このご時世、期待だけではなく一抹の不安も抱え、さまざまな思いが交錯するなか横須賀芸術劇場へと向かった。
入り口で検温と消毒。フェィスシールドを渡され、マスク着用のうえにフェィスシールドを装着。満席の会場を見渡してドキドキしながら開演を待った。
待ちわびたユーミンの登場とともに、涙腺崩壊。光りに包まれた姿に会場のみんなが総立ちになった。そこからは声こそは出せないけど気分ノリノリであっという間の時間だった。新旧のアイデアを織り交ぜた演出に進化し続けているユーミン。とにかくしびれました。



行って良かった!
すべての不安を打ち消すくらいの感動がそこにはありました。
久しぶりに味わう高揚感は間違いなく免疫力をあげ、ここ1年半のなかで味わったいろんな負の感情も見事にかき消してくれた。コンサート会場から出たら台風16号の影響で小雨交じりだったものの、力強く湧き上がる感情に都会の夜景が一層輝いて見えた。ツアータイトルのような深海の街。未来はまだ霧の中だけど、少しずつ視界が開けていく感じ。希望の兆し。ライブのポテンシャルは計り知れないって思った10月のスタートです。







暦のうえでは秋なのに、日中の暑さには目まいを感じるほど。
バス停で見上げる雲ひとつない透き通った空の青にもクラクラ。
汗を拭うため眼鏡をとってマスクを外す。ペットボトルのお茶を飲む行為ひとつでも、なんだか両手がモノでいっぱいになる。なので今年はOKICAや携帯、眼鏡、マスクのどれかにチェーンを付けて首からぶら下げている。今は眼鏡とマスクチェーンはビーズで作られたかわいいものが雑貨屋さんで売っている。これって、去年はあまり目にしなかったような気がするんですが。おしゃれにスッキリと首から下げる便利なチェーン。需要があるところにちゃんと供給はあるんですね。



ユーミンの歌にこんな一節がある.

“本当の光に満ちてたころが
いつかを知るのは過ぎ去ったあと”
(何もなかったように)



私たちは十分に失われたものの存在の大きさに気付かされた。
後戻りしないよう、これからの日々を過ごしてゆきたい。

本村ひろみ

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ロマンチストなラジオDJ
那覇市出身。清泉女子大学卒業、沖縄県立芸術大学 造形芸術研究科修了。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「We love yuming2(毎週 日曜日 19時~20時)」でパーソナリティーを務める。

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