5千年の歴史があるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」を知念伽央梨さん(i-PLANA代表)が紹介します。今回は「アーユルヴェーダの夏のケア」について。
ダイエット中にもお勧め
梅雨があけ、本格的な夏到来です。早くも「夏バテしそう」という声が聞こえていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
熱がこもりやすくなる7月は、身体の余分な熱を冷ます「冷性」の性質をもつ夏野菜を程よく取ることを意識しています。
私は料理に使う油も夏に合わせて冷性のギー、ココナツオイルを食用として使います。
ギーとは、バターからつくる純度の高いオイルです。食塩不使用のバターを加熱後、濾(こ)すことで、バターに含まれる水分やタンパク質、その他の不純物を取り除きます。そうすることで、ほぼ脂質の純度の高いオイルになります。
ギーに含まれる飽和脂肪酸(中鎖脂肪酸)はほかの脂肪酸と違って肝臓で素早く分解されるため、脂肪として蓄えられることが少なく、ダイエット中にも勧められるオイルです。もちろん、取り過ぎは勧められません。

上質な油「ギー」を使った料理とスイーツ
目周りのケアにも
食事以外にも活用できるのがギー。その一つに目のケアがあります。
▼疲れ目に
目を閉じてまぶたや目の周りにギーを塗り、約10分放置。夏の熱気やPC作業などで疲れた目をクールダウンしてくれます。
▼目の周りのシワ対策
優れた保湿力で気になるシワのケアが出来ます。目の周りのシワが気になるところにギーを塗り、15分くらいしたら洗顔して落としてくださいね。
短い昼寝で疲労回復
7月におすすめのアーユルヴェーダの過ごし方として、まずは苦み、渋み、甘みを持つ食材や、ゴーヤーやオクラなどの夏野菜を食べること。体の中の熱のバランスが整います。
運動や散歩、農作業は、気温が高くなる日中を避け、早朝や夕方の涼しい時間帯がおすすめです。
暑いと体の疲労が増すため、しっかり睡眠を取ることも大切。通常は昼寝をすすめないアーユルヴェーダですが、夏の疲労時は心身を休めるために短めの昼寝をし、夜、早い時間に眠りにつくことで疲れを効率よく回復することができます。午後10時に就寝するのが理想的です。
今年の夏はできることからアーユルヴェーダの智慧を取り入れ、爽やかに過ごしましょう。
インフォメーション
◆「アーユルヴェーダカフェ」
〈日時〉2026年8月21日(金)午前11時~午後2時
〈内容〉
・ギーを使った料理とスイーツ
・ギーを使ったセルフケア
・ギーを使った料理やスイーツを試食
山に生える牧草のみを食べて育った牛のミルクから作られたバター「グラスフェットバター」からギーをつくります。
〈場所〉沖縄県北中城村美崎
〈料金〉3500円(税込み)
〈定員〉6人(先着順)
《問い合わせ・申し込み》電話 090(1946)9030
監修者プロフィル

(株)i-PLANA代表 知念伽央梨さん
米国補完医療大学AUCM、グジャラートアーユルヴェーダ提携AyurVedicMedicinePractitioner・日本アーユルヴェーダヘルスカウンセラー、琉球料理伝承人
毎週木曜日発行「週刊ほ〜むぷらざ」心も体も健康に 沖縄アーユルヴェーダ(121)
第2030号(2026年7月9日発行)から転載