[ぶら~りまちある記]海や森に囲まれた「てんぷす」の村|宜野座村漢那|fun okinawa~ほーむぷらざ~

沖縄で暮らす・食べる
遊ぶ・キレイになる。
fun okinawa 〜ほーむぷらざ〜

沖縄の魅力|スマイリー矯正歯科

わたしらしく

特集

2019年10月31日更新

[ぶら~りまちある記]海や森に囲まれた「てんぷす」の村|宜野座村漢那

ぶら~りまちある記[3]
涼しくなり外出するのにちょうどいいシーズンが到来! 海や森に囲まれ沖縄本島の真ん中に位置し「てんぷす・宜野座」とも呼ばれる宜野座村。食や遊び、体験、買い物などが楽しめる施設を中心に多彩なスポットが点在する漢那地区を歩いた。



家族連れに人気の道の駅をはじめ、食事どころや工房、史跡など、見どころが満載の宜野座村漢那地区。親子で散策するのにもおすすめ。新たな発見に出合えるはずだ。

宜野座村のイメージキャラクター・ぎ〜のくん


 宜野座村漢那地区 
 


史跡巡り歴史学ぶ 遊び、食べ、見る

2018年4月にリニューアルオープンした、道の駅「ぎのざ」。施設内には公園や食事どころ、市場などがあり、多くの客でにぎわう。村のイメージキャラクター「ぎ~のくん」がモニュメントになった大型遊具がインパクト大の「ぎ~のくん広場」や深さ10センチの水遊び広場では、満面の笑みで走り回ったり、飛び跳ねたりする子どもたちの姿が見られた。

国道(329号)側に目をやると海が広がっていて、漁港方面へと歩く。潮風が心地よく、漢那漁港を横目に前進すると、「漢那児童公園」に到着。「アーアァー」と声を上げターザンロープで遊ぶ親子の姿が。父親も童心に返って楽しむ姿に思わず笑みがこぼれる。公園の隣は漢那ビーチ。白い砂浜と青い海とのコントラストがビューティフル!

近くには「かりゆしカンナタラソラグーナ」があり、海水を利用したジャグジーや運動浴プール、サウナなどが楽しめる。施設内のレストラン「暖琉満菜」でランチタイム。肉や野菜とバランスのいい食事に力も湧いてくる。

パワーをチャージしたところで、集落内を歩くと、緑色の屋根と芭蕉の木々が目を引く「鈴木芭蕉布工房」を発見。施設内では芭蕉布を使った小物や帯などを製作・販売している。職人の技を間近に見ることができる。


道の駅「ぎのざ」


道の駅「ぎのざ」は、親子でいろいろと楽しめる人気のスポット。すべり台やトランポリンなどが配置された大型遊具(左)や水深10センチの水遊び広場(上)、食事やスイーツが楽しめる飲食店など多彩。そのほか、隣接する「未来ぎのざ」では、農産物を中心とした加工品やお土産品店、パーラーなどがある。
道の駅「ぎのざ」 098‐968‐8787



漢那ビーチ

緩やかなアーチ状に広がり、白い砂浜がきれいな漢那ビーチ。波も穏やかで透明度も高い。潮風が心地よく、眺めているだけでも癒やされる。
ハピネスマリン倶楽部 090‐3016‐2723



かりゆしカンナタラソラグーナ

「かりゆしカンナタラソラグーナ」は海洋資源を利用したタラソテラピーが好評。14種の海水ジャグジーに加え、サウナやプールなども完備。心身ともに癒やしを得られる。施設内レストラン「暖琉満菜」では、メイン2品にサラダ、スープ、ご飯、デザート付きの「よくばり定食」(1100円)を中心に地元の食材を使った多彩な料理が味わえる。
かりゆしカンナタラソラグーナ 098‐983‐2323



鈴木芭蕉布工房

伝統工芸の芭蕉布を生活に取り入れてほしいとブローチなどの小物をはじめ、着尺・帯などを製作し販売している。一品一品、手作業で行う品々は味わい深い。来店の際には事前連絡を。
鈴木芭蕉布工房 090‐9781‐7639





工房を後にし、国道に向け歩を進めるとすぐに「漢那区公民館」がある。近くには何やら赤い鳥居が。案内板によると村の文化財「漢那のお宮」で、太平洋戦争時、漢那から出征する青年がいつまでも無事なことを祈願したと言う。

公民館を出て国道をわたると緑が広がる公園、「ヨリアゲの森緑地公園」に到着。園内を散策すると、村の文化財で約800年~300年前の遺跡「漢那ウェーヌアタイ遺跡」や、宜野座村の水の発祥地とされている「ヒージャーガー」もある。当時の人々の営みの跡が残されている貴重で生活に欠かせない場所と考えると、神聖な気持ちになった。

公園を後に集落内を歩くことに。すると「祝女火の神」を祭った祠の「漢那ヌンドゥルチ」や祭祀用の建物「神アシャギ」なども点在しており、史跡を身近に見ることができる。きれいに周辺が整備されていることに村の歴史を後世に伝えたい、身近に感じてほしいという思いが感じられた。

国道に戻り、スタート地点の道の駅ぎのざを目指す。約1時間半の旅は、ちょうどいい運動にもなり、達成感も得られた。新スポットで遊び、おいしい食事をし、工房を見て、史跡にも触れることができ心も体も大満足だった。


史跡も点在

「漢那ヌンドゥルチ」。祝女殿内(ヌンドゥルチ)とは「祝女火の神」を祀った祠のこと。文化財になっている


「ヒージャーガー」は、古くから地域の大切な水源地。宜野座村の水道発祥の地で、古い貯水池が残されている


「漢那ウェーヌアタイ遺跡」は、グスク時代から琉球王府時代(13~18世紀)の遺跡。鍛冶場の跡や鍛冶に関する遺構や遺物が確認されている。県内では数少ない木製家型墓(いえがたぼ)が残っている


漢那区公民館の近くにある「漢那のお宮」は、地域の古い祭祀を考える上で大切な場所になっている村の文化財


 体験イベント開催! 
2019年11月1日、8日の金曜日に通常料金の半額で楽しめる体験イベントを開催。※数に限りあり。

【道の駅「ぎのざ」観光拠点施設で開催】
・朝ヨガ/参加料:1000円
・初めての氣質学コミュニケーション/
 参加料:1500円 ※11月1日は開催なし
・缶バッジ作り体験/参加料:250円
・島ぞうり彫り体験/参加料:1100円

【漢那ビーチ】
・SUP体験/参加料:1750円(45分)

【かりゆしカンナタラソラグーナ】
・タラソスパ体験/参加料:1200円 ※水着持参

そのほか、村内では「鍾乳洞探検」や「ネオ紅型ワークショップ」、「貝細工作り体験」あり。詳細は098‐968‐8787(道の駅「ぎのざ」/宜野座村観光協会)へ。参加料は半額料を記載。


編集/安里則哉
『週刊ほ〜むぷらざ』ぶら〜りまちある記[3]
第1683号 2019年10月31日掲載

特集

タグから記事を探す

この記事のキュレーター

スタッフ
安里則哉

これまでに書いた記事:816

編集者
日々、課題ばかりですが、取材ではできる限り、対象者の人間性が引き出せたらと思い、仕事に努めています。食べることが大好き。そのためダイエットにも力を入れたところですが、いまだ実現せず(笑)。

TOPへ戻る