【10月17日は沖縄そばの日】家でも作りやすいレシピを紹介 沖縄そばの豆知識も|ごちそうレシピ

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10月17日は「沖縄そばの日」! 自宅でも作りやすい「沖縄そば」のレシピを紹介します。ほかにも沖縄そばの日を制定した「沖縄生麺協同組合」に、沖縄そばの起源や沖縄そばの日誕生の理由などを答えてもらいました。(講師/名嘉裕子 松本料理学院講師)

あっさりしているがコクのある「そばだし」 調理目安時間:120〜180分

材料(5人分)

豚の骨(背・腰・尻尾)…1.5~2キログラム
水…たっぷりかぶるほど

豚だし…6カップ
かつおだし…1カップ
塩…小さじ2と1/2前後
しょうゆ…少々

作り方

1 豚の骨(背と腰の骨、尻尾)は、熱湯できれいに洗い、たっぷりかぶるほどの水を入れて火にかける。沸騰してきたらあくをすくい取り、そのあと中火を弱火にして、2~3時間ゆっくり煮る(途中何度もあくを取りながら2分の1量になるまで煮る)。

2 1の豚だしを6カップこして鍋に入れ、かつおだしを加えて強火にかける。塩、しょうゆを加え、やや濃いめの味に仕立てる。

打ちたてを味わう「手打ち麺」 調理目安時間:40分(生地をねかせる時間を除く)

材料(5人分)

強力粉…500グラム

[かん水]
重曹…小さじ1
塩…小さじ2
卵…1個
水…215ミリリットル

打ち粉(片栗粉)…適量
サラダ油…適量

作り方

1 小さなボウルに重曹、塩、卵を入れて溶き、水を2~3回に分けて混ぜ入れる。

2 大きなボウルに強力粉を入れ、1のかん水を数回に分けて加え=写真、10分くらいこねる。

3 2の表面がしっとりまとまったら、生地を丸くまとめて=写真=ビニール袋に入れ、1時間~1時間半ねかす。(※ねかしが足りないと麺棒でのばしにくく、ゆでたときに切れやすくなる)

4 3の生地を4等分にし、打ち粉をしながら厚さ1~2ミリの長方形に伸ばす=写真。

5 4の麺にまんべんなく打ち粉をまぶし、4~8つ折りにたたむ(折り目にもしっかり打ち粉をまぶす)。2~4ミリ幅に切り、更に打ち粉をしてよくほぐしておく。

6 大きめの深い鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩ひとつまみ入れ、麺についている打ち粉を落として1分~1分30秒ゆでる。

7 6をざるに取って水気をきり、サラダ油をまぶして急いで冷ましておく=写真。

そばと三枚肉の煮付けの相性を味わう「具材・仕上げ」調理目安時間:15分(豚肉をゆでる時間を除く)

材料(5人分)

豚三枚肉…200グラム
泡盛…大さじ3
砂糖…大さじ2~3
しょうゆ…大さじ3

棒かまぼこ…10切れ
わけぎ…適量
紅ショウガ…少々
唐辛子の泡盛漬(コーレーグス)…適宜

作り方

1 豚三枚肉はゆでて幅5~6センチの厚さ5ミリに切り、泡盛、砂糖、しょうゆを煮立てた中に入れ、つやが出るまで煮る=写真。

2 棒かまぼこはひと口大の斜め薄切りにし、わけぎは小口切りにする=写真。

3 深めの器に熱湯を通したそばを盛りつけ、そばだしを注ぎ、豚三枚肉、かまぼこ、薬味用のネギ、紅ショウガを盛りつけて熱いうちに供する。
★ 好みでコーレーグスを少量かけて供する。

沖縄生麺協同組合に聞く一問一答

-沖縄そばの起源は?
沖縄そばは、小麦粉にかん水を加えて作る沖縄固有の麺で、原料と製法から中華麺に分類されます。起源については諸説ありますが、中国にある「琉球交流史」には、1534年に「粉湯(中国語で、汁そばの意味)」を献上したとあり、これが原形だという説もあります。

当時は王族、貴族の食べ物でしたが、明治時代には富裕層にも広がりました。戦後には庶民へも普及し、各地域でさまざまな沖縄そばが作られる要因となりました。

-沖縄生麺協同組合とは?
沖縄そばやラーメン、餃子の皮を製造する県内の21社で組織された組合です。沖縄そばの味や製法、歴史を次の世代に受け継ぎ、県内外に広く普及させるため、沖縄そば作り教室や展示、「10月17日 沖縄そばの日フェスタ」などを開催しています。今年も16日(金)と17日(土)に那覇中央郵便局で行いますので、ぜひお越しください!

-「沖縄そばの日」はなぜ10月17日?
1976年、公正取引委員会から組合に「蕎麦(そば)粉を全く使っていない沖縄そばは、『そば』と表示できない」と指摘がありました。当時はそばという名称を使うなら、原料に蕎麦粉を3割以上使うことが条件だったためです。県民に長く親しまれてきた「沖縄そば」が使えなくなる恐れがありました。

この事態に声を上げたのが、当時組合の理事長だった𡈽肥健一(どひけんいち)氏らです。東京に足を運び、数カ月にわたって交渉を重ねた結果、77年に県内に限って名称の使用が認められました。

県外でも「沖縄そば」と使えるように交渉を続ける中で生まれたのが、「本場沖縄そば」を特殊名称として登録する案です。この案が採用され、78年の10月17日に「さぬき名産うどん」や「本場出雲そば」などに続いて7番目に「本場沖縄そば」が認められました。その後、87年に県外移出の正式な認可を受け、県外市場への本格的な参入が始まりました。当組合はこれを記念し、97年に10月17日を「沖縄そばの日」と定めました。普段何げなく使っている名前には、沖縄の食文化を守ろうとした人たちの思いと努力が込められています。

-「沖縄そば」のその後は?
2006年に、地域ブランドの保護や地域経済の活性化を目的とする「地域団体商標制度」が導入されました。同年に「沖縄そば」が商標登録され、当組合が権利を持っています。

近年、観光客の増加とともに沖縄そばの模造品・模倣品が増えています。当組合は沖縄そばを「小麦粉を使用した沖縄県産のそばのめん」と定義し、模倣品の対策に取り組んでいます。これからも本場の味と伝統を継承し、沖縄そばの品質と信頼を守っていきます。

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毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」ごちそうレシピ
第2044号(2026年10月15日発行)より転載